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ビクター (Victor) (Victor (ビクター)) Everio GZ-HD6

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ビクター (Victor) (Victor (ビクター)) Everio GZ-HD6
パート 1



ビクター GZ-HD6 100% クローズアップ



キヤノン HF10 100%クローズアップ



動画性能 (8.0)
ビクター GZ-HD6は前の2代のハイビジョンEverioと同じ内部性能で、それぞれ総画素数57万画素(有効画素数53万画素)の1/5型3プログレッシブ CCDを搭載している。新機種を含むすべてのモデルにおいて、画像は1920 x 1080 プログレッシブで処理されている。しかし、画像はハードディスクに録画される前にインターレース1080iに(GZ-HD3の場合は、1440 x 1080iに)ダウンコンバートされている。GZ-HD5 とGZ-HD6のすばらしい新機能は、1080i を1080p に再コンバートしてHDMI 接続で出力できる点だ。この機能の詳細は「動画解像度」の章を参照してほしい。

この 3代目ハイビジョンEverioは、キヤノン HF10、パナソニック HDC-SD9、HDC-HS9、ソニー HDR-SR12などの3代目のAVCHDビデオカメラが厳しい競合相手になる。ソニー HDR-CX7はAVCHD2代目のモデルで昨年レビューしたのでそれを比較対照として扱った。このレビューの作成時に、これら3代目のビデオカメラもほ とんど手元にあったので、横並びにいくつかテストした。しかし、まずは我々の標準のラボ実験を見てみよう。

均一な3000ルクスでDSC Labs Chroma DuMondeカラーチャートを撮影した。GZ-HD6の色性能は、競合相手よりも鮮明で、それほど現実離れもしていない。この照明レベルでは、他のどの ビデオカメラよりも明るめにオート露出する。全体的なシャープさはそれほどでもなかった。比較のためには上の画像を見てほしい。すべてのハイビジョン同様 遠くから見ると画像はシャープに見えるが、近くで見ると輪郭がアンチエイリアスがかかりすぎているように見える。各画像に極度にズームすると、GZ- HD6は高コントラスト部分ではピクセルが変色する傾向がある。ほとんどの場合、黒い部分が青みがかってしまう。このカテゴリーの他のビデオカメラではこ のようなことはなかった。

残念ながら、GZ-HD6にはあまり色コントロール機能がついていない。これに比べてキヤノン HF10では彩度を上げたり下げたりすることができる。パナソニックとソニーにはこのような機能はついていない。しかし、GZ-HD6にはシャープネスの 調整機能があり、これでカメラ内でのシャープさを上げたり下げたりできる。これは多用し過ぎるべきではない調整機能の一つだ。下げすぎると、画像はピンぼ けのように見え、上げすぎると画像が粗く見える。同じ照明で撮影し、シャープネスをマイナス5(最小設定)に下げたところ、画像が台無しになったが、 シャープさをプラス5(最大設定)に上げるといくらかディテールを引き出すのに役立った。低照明では、これではノイズが多く出過ぎるが、明るい屋外では役 に立つかもしれない。

ラボの外では、様々な屋内、屋外撮影を行った。全般的には、ビクター GZ-HD6 の性能は良いといえるだろう。GZ-HD7同様、HD6は暖かめの色トーンを出す傾向があり、肌色やある環境下では良く見えるが、色は正確ではなく、彩度 を下げる機能や、色温度を調整する機能が搭載されることを望まざるをえない。

GZ-HD6の動きのレンダリングはとてもよく、走行中の車にほとんど残像感やゴーストが出なかった。明るい照明下では、3代目のAVCHD ビデオカメラのほとんどでも同様であった。ラボのチャートからも分かったように、極度のコントラストがある部分が時々変色することがあった。また、白飛び の問題が発生したり、オートフォーカスも早いとはいえない。パナソニック HDC-SD9が最も正確な色性能だが、画像が最も粗かった。

ビクター GZ-HD6 (クリックして詳細画像を開く)

キヤノン HF10(クリックして詳細画像を開く)

パナソニック HDC-SD9(クリックして詳細画像を開く)

最も強力な競合機種はキヤノン HF10で、今年の最優秀ビデオカメラの一つとしてリードをすでに取っている。全ての場面で、HF10はよりシャープな画像を映し、オート反応も速い。ま た、GZ-HD7同様HD6の画像は常にソフトな感じで、両カメラとも、日光下で鮮やかな色の彩度を上げすぎる傾向がある。また、キヤノン HF10には搭載されている彩度を上げ下げする機能がHD6にはない。

