-
はじめに
-
01.ビデオカメラを見る
-
02.色再現とノイズ
-
03.モーション&解像度
-
04.低照度性能
-
05.圧縮方式とメディア
-
06.マニュアル操作
-
07.使用感
-
08.音声機能と接続機能
-
09.その他の機能
-
10.キヤノン iVIS HF R21 比較
-
11.パナソニック HDC-TM90 比較
-
12.ソニー Handycam HDR-CX170 比較
-
13.まとめ
-
14.スペックと評価
ソニー (Sony) (Sony (ソニー)) Handycam HDR-CX180

マニュアル操作
• マニュアル設定機能はごく限られる
• 優れたオートモード
オートモード (9.13)
ソニーのビデオカメラのオートモードといえば、一目でわかる場所にでんと大きく「EASY」ボタンが君臨していたのが大きな特徴だった。とはいえ、それは 昔の話。HDR-CX180ではiAモード(おまかせオート)のアイコンがタッチパネルの片隅にたたずんでいるだけなので、うっかり見落とし てしまいそうなほどだ。iA モードは、オートモードとしてはかなり優れているので、モードボタンの見つけにくさが何とも惜しい。これが、より上級のカメラで、マニュアル撮影に重点が置かれているモデルならばまだ納得がいく。しかしエントリーレベルのユーザーを対象にしたCX180 では、もっと大きく目立つように表示されていてもいいのではないだろうか。
iA オートモードボタンは、画面の右上に表示されるのだが、カメラのデフォルト設定ではこの表示は数秒で消えるように設定されている。タッチパネルをタップす ると再び表示されるのだが、何もしなければ、やはり数秒で消えてしまう。もちろん、この設定はメニューで変えることが可能だが、初心者がいきなり複雑なメ ニュー操作を始める、という状況はちょっと考えにくい。
HDR-CX180のiAモードが一般的なオートモード違うところは、iAモードでもメニューにアクセスできるという点だ。そのかわり、メニューにアクセスするとメッセージが現れ、iAモード(おまかせオート)は自動的に切られる。
iAモードでは、カメラが自動的にシーンモード設定をしてくれる。マニュアルでシーン設定をしたい場合は、風景、夜景、日の出&夕焼け、打 ち上げ花火、ポートレート、スポットライト、ビーチ、スノーから選択することが可能。
人物を撮る場合は、顔検出機能が非常に便利で、この機能はさらに被写体の優先度を設定することもできる。
もちろん、iAオート(おまかせオート)モードのような完全オートではなく、機能別にオート設定で撮影することも可能だ。iAモードを切る と、機能によってはマニュアル設定が可能になり、それ以外はオート設定で撮影できる。
オート露出機能はなかなかよくはたらき、明るい場所から暗い場所に移動した場合でも状況変化にすばやく、そしてスムーズに対応する。AF機 能は、CX180のズーム倍率のせいか、これまでのソニー機のような俊敏な反応は見せなかった。たとえば、CX180の広角側でのAFは非常にすばやく フォーカスをあわせるが、望遠側にズームするとAF機能の反応は遅くなり、フォーカスに時間がかかるようだ。
マニュアル設定機能 (4.85)
HDR-CX180 は、マニュアル設定機能はそれほど充実されていない。たとえば、シャッター速度や絞りをマニュアルで設定することはできない。そのかわり、いくつかの面白 い設定機能を持っている。まず、ズーム機能がなかなか面白い。CX180 のズーム倍率は光学30倍だが、その上にさらに42倍エクステンデッドズームが加わっている。エクステンデッドズーム機能はハイビジョンビデオカメラでお 馴染みになった機能で、他社ではアドバンストズーム、またはインテリジェントズームなどの名称で呼ばれている機能だ。撮像センサーの普段は使 われていない部分の画素を有効に利用し、画質劣化なしにズーム倍率を上げるといわれている。もちろん、これはこれでいうことなしだが、こう いった特別な機能は、ユーザーがON/OFFできたほうがいいのではないかと思われる。残念ながらCX180ではエクステンデッドズーム機能 をOFFにすることはできない。さらに惜しいことに、ズームの画面表示には具体的な倍率が表示されないので、いったいどこまでが光学ズームで どこからエクステンデッドズームを使っているか、まったく見当がつかないのだ。
このほかマニュアルで設定できる機能は、ホワイトバランス機能で、プリセットも2設定用意されている。フォーカスもマニュアル操作が可能 だ。そして露出もマニュアル設定できる。露出設定の画面表示はバー表示だけで、具体的なレベル表示はされない。マニュアルフォーカスも焦点距 離がいくつか、メーター単位で数秒間表示されるだけになっている。
マニュアル設定機能で最も優れているのは、スポット測光とスポットフォーカス機能だろう。画面内の被写体にタッチするだけで露出を設定した り、フォーカスをあわせたりすることができる機能だ。非常にすばやく、簡単に使える機能であり、ソニーのビデオカメラではすっかりお馴染みに なった、すばらしい機能だ。
![]() |
|
使いやすい位置にあり、正確にコントロールできる ズームレバー |
その他の設定機能 (5.50)
| 調整機能 | 内容 |
| x.v. Color | より広い色域を記録するための規格で、この企画に対応したハイビジョンテレビでなければ効果はない。 |
| テレマクロ | 草花などを接写する場合に最適な機能。背景をぼかし、被写体をくっきりと強調することができる。 |
| コンバージョンレンズ | CX180に対応したコンバージョンレンズを使用する場合に使う機能。ワイドコンバージョンレンズ、テレコンバージョンレンズにあわせ、手ブレ補正、 フォーカスが最適化される。 |
| ガイドフレーム | 画面に格子状のフレームを表示、被写体の水平、垂直を確認して構図の決定を助ける。 |
| Low Lux | 暗い場所で明るくカラーで撮影できるモード。ゲインを自動的に増幅し、シャッター速度を1/30秒まで落として撮影する。ゲインの増幅機能は切り離されて いたほうが良かったのでは。 |
最新ニュースとレビュー
-
2012/04/30
パナソニック HX-WA2 レビュー
パナソニックHX-WA2の外観を見ると思わず、「ザクティ」の名が口をついて出そうになるが、ザクティを製作していた三洋電機はパナソニックの子会社となったので、それはそれで自然なことだろう。 もっと読む
-
2012/03/30
パナソニック HC-X900M レビュー
パナソニックの2012年新型モデルHC-X900M は、昨年のフラッグシップHDC-TM750 の後継機に位置するモデルだ。外観のデザインも新しくなり、ニューモデルらしさを醸し出している。しかし内容を見てゆくと、HC-X900MはTM750 を踏襲したモデルであることがわかってくる。 もっと読む
ベスト"ビデオカメラ"
-
1
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-TM750
2010年は「アバター」をはじめとして、ハリウッドが3D映画を全面に押し出し、次々とヒットを飛ばした年だ。そして3D映像に対応したハイビジョンテ レビが続々と登場した。そしてパナソニックは世界初の3D 対応のビデオカメラとして HDC-TM750 、コンバージョンレンズVW-CLT1 を発表。というわけで、今回は興味津々のこのコンビをレビュー。. 全 16 パートのレビューを読む
カテゴリーフラッシュメモリー -
2
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF G10
キヤノンの新しいフラッグシップ機 iVIS HF G10 がそろそろ発売される頃。撮像センサーが一新されたことで低照度性能は飛躍的にあがったが、その他の機能はどうだろう。. 全 16 パートのレビューを読む
カテゴリーフラッシュメモリー -
3
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-TM900
高性能、高機能が非常に印象的だったパナソニック HDC-TM700/750 の後継機としてHDC-TM900 が北アメリカ市場でリリースされている。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー -
4
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HC-X900M
パナソニックの2012年新型モデルHC-X900M は、昨年のフラッグシップHDC-TM750 の後継機に位置するモデルだ。外観のデザインも新しくなり、ニューモデルらしさを醸し出している。しかし内容を見てゆくと、HC-X900MはTM750 を踏襲したモデルであることがわかってくる。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー -
5
ソニー (Sony) (Sony (ソニー)) HDR-TD10
ひと目で3D ビデオカメラだということが判るソニー Handycam HDR-TD10。3D 映像のほか、1920 x 1080 フルハイビジョン2D 映像を撮影することもできる。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー
