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ビクター (Victor) (Victor (ビクター)) Everio GZ-HM400

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静止画機能

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再生機能と接続機能
ビクター (Victor) (Victor (ビクター)) Everio GZ-HM400
パート 8

使用感の概要



• 全体的には使いやすいビデオカメラ
• シーソー式のズームレバーや、調節ダイヤルは素晴らしいが、カメラの右側面のデザインは手に馴染みにくい
• 高性能な手ブレ補正機能と長時間持続のバッテリー
• EVFが搭載されていないので、撮影のモニターは液晶のみ
• メニュー構成はシンプルでわかりやすいが、そのかわりリストは長い


使いやすさ (6.0)

ビデオカメラとしてはGZ-HM400は、X900と非常によく似たカメラなのだが、実際に使ってみた感じとしてはHM400のほうが使いやすいようだ。 メニュー構成もHM400のほうが、シャッタースピードや絞調整機能などがカメラの本体に独立したボタンで操作されるようになっているため、幾分すっきり としている。人によっては混乱するかもしれないが、撮影中にこれらの機能を簡単に呼び出すことができるので、かなり機能的になったといえる。もちろんこれ はどのボタンがどこにあるかを覚えておけば、の話だが。

調節ダイヤルが採用されたことで、フォーカスや露出などを的確に操作できることが可能になった。どうしてもレーザータッチに馴染めない人などにも歓 迎されるだろう。レーザータッチオペレーションは確かにユニークな操作法ではあるが、使い方に慣れる必要がある。この点、調節ダイヤルは直感的に操作でき るので誰にでも使えるところが優れている。

GZ-HM400のオートモードは、特に目立つ「オートボタン」があるわけではないので、わかりにくいと感じる人もいるかもしれない。オート/マ ニュアルの切り替えは液晶画面の下にある右から2つ目のボタンで行われる。ほとんどのマニュアル操作はマニュアルモードからアクセスされるようになってい る。素晴らしいのは、マニュアルモードでも、使いたい設定機能だけをマニュアル設定し、他の機能はオートのままにしておくことができる、という点だ。

ボタンひとつでYouTubeにアップロードする機能や、iTuneに転送する機能は割とややこしい。この機能を使いたければ、撮影を始める前にあらかじめボタンを押しておかないと、使えないからだ。その辺が今ひとつ直感的でなく、ややこしく感じる理由だ。


使用感 (7.0)

GZ-HM400の右側面の形はちょっと変わっており、やや戸惑いを覚える。ちょうど中央部分が窪んでおり、なかなか持ちにくく、手にしっくりこな い。どんな風にカメラを持ち替えても、どうも快適とは言えないのだ。特にパナソニック HDC-TM300やキヤノン iVIS HF S11と比べると、違いは大きく感じられる。

内蔵マイクに指が当たりやすそう

この持ちにくさに加え、カメラを支える右手の小指が内蔵マイクのすぐそばになり、雑音の原因になりかねないので注意が必要。

GZ-HM400のハンドストラップは、あまり使い心地は今ひとつというところだった。もう少しクッションがあっても良いのではないだろうか。他の 比較テスト機のハンドストラップはもっと使い心地が良かった。しかし、そうは言ってもGZ-HM400の重量バランスが良いため、カメラを安定させるのは 難しくはない。また、カメラのマット仕上げも、指紋がつきにくいので良い。

ハンドストラップの使い心地が今ひとつ惜しい

シーソー式のズームレバーは非常に良い。GZ-HM400のズームレバーはこれまでで最も的確で快適な操作感を持っている。もちろん調節ダイヤルも忘れることはできない。このダイヤルでのマニュアル操作は直感的で、レーザータッチオペレーションのはるか上を行く。

GZ-HM400を手に構える

調節ダイヤルの素晴らしさは、単にダイヤルそのものの操作感の良さに留まらず、フォーカス、露出、シャッター速度、絞りなどのマニュアル操作をメ ニューで設定しなくて済み、より迅速でカメラ全体としての操作感をさらに高めている。ダイヤルのすぐ後ろにあるスイッチレバーでフォーカス/露出を調整、 絞りやシャッター速度はカメラ本体に備えられたボタンで操作することができる。また、ユーザーが自分で頻繁に使う機能を割り当て、すぐに呼び出せるユー ザーボタンも、非常に価値のある機能といえるだろう。



ハイアマチュア大歓迎の調節ダイヤル
絞り(A)、シャッター速度(S)、
ユーザー(U)ボタン

手ブレ補正 (7.53)

手ブレ補正機能のテスト結果は良好だった。カメラ自体の重量バランスが良く、安定させやすいこともおおいに一役買っているようだが、GZ- HM400に搭載された光学式の手ブレ補正機能の性能の良さは下の図に示されている。小さなブレのテストの場合、カメラの揺れは48%低減させた。しかし 大きなブレのテストではそれをさらに上回り、57%も揺れを低減させることができた。  (手ブレ補正テストの詳細)

ビクター Everio GZ-HM400手ブレ補正の実効値
小さなブレ(上)00%補正

大きなブレ(下)00%補正

図を見て興味深いのは、GZ-HM400は手ブレ補正機能を使わなくとも、かなり揺れが小さいことだ。図の青い線は手ブレ補正なしのカメラの揺れを 示し、オレンジ色の線は手ブレ補正をオンにした場合のカメラのブレを示している。HM400は手ブレ補正を使わなくとも、大きなブレのテストでもかなり安 定しており、カメラの重量バランスの良さを物語っている。ほとんどのビデオカメラではこうは行かない。下の動画はGZ-HM400の手ブレ補正機能の効果 を示すサンプル。