屋内撮影では、ソニー HDR-SR12(新しくオフィスに届いたばかりだ)と比較することもできた。80-150ルクスの中くらいの屋内照明ではビクター GZ-HD6は暗い粒子を 出してしまう傾向がある。ブロックノイズは、特に広範囲に同じ色が渡る部分で目立ってしまい、ピクセルの塊 が目立つ。ソニー HDR-SR12では全体的により明るいが、まだまだ粗く、色の彩度が高くなりすぎ、オートホワイトバランスがそれほど上手く調節されていない。キヤノン HF10はSR12と同じくらい明るいが、より健全な色バランスである。しかし、これもまた、非常に粗い。

ビクター GZ-HD6 (クリックして詳細画像を開く)

キヤノン HF10 (クリックして詳細画像を開く)

ソニー HDR-SR12 (クリックして詳細画像を開く)

前景が明るい場面で暗い角の場面を撮影する場合、ビクター GZ-HD6 はソニー HDR-SR12 や キヤノン HF10ほど良くなく、この特定のショットではソニーが最もよかった。

ビクター HD6は照明が非常に暗い部屋では機能することができずに、部屋の大部分が完璧に真っ黒になってしまった。気をつけなければいけないのは、液晶画面では実 際録画されたものより多くのディテールが表示されていたということだ。ソニー HDR-SR12 は暗い場所での感度では最も優れていたが、多くのノイズが出てしまった。ソニーの最大の問題は、ビデオカメラがフォーカスをあわせられなかったということ で、フォーカスが常に前景と中景の間で揺れ動いてしまった。

まとめると、ビクター GZ-HD6は十分な照明があるときの性能は良く、このような環境では、疑いなくハイビジョンビデオカメラだと呼べるだろう。しかし残念なことに、最新の AVCHDビデオカメラのほうが勝っている。GZ-HD6が色温度を暖かくしすぎてしまうことと常に画像がソフトになってしまうことで、AVCHD機の シャープさと正確性に見劣りがしてしまう。

動画解像度 (17.19)
GZ-HD7のビデオ解像度は、DSC Labsビデオ解像度チャートを撮り、その映像をハイビジョンモニターで見てテストした。通常のテストの延長として、ここでは複数の結果を示しておく。

GZ-HD6に関するビクターのプレスリリースをある程度読んでいれば、このビデオカメラは1080/60P で動画を出力することができるということは知っているだろう。これは事実だが、少し説明が必要だ。このビデオカメラでは、動画をプログレッシブに記録する 3CCDを採用しており、そのままプログレッシブで処理される。ビデオはハードディスクに記録される前に、インターレース にコンバートされる。しかし、再生のためにプログレッシブに再コンバートすることができる。(そのためには接続にHDMI ケーブルが必要だが)

これを作動するには、メインメニューより出力設定からHDMI 出力メニューに行く。オート1とオート2という二つの適切なオプションがある。オート2設定は、HDDに録画された動画の単純なインターレース出力。オー ト1設定は、ビクターのディスプレイ製品のGENESSAプロセッサーと同様のコンバーターを利用してインターレースからプログレッシブに変換する。お持 ちのハイビジョンTV にプログレッシブ 再生がない場合、設定とは関係なく、ビデオはいつもインターレースになる。(よって、混乱を防ぐためにビクターはこれらをインターレースとプログレッシブ ではなく、オート1とオート2と名付けた。)

特に高コントラストや斜め線が入ったようなショットでは、プログレッシブ出力の改良された画質は、実感できるすばらしいものだった。当然のことに、 我々の解像度テストにどのような影響があるかに興味が集まった。

実は、この特定のテストで測定した解像度に改善は見られなかった。最高画質(FHDモード、1920 x 1080)で録画した場合、横方向の空間周波数は約625 lw/phで、縦方向の空間周波数は約550 lw/ph。これらのスコアはインターレースとプログレッシブ出力で全く同じだった。

以前のレビューでリクエストを受けたので、GZ-HD6の別の画質設定で、HDV規格と同一の1440x1080 CBRモードでも解像度テストを行った。この解像度は、予測されたように、1920 x 1080に比べるとやや低く、横方向の空間周波数は600 lw/phで、縦方向の空間周波数は500 lw/phであった。この部門の最終結果は1920 x 1080を基準にしている。もしスコアがCBRモードを基準にしていたとすれば、結果は15.0になっていたはずだ。

低照度性能 (2.76)
暗い場所での性能は3段階でテストされる。まず、均質な60ルクスと15ルクスでDSC Labs Chroma DuMondeカラーチャートを撮り、他のビデオカメラで撮った多数の同じ画像と比較する。

