-
06.音声機能/画像再生/接続機能
-
07.その他の機能
-
08.機種比較/総論
-
09.スペックと評点
ビクター (Victor) (Victor (ビクター)) Everio GZ-HD6

モードスイッチで動画モードと
静止画モードを切り替える。
オート操作 (5.0)
ビクター GZ-HD6では、オート機能においてGZ-HD3と比べて些細な改良を少し加えただけだ。人々がどれほどオート機能に頼っているかを考慮すると、これは 購入を決定する判断において大きな要因となるだろう。
オート露出はオート機能の中では最も速いが、平均2、3秒かかる。比較すると、ソニーHDR-SR12はほぼ瞬時で1、2秒しかかからなかった。ビ クターはGZ-HD3の芳しくなかったダイナミックレンジを改善したというが我々には大きな差はわからなかった。周りが明るい環境で暗いところを撮影する と、未だに、陰の部分にしっかりディテールを出すことができなかった。
オートフォーカスは、キヤノンの全ハイビジョンビデオカメラで使われているハイスピードAFほど速くないが、機能は果たしている。興味深いことに、 ビデオカメラがフルオートモードの時は、必要に応じて自動的にズームを調整してくれる。ピントがずれてしまう理由で一番多いのが、実はズームしすぎている からというのは事実で、ユーザーがこの二つの関連性を理解していないためにズームを引かないというわけだ。これはビクターとしては、理にかなったオート修 正機能だろう。
オートのホワイトバランスが最悪で、調整するのに10秒以上かかることもある。実際の撮影は意外な経験であった。急な場面変更などではじめて大きな 調整をしなければならないとき、例えば屋内の蛍光灯から屋外のくもりへの移動など、その調整時間は果てしなく長かったのだが、そのような調整を重ねるごと に、ビデオカメラがテンポラリーメモリに色温度を記録していっているかのように調整時間が短くなったのだ。
ビクターお決まりのナイト機能のナイトアイが用意されており、十字キーを左に押して作動するこのツールはトリッキーで注意が必要だ。もちろん、暗い ところでも色をよりきれいに映せるのだが、この機能はオートシャッタースピードを1/2秒まで下げているのだ。これではひどいブレが生じる。三脚を使っ て、しかも被写体に息を止めてもらわないといけない。ソニーはシャッタースピードが1/30と1/4 - 1/8に調整できる二つの新たなナイト撮影機能を搭載しており、こちらのほうがうまく機能する。
GZ-HD6 には一連の通常のワンタッチコントロールが用意されているが、オートモードを解除した上でしかアクセスできない。十字キーをどの方向に押しても1つまたは 複数の調整機能が作動され、初心者は混乱するかもしれない。いくつかに絞ってこのページの下記に解説していこう。

プログラムAEモード作動中
右方向に十字キーを押すと、ポートレート、スポーツ、スノー、スポットライト、夜景からなるプログラムAEモードが作動する。十字キーを上方向に押 すと逆光補正が作動し、もう一度上に押すと逆光補正が無効になり、スポット補正が作動する (詳細は下の「露出と絞り」の章を参照)。
マニュアル操作全般 (6.25)
ビクター はハイビジョンEverioシリーズではマニュアル操作を削ったりはしていない。最上位機種のGZ-HD7 は太いマニュアルフォーカスリングを搭載し最も強力だが、GZ-HD5/6 もなかなか良く、絞り優先、シャッタースピード優先、明るさ補正 (単純な露出調整ツール)、ホワイトバランス、すばらしいアシストツール付きのフォーカス、オートゲインのオン/オフ、シャープネス、 (前の章ですでに取り上げてきた) 一連のワンタッチ操作といった機能がある。
ほとんどのインターフェースは十字キーで行われ、液晶画面の外端という良い位置にある。十字キーをどこかの方向に押すと何かしらの機能が作動する。 HD6での撮影になれるまでは、間違ってこれらのどれかを押してしまってその機能が勝手に作動してしまうのにはストレスがたまるかもしれない。二つ目の ツール類は、ファンクションメニュー内にあり、これは十字キー下のファンクションボタンから作動する。ほとんどのマニュアル操作がここにある。しかし、頻 繁に撮影していくにつれ、使う機能のリストは減っていくはずだ。
手元にある必要がない他の操作はメインメニュー、つまり設定メニューにあり、これらは液晶対面部にあるメニューボタンからアクセスできる。ここに含 まれるのは、x.v.Color、画質設定、感度アップ等。
ビクター GZ-HD6の小さなズームレバー
ズーム (7.0)