ビクター Everio GZ-HM400手ブレ補正機能の例
HD版はこちら

ビクターから登場した今年のビデオカメラの中では、GZ-X900と、GZ-HM400だけが光学式の手ブレ補正機能を搭載している。他は電子式の 手ブレ補正機能が搭載されている。GZ-HM400の手ブレ補正はX900よりも効果があった。やはり、大きめで重量バランスの良さが貢献しているよう だ。

手ブレ補正の得点比較


携帯性 (6.47)

GZ-HM400とGZ-X900の一番大きな違いは何かといえば、カメラ本体のサイズの違いだろう。フラッシュメモリ内蔵のビデオカメラとして は、GZ-HM400は市場でも最も大きなボディだといえる。しかし、それは一概に悪いことではない。手ブレ補正テストでも明らかになったとおり、GZ- HM400の重量バランスが良いために、カメラを安定させやすいのは良いことだ。ただ、残念なことにポケットに入れて持ち歩くわけにはいかないというわけ だ。やはり、小型のカメラバッグを用意した方が良いだろう。

GZ-HM400の重量はキヤノン iVIS HF S11 (500g)とほぼ同じで、パナソニック HDC-TM300はそれよりもかなり軽く、386gだ。これらのカメラはポケットの入れて歩けるようなサイズのカメラではないが、かといって一日中持ち 歩いてもそれほどストレスになるほどでもない。比較テスト機の中では当然GZ-X900が最も小型軽量ということになるが、機能面では他の比較テスト機ほ ど充実されておらず、内蔵メモリも搭載されていない。

重量と寸法
重量 バッテリー込みで485g
寸法 67 x 72 x 141mm

バッテリー使用時間 (8.15)

GZ-HMに付属しているバッテリー、はこれまでテストしてきたカメラの中でもずば抜けた持続時間を持っていた。テストの結果では2時間43分持続 することがわかったが、これはX-900に付属するバッテリーの2倍以上の持続時間だ。今年のHDビデオカメラのハイエンド機の中では、他のカメラに大き な差を付けている。キヤノンのHF S11やパナソニックのHDC-TM300よりも約1時間ほど長持ちする。これは大きい。 (バッテリー使用時間テストの詳細)

バッテリー使用時間の比較

2時間43分でも足りないという人のためには、さらに大容量のバッテリーもあるので、そちらをお勧めする。しかし同じバッテリーのスペアを購入するだけでも、悠々5時間は撮れるというたくましさだ。

長時間持続のバッテリー

液晶画面とビューファインダー (8.07)

GZ−HM400に搭載されている液晶モニターは解像度20.7万ピクセルの2.8型だ。270°回転させることができ、自分撮りをすることもで きる。解像度はもう少し高くても良いのではないかと思われるが、このままでも特に問題を感じることはない。液晶の明るさは11段階に設定が可能で、バック ライトは「明るい」、「標準」、「オート」に設定することができる。


2.8型液晶モニター

液晶、画面のすぐ左には、ビクターのビデオカメラの大きな特徴でもあるレーザータッチオペレーションのスライダーがある。GZ-HM400のスライ ダーは、段差がなく、モニター面とフラットだったX900のそれとはやや違っており、いくらか窪みを持たせてある。液晶パネルにあるボタンも、GZ- HM400は窪みがあるので、指先でボタンの位置が感知できるので、GZ-HM400のほうが使いやすいのではないだろうか。

ハイアマチュアの中にはGZ-HM400にEVF(電子ビューファインダー)が搭載されていないことに不満を覚える向きもあるかもしれない。ハイエ ンド機にEVFを搭載しないキヤノンやビクターは、これからの民生機にEVFは不要と判断したのかもしれない。ソニーとパナソニックは、それぞれのハイエ ンド機にはEVFが搭載されている。

メニュー (4.85)

ビクター Everio GZ-HM400のメニューは全てが1カ所に集まっており、その点では非常に理解しやすいところが使いやすくて良い。しかしその反面、メニューのサブメ ニューやリストは長くなるので、メニューをスクロールしなくてはならない。だから、できる限り素早く設定したい機能を呼び出したい場合、時間がかかるよう に感じるかもしれない。動画モードも静止画モードもメインメニューはほぼ同じで、マニュアル設定機能はリストのトップにあるのでわかりやすい。

マニュアル設定のメニューは液晶パネルにあるボタンでマニュアルモードに切り替えると表示される。マニュアル設定メニューは、GZ-HM400の場 合はフォーカス、露出、絞り、シャッター速度の設定操作がメニューではなく、それぞれ専用のボタンで呼び出せるので、すっきりとまとまっている。マニュア ル操作はメニューで設定するものだと思っていると、どこにもリストされていないので戸惑うかもしれないが、ボタンで設定機能を呼び出し、調節ダイヤルで設 定する方がはるかに迅速で能率的だ。


GZ-HM400で新搭載された機能に、ユーザーが使用頻度の多い機能を割り当てることができる「U」ボタンがある。やはり、メニューから選択することなしに直接機能を呼び出すことができるので重宝されるだろう。

メインメニューの一番下に行くと、表示設定メニュー、本体設定メニュー、接続メニュー、メディアメニューがリストされている。これらの設定は普段は それほど頻繁に使われることはない。液晶の明るさを変えたり、動画の出力設定、内蔵メモリかあるいはメモリカードを使うかを設定したりする場合に使われる メニューだ。しかし、どういうわけか連写モードやフォーカスアシストの色表示の設定などが、ここで設定されるので覚えておこう。

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