60ルクスでは、ビクター GZ-HD6は3000ルクスに比べてかなりの色情報を失ってしまう。以前のGZ-HD7 や GZ-HD3に比べて、画像はずっと暗い。これはビクターの新しいゲイン調整が関係するかもしれない。我々の基準では、いつもビクターのオート感度アップ 機能(AGC) をオンにしてこのチャートを撮ってきた。HD7とHD3ではAGCオンかオフの選択しかない。しかし、新しいGZ-HD6では、感度アップのサブメニュー に3つ目のオートというオプションがあり、これで、ゲインにおいて3段階のシステムを設けたことになる。切はオートゲインしないという意味で画像が非常に 暗くなる。AGCは真ん中の設定で、多くはないがいくらかのオートゲインが働く。オートが最も強く、感度を最大にするが、同時にノイズも最大に発生してし まう。過去のEverioでは、AGC設定は、今回の新しいオート設定と同等のようだ。 よって、GZ-HD6をAGCに設定すると、過去の型よりは感度はよくないが、 ノイズリダクションには優れている。複雑だと感じる方も多いだろうが、これらの設定の違いに関して取り扱い説明書にも書かれていないのだ。

比較して、キヤノンHF10はそれほど明るくはないが、画像は大分シャープに見える。パナソニック HDC-SD9はGZ-HD6に非常に似ている。

GZ-HD6 には、マニュアルのシャッタースピード調整も用意されている。下は、1/30のシャッタースピードの結果で、画質の改善はあってもごくわずかだ。ちなみ に、その下がAGC切の状態の画像だ。

15ルクスでは、小さな1/5型CCDの割には画像が実はかなり良い。画像はGZ-HD7くらい明るいが、ノイズは大幅に減少した。ビクターはよく やっているといえる。 キヤノン HF10はもっと明るいが、ノイズが多く、パナソニック HDC-SD9はビクター GZ-HD6よりもさらに暗い。

テストの第二段階は、感度を測る。DSC Labs チャートを撮り、ビデオカメラが最高で50 IRE(露出の単位)を出すまで少しずつ照明を暗くしていく。ビクター GZ-HD6は照明レベル23ルクスで 50 IRE を出した。これはGZ-HD3と同じくらいだが、17ルクスの照明で同じ露出度を出したGZ-HD7程はよくない。パナソニック HDC-SD9 はビクター GZ-HD6と同じくらいだ。キヤノン HF10が際立って優秀で、1080/60iのフレームレートでわずか10ルクス、1080/24P のフレームレートで4 ルクスであった。

低照明テストの第3段階目は、均一の 60 ルクス でX-Rite Color Checkerチャートを撮り、その画像をImatest イメージ ソフトウェアにエクスポートし、色の正確さ、ノイズ、 彩度を分析する。Imatestによると、ビクター GZ-HD6 はカラーエラー 9.3で、このレビューでこれまで取り上げたどのビデオカメラよりも優秀だ。ノイズは1.09%で、これはキヤノン HF10と同じくらいだがパナソニック HDC-SD9には及ばない。GZ-HD3と比べるとノイズは増えてしまった。最後に、60ルクスでの彩度は85.54%であった。

まとめると、ビクター GZ-HD6は暗い場所ではそれほど優秀ではない。過去の機種からはいくらか改善したが、キヤノン HF10、ソニー HDR-SR12などが採用する大きなチップに比べると、CCDが小さいという事実を克服するのは簡単ではない。

手ブレ補正 (8.9)
GZ-HD6の改良された光学式手ブレ補正(OIS)はここCamcorderinfo.com のラボでの新記録を出した。ビクターは、スピード1で75%、スピード2で50%の揺れ軽減を見せたGZ-HD7と比較して、GZ-HD6の光学式手ブレ 補正が75%も改善されたと主張しているが。実際に、GZ-HD6は、スピード1で85.71 %、スピード2で98.08%の揺れ軽減という結果を出し我々を仰天させた。これは75%の改善ではないが、十分すぎるほどで、市場で最も優秀な手ブレ補 正を搭載するビデオカメラだと言っても差し支えないだろう。

特注のシェイク・エミュレーターのスピード1と2の二つのスピードを使って手ブレ補正をテストした。スピード1は通常の手持ちの揺れを再現したもの で、スピード2は軽いジョギングをしながら手持ちで撮る場合の揺れに近い。皆さんが使用する際のビデオカメラの実際の揺れは、もっと広範囲の頻度と振幅に わたり、このテストは典型的な揺れを計算に入れたもので参考に値するとはいえ、ビデオカメラが経験する全ての種類の揺れを再現できている訳ではないのでご 了承いただきたい。

広角レンズ性能 (10.4)
我々は、垂直のレーザーを照射し、GZ-HD6の最大視野をテストした。GZ-HD6 の光学式手ブレ補正機能を無効にし、最大限にズームをもどして、三脚に搭載した。後に、真の広角値を得るために画像を外部モニターでチェックした。GZ- HD6の最大広角は52度で、GZ-HD7と同等だ。

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