ビクター GZ-HD6の上面には小さいが効果的なズームレバーがあり、これは人差し指より中指の方が使いやすい位置にある。適当に掴めるほどの十分な表面積もあ り、抵抗感も良い。最も遅いズーム速度は非常に遅く、ドラマチックなズームを好む人には最高だ。1倍から10倍まで20秒間かけて一定の速度でズームでき る。速いズームが必要な人は落胆するかもしれない。最も早いズームでも5秒程かかるからだ。キヤノンHF10はこれほどスムーズにズームできないが、最速 では2秒で最大ズームに達する。パナソニック HDC-SD9 も同じくらいだ。
ズームしている際に、ビデオカメラの画面上部にズーム倍率の目盛りと数値が表示される。
ズーム倍率 (10.0)
GZ-HD6の光学ズームは、ほとんどのコンシューマーハイビジョンビデオカメラ同様の10倍まで可能。 新しいキヤノンHF10は12倍まで可能。HD6のデジタルズームはメインメニューからアクセスし、40倍か200倍まで可能。
フォーカス (5.0)
GZ-HD6の兄弟機種のGZ-HD7のレビューでは、レンズ筒の大きなフォーカスリングのおかげでコンシューマー向けのビデオカメラの中では最も良いマ ニュアルフォーカスだとビクターを賞賛した。よりコンパクトなGZ-HD6では、フォーカスリングは削られてしまったが、もう一つのすばらしい要素である ビクター フォーカスアシスト機能は残されている。
ほとんどのハイビジョンビデオカメラには、何かしらのフォーカスアシストツールが 付いているが、中でもビクターのものが最も良いだろう。液晶対面部のフォーカスアシストボタンから作動されると、液晶の画像は白黒に変わり、それから フォーカスがあっている部分にピーキングがあてられる。この場合、ピーキングとはハイコントラスト部分に現れる色の付いたノイズだ。画像が白黒なので、色 ははっきりと目立ち、赤、緑、青に設定できる。HV20のHDV後継機種である キヤノン HV30では、今年ピーキングを追加したが、カラー画像であるため見づらい。すべてのキヤノンのハイビジョンビデオカメラには、被写体をより大きく見るこ とができるフォーカスアシストの瞬間ズーム機能がある。これも悪くはないが、ビクターのほうが良い。小さな文句を一つだけつけさせていただこう。これまで の前2世代のハイビジョンEverioは正面にフォーカスアシストボタンが搭載されていたのに、GZ-HD6ではたくさんのボタンに混じって液晶対面部に 移されてしまったということだ。

フォーカスアシスト作動中
ピーキングと白黒映像がお嫌いの場合も問題ない。フォーカスアシストなしでマニュアルフォーカスを作動するには、十字キーを押す。画面下に小さな人 と山のアイコンが表示される。その間で十字キーを左と右に押して調整できる。
露出と絞り (7.06)
ビクター GZ-HD6で露出を調整する方法は複数あるが、最も簡単な方法は、明るさ補正といいファンクションメニューの最初の項目にある。他のビデオカメラでは露 出と呼ばれるものと同じもので、このツールは、-6 から +6までの範囲があり、画像をより明るくしたり、暗くしたりする。用語等にまだ慣れていない初心者には便利だろう。しかし、画面に目盛りが表示されていれ ばより簡単だったのだが、実際には、作動されると左上の角に小さな数字が表示されるだけだ。調整をし、十字キーを押して「決定」すると、メニューに再度ア クセスしないと設定を変えられない。これは少し複雑すぎないだろうか?

二つ目の方法は、実は単なる改良された露出調整だ。十字キーを上に一度ではなく二度押し、スポット補正を作動する。これで画面中央に小さな赤いター ゲットが表示される。ターゲットは左右1スポットずつ動けるが、上下には動かない。ターゲットの中の部分により比重が重くおかれてオート露出調整される。
三つ目の方法は絞り優先だ。このモードでは、絞り値を選択するとビデオカメラが露出調整のために、自動的にシャッタースピードを調整する。絞り値に は、f/1.8、f/2.0、f/2.8、f/4.0、f/5.6、f/8.0がある。これは、設定値が少なく、調整の幅が限られてしまっている。キャノ ンもパナソニックもより多くの設定値を用意している。 一方、ソニーはどのコンシューマー向けビデオカメラにも絞り調整を用意していない。
シャッタースピード (6.45)
シャッタースピード優先機能は、ファンクションメニューのシャッタースピードモードで作動される。絞り優先の逆のこのモードでは、シャッタースピードを選 択するとビデオカメラは自動的に絞り値を変えることで調整する。設定には1/2、1/4、1/8、1/15、1/30、1/60、1/80、1/100、 1/250、1/500、1/1000、1/2000、1/4000がある。このビデオカメラは遅いシャッタースピードでの露出調整に関しては非常に優秀 で、1/2秒の設定でもきちんと露出があった映像を撮影してくれる。ただし、露出調整するのに15秒近くかかってしまったが。この操作の設定値の量はライ バル機種と同等だ。
ホワイトバランス (6.25)
ホワイトバランス設定もファンクションメニューにあり、ここでの設定は、オート、ワンタッチ、はれ、くもり、ハロゲンだ。前で説明したように、オートのホ ワイトバランス調整はあまりよくないため、これらオプションを使うことをお勧めする。ただし、ハロゲン照明以外の屋内環境はいくらでもあり、一般の屋内設 定がないことには驚かされた。
マニュアル調整を行うことは必要以上に複雑だ。ここでのインターフェースが十分に考えられているとは思えない。通常の他の機能は文字がハイライトさ れるまでスクロールし、十字キーを一度押すだけだ。ここでもそれで、調整ができたと思うかもしれないが、実際はできていない。代わりに、オプションの「ワ ンタッチ」のところでを十字キーを長押しする必要がある。ようやくアイコンが点滅し、色が調整される。一日中カメラを扱っている我々でも何度か試してよう やくできた。これでは初心者がかわいそうだ。

