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ソニー (Sony) (Sony (ソニー)) HDR-TG1

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ソニー (Sony) (Sony (ソニー)) HDR-TG1

 ビデオカメラがコンパ クトで手軽に持ち歩けるというのは大きな魅力である。しかもスタイル、デザインが良ければ粋な小物としての魅力もある。ソ ニー のHDR-TG1はそういう消費者の心理を巧みにくすぐるビデオカメラだ。しかもフルハイビジョン1920 x 1080 で撮影でき、単なる見かけにとどまらない。最初のうちに難点を言ってしまうと、惜しいことにHDR-TG1にはソニーHDR-CX12同様内蔵メモリがな く、メモリースティック Pro デュオに頼るしかないという点だ。
どれほどコンパクトかというと、薄さが32㎜、重量が付属のバッテリーと記録メディアを含めても約300g。要するに幅はソニーHDR-CX12に比べ ると半分以下、重量がその3分の1というわけだ。
これほどコンパクトなボディにするために一体どの部分の何を削り落としたのか、誰もが気になるところに違いない。面白いことにテストの結果を見ると、 思ったほど削り落とされてはいないのだ。

 正面(7.5)
ソニーHDR-TG1は洗練されたデザインがまず目を惹く。ボディ自体も突起や溝などをできる限り排除してある。正面から見ると、カール ツァィス 「バリオ・ゾナーT*」レンズがある以外はスムーズなチタンボディだ。サンヨーのXacti DMC-HD1010やDMC-HD700に比べてもはるかに高級感がある。他の縦長型のビデオカメラのデザインに比較しても洗練されてい る。薄くスマートなスタイルはソニーのDCR-PC1000やキヤノンHV10に比べても気品が漂っているとしかいいようがない。

 HDR-TG1のレンズは10倍ズーム、絞りはf1.8-2.3、焦点距離が3.2-32.0mmとなっている。35mmカメラに換算した焦点距 離は使うカメラモードによって変化する。4:3のカメラモードにした場合35mmに換算すると53-621mm、16:9のカメラモードの場合は 43 -507mmとなる。フィルター用のネジは切られていない。

 レンズの真上には小さなフラッシュがあり、リフレクターが環状にレンズを囲んでいる。自動的に開閉するレンズカバーはHDR-TG1の洒落た感覚 に実にうまく似合っている。本体の前の基部にはハンディカムステーションにドッキングするための溝がある。


 

ソニーHDR-TG1を正面から見る

右側面(4.0)
HDR-TG1の右側面は落ち着いた茶色で、レンズの鏡胴部や液晶パネルのしっとりとくすんだクロームとはいい組み合わせで、品のある雰囲気を醸し出し ている。
左端に小さなパワーボタンが付いている。右端にはドアカバーがあり、開けるとミニHDMI出力端子がある。下に行くとさらにもうひとつドアがあり、そこ には DC端子、AV端子が配置されている。これらの端子類はボディ内に格納されているが、それらのカバー自体はほんのわずかな突起を感じる程度である。ただ、 HDMI出力端子のド アにスプリングが付いていない分、やや安っぽく感じられるのは残念。

 HDR-TG1の最も変わった特徴はハンドストラップが無い、という点ではないだろうか。勿論このように洗練されたスタイルのカメラに武骨なスト ラップは似合うわけがない。ただ、何とかこのスタイルに合ったストラップが考案されてもいいのではないかという気がする。ハンドストラップが無いというこ とは、カメラ本体を常にしっかり握っていなければならないということを意味し、最悪の場合は落としてしまうことも考えられる。付属品のリストストラップは 持ち歩きには良いかもしれないが、撮影の助けにはならない。

 右側面から見るとHDR-TG1は、基本的に二つの長方形を積み重ねた形をしているのがわかる。サンヨーのXactiのようなピストルのグ リップ を握るよ うなスタイルではない。レンズ自体も本体からほんのわずかに出ているだけで、このカメラの洗練された外観に貢献している。しかしそのスタイルの良さが、従 来のハンドストラップ付きのビデオカメラに比べると、ある意味で裏目に出ていると言える。

HDR-TG1の右側面

背面 (6.0)
HDR-TG1の背面を見ていこう。機能的には従来のビデオカメラとさほど変わりは無いが、デザインとしてはかなり変わっている。重要な機能は全て鏡胴 部中央に配置されたリングで操作されるようになっているのだ。円形の中心はStart/Stopボタンで、親指で楽に操作できる。この Start/Stopボタンを囲むリングがズームレバーで、これも親指で操作できるようになっている。このリングの左下に親指操作に便利なように溝が切っ てあるのだが、これは右側にあったほうが、親指の位置からしても使いやすかったかもしれない。そんな重箱の隅をつつくような...などと言うなかれ。ズー ムレバーは最も使用頻度の高いマニュアル機能なのだ。

 そのズームレバーのリングをさらにリングが囲んでいて、その右側に突起が付いている。この突起を押してリングを回すことで動画、静止画モードに 切り替わるようになっている。このリングの左下に液晶パネルの蝶番部に静止画のシャッターボタンが配置されている。

 さて、ビデオカメラの背面というものを