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ソニー (Sony) (Sony (ソニー)) HDR-TG1

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静止画撮影
オート/マニュアル操作
オート操作(7.0)
 HDR-TG1 の最大の魅力は、何と言っても痒いところに手が届く、いや撮りたい時に手が届くビデオカメラだということに尽きる。撮りたい情景・場面の瞬 間性が消えてしまう前に撮影できるという魅力は大きい。EASYボタンを押せばズーム以外はカメラを被写体に向けて撮るだけでいいという簡単さだ。

HDR-TG1のオート露出は極端な光量変化の場合でもわずか1秒足らずで調整してしまうほど優秀。天気の良い日に濃い色の車がカメラの前を横切っ たりするようなコントラストの強い場面では露出過多気味の傾向が見られる。また、なだらかな光量変化の場合は変化度合いの進み方に滑らかに追随する優れた 性能で、これはソニー製品のほとんどに見られる特徴といえる。

オートホワイトバランスは屋外では非常に良く機能するが、屋内撮影ではやや難がある。
屋外の明るい太陽光で撮影した場合、オートホワイトバランスはほとんど瞬時に機能する。発色のほうは、たとえばパナソニックHDC-HS100に比べれば 抑えられ ている。目で見る限りではHDR-TG1の方がより正確な発色のようだ。これに対して屋内撮影を見てゆくと、白熱灯下ではやはり黄色っぽい色調となり、蛍 光灯下ではかなり色のシフトが見られた。屋内撮影での正確な色再現を気にする人はやはりマニュアルでホワイトバランス調整したほうが賢明だ。

十分な光量のある場所ではオートフォーカスは良く機能する。ほとんどの場合2秒以内にフォーカスが合う。低照度や光源が複数ある条件下ではピントが 合うまで5-8秒もかかる場面にしばしば出くわした。暗い通りや夜の情景撮影には注意が必要だ。

EASYボタンを切ると、より目的に適ったオートモードを選ぶことができる。シーンセレクション機能がそれで、場面に合ったモードでオート撮影がで きる。シーンセレクションはオプションメニューで設定できるようになっていて、オート、夜景、夜景&人物、キャンドル、日の出&夕焼け、打ち上げ花火、風 景、ソフトポートレート、スポットライト、ビーチ、スノーという11種類のオプションが用意されている。

オプションメニューにはさらにスポットフォーカス、スポット測光(フレキシブルスポット測光)機能もある。両方とも画面内に表示される枠内の目的部 分を押すだけでフォーカス、あるいは露出が調整される。

オプションメニューには2種類のオートシャッター機能もある。

マニュアル操作全般 (3.25)
HDR-TG1を完全にマニュアルで使おうと思ったら、これはけっこう厄介だ。マニュアル操作に慣れた上級者にはひょっとすると向いてな いかもしれない。HDR-SR12やHDR-CX12に装備されている「カメラコントロールダイヤル」に相当するものはないので、マニュアル撮影となると タッチパネルに頼って全てを操作することになる。例えば露出を変えるために2.7型の液晶を使って長いメニューを辿って目的の機能に行き着くにはなかなか 手間がかかる。微調整となるとなおさらである。液晶画面上にアイコンがぎっしり立ち並び、実際に操作したい露出やフォーカスの画面上の位置を探し出すのは 一苦労というものだ。実際ほとんどの人はオート設定のままで使うに違いない。ソニーHDR-SR11やHDR-SR12は3.2型の液晶画面で、この画面 の大きさが扱いやすさにつながっているといえる。

とは言ってもマニュアル操作はできるに越したことはないし、 HDR-TG1は数多くのマニュアル設定ができる。マニュアル操作自体は液晶画面のタッチパネル機能を使って行われる。ほとんどの操作は液晶画面左下に表 示されるオプションメニューから入り、フォーカス、露出、ホワイトバランス、エフェクト類、シーンセレクションなどが操作できる。さらに液晶画面左上に表 示されるホームメニューから動画撮影設定を選び、録画モード、手ブレ補正、デジタルズーム、顔検出機能その他が設定できるようになっている。

ー ム (5.0)
普通ズームといえばカメ ラを支える右手の人差し指で操作するというのが通例だが、 HDR-TG1はここで型破りな操作方法をとっている。 HDR-TG1のズームレバーは録画ボタンを囲む形で位置しているが、これは親指で操作することを念頭に置いてデザインされたものだ。操作用に切ってある 溝は左側に位置しているが、通常のズームレバーに慣れきった人は操作にまごつくかもしれない。

ズーム倍率 (0.0)
HDR-TG1には10倍ズームが搭載されている。サンヨーのXacti DMC-HD1010やDMC-HD700、またはキヤノンHV10やTX1、そしてソニーのDCR-PC1000のような縦長型のビデオカメラほとんど が10倍光学ズームを搭載しているが、そういう流れなのだろ う。 デジタルズームは120倍までだが、20倍止まりに設定できるようになっている。

フォーカス (5.5)
マニュアルフォーカスは液晶画面のオプションメニューから設定される。画面に表示される近景、遠景のアイコンを押してピントを合わせる。ピント合わせはな かなか時間がかかる作業だが、2.7型の画面サイズでは表示されるアイコンやメニューのボタンなどが画面をやや半分を占有するので、ますます時間がかかり 骨の折れる作業になる。だから基本的にはオートフォーカスに頼るか、スポットフォーカス機能を活用するのが賢明というものだろう。

露出と絞り (4.75)
HDR-TG1の露出設定はマニュアルフォーカス設定同様、オプションメニューで設定される。画面の明るさを液晶画面に表示されたプラス、マイナスのアイ コンを押して希望どおりの明るさに設定できる。この作業もまた、マニュアルフォーカス作業同様、混雑を予想しておいたほうが良い。ソニーの他のビデオカメ ラのように明るさは32段階で調節できる。

HDR-TG1には絞り設定の機能はない。サンヨーのXacti DMC-HD1010やDMC-HD1000にはついている機能だ。

シャッタースピード (0.0)
ほとんどのハイビジョンカメラにはシャッタースピードをマニュアルで操作する機能が搭載されているが、絞り設定機能同様 HDR-TG1にこの機能はない。やはり絞り設定同様サンヨーのXacti DMC-HD1010やDMC-HD1000にはついている機能だ。

ホワイトバランス(5.5)
ホワイトバランスはオプションメニューからワンプッシュ機能を使ってマニュアル設定ができるようになっている。被写体と同じ照明条件で白い紙を画面いっぱ いに映し出し、ワンプッシュボタンを押して設定する。このマニュアル設定はうまく機能するとは言うものの、全体的に見ると HDR-TG1のホワイトバランス機能は寂しい。ソニーのHDR-CX12、HDR-SR12、そしてHDR-HC9にあるようなホワイトバランスの色温 度を上下に何度かシフトさせるWBシフト機能もついていなければ、キヤノンのビデオカメラのように設定が豊富にそろっているわけでもない。HDR-TG1 には屋外、屋内の2種類があるのみで7種類も用意するキヤノンに比べると、実に寂しいと言わざるを得ないわけだ。

ゲイン (0.0)
HDR-TG1にはゲインを調節する機能は全くついていない。民生用のビデオカメラで唯一この機能を盛り込んであるのはパナソニックである。

その他のマニュアル操作 (6.0)
テレマクロ
テレマクロ機能に設定すると、ズームレンズが自動的に10倍側に固定され接写できるようになる。草花や小さな虫などの撮影に機能を発揮する。ズームレバー を動かすとテレマクロ機能は解除される。

顔検出
顔検出機能とはビデオカメラ側が画面内から人物の顔を識別して枠で表示、フォーカス、露出、色を自動的に調整する機能である。顔枠表示と顔枠表示なしの モードがある。この機能を使って画質に大きな違いは感じられなかったが、顔枠表示にしておくとHDR-TG1が確かに顔を検出しているのが実感できた。ソ ニーはHDR-TG1は八つの顔まで検出できるとしているが、我々が使っていた時は四つ以上の顔を検出することはついにできなかった。

ガイドフレーム
この機能を「入」にすると画面にフレームが表示され、被写体が垂直あるいは水平になっているかを確かめることができ、構図を決めるときにも役立つ。もちろ ん画面表示のみで記録はされない。

ゼブラ
画面内の被写体に、設定した輝度の部分に白黒の縞模様が現れ、露出過多を防ぐ機能。輝度は70と100に設定でき、この数字はIREに相当する。

x.v.Color
この設定にするとHDR-TG1は動画色空間の国際規格xvYCCに準拠して動画を記録する。しかしこの設定で動画を記録しても再生するテレビがこの規格 に対応していなければ違いはわからない。

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