作動中のホワイトバランス操作
ゲイン (2.0)
コンシューマー向けビデオカメラの中でパナソニックの機種だけで、ゲインの調整ができる。しかし、従来のビクターでも、オートゲインコントロール (AGC)をオンにするかオフにするかという調整は可能だ。驚いたことに、GZ-HD6 ではこれにもう一つオプションが追加されたのだ。
AGCと切というゲインのオプションに追加して、オートという新しいオプションがある。しかし、待ってみよう。AGCがオートゲインコントロールを意味す るなら、オートとどう違うのだろうか?取扱説明書を見てみよう。・・・手がかり無し。実際、この取扱説明書はこのような突っ込んだ質問にはあまり役に立た ない。
そういうことで、我々はテストしてみた。わかった限りでは、オート設定では、AGC設定よりもゲインを高く調整できるようだ。ノイズを少なく抑えた いのであればAGCを使うほうが良いかもしれないが、初心者はオートモードに入れたままの方が良いかもしれない。
マニュアル操作その他 (4.0)
「シャープネス」 シャープネスの操作はファンクションメニューにあり、作動すると、画面下部分に-5 から +5の目盛りが表示される。理論上は、カメラ内のシャープニング機能、つまり輪郭のコントラスト強調調整機能をコントロールできる。実際には、この操作は 気をつけて扱った方が良いだろう。下げすぎると画像はぼけて見え、上げすぎるとノイズが多く出る。

作動中のシャープネス調整ツール
「カラーバー」 GZ-HD6では、お持ちのテレビモニタの色調節ができるようにHD SMPTE カラーバーを表示することができる。
「x.v.Color」 これはソニーがブランド化した名前で、新しいxvYCC色基準のことだ。これによって、より深く、正確 な色が表現できるが、まだまれなxvYCC対応のハイビジョンTVをお持ちでなければ、残念ながら、xvYCCで録画するのは無意味だ。また、古いケーブ ルは色をサポートできないので、HDMI 1.3 ケーブルをお忘れないように。
translation missing: ja, site, review, pg_header
最新ニュースとレビュー
-
2012/04/30
パナソニック HX-WA2 レビュー
パナソニックHX-WA2の外観を見ると思わず、「ザクティ」の名が口をついて出そうになるが、ザクティを製作していた三洋電機はパナソニックの子会社となったので、それはそれで自然なことだろう。 もっと読む
-
2012/03/30
パナソニック HC-X900M レビュー
パナソニックの2012年新型モデルHC-X900M は、昨年のフラッグシップHDC-TM750 の後継機に位置するモデルだ。外観のデザインも新しくなり、ニューモデルらしさを醸し出している。しかし内容を見てゆくと、HC-X900MはTM750 を踏襲したモデルであることがわかってくる。 もっと読む
ベスト"ビデオカメラ"
-
1
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-TM750
2010年は「アバター」をはじめとして、ハリウッドが3D映画を全面に押し出し、次々とヒットを飛ばした年だ。そして3D映像に対応したハイビジョンテ レビが続々と登場した。そしてパナソニックは世界初の3D 対応のビデオカメラとして HDC-TM750 、コンバージョンレンズVW-CLT1 を発表。というわけで、今回は興味津々のこのコンビをレビュー。. 全 16 パートのレビューを読む
カテゴリーフラッシュメモリー -
2
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF G10
キヤノンの新しいフラッグシップ機 iVIS HF G10 がそろそろ発売される頃。撮像センサーが一新されたことで低照度性能は飛躍的にあがったが、その他の機能はどうだろう。. 全 16 パートのレビューを読む
カテゴリーフラッシュメモリー -
3
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-TM900
高性能、高機能が非常に印象的だったパナソニック HDC-TM700/750 の後継機としてHDC-TM900 が北アメリカ市場でリリースされている。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー -
4
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HC-X900M
パナソニックの2012年新型モデルHC-X900M は、昨年のフラッグシップHDC-TM750 の後継機に位置するモデルだ。外観のデザインも新しくなり、ニューモデルらしさを醸し出している。しかし内容を見てゆくと、HC-X900MはTM750 を踏襲したモデルであることがわかってくる。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー -
5
ソニー (Sony) (Sony (ソニー)) HDR-TD10
ひと目で3D ビデオカメラだということが判るソニー Handycam HDR-TD10。3D 映像のほか、1920 x 1080 フルハイビジョン2D 映像を撮影することもできる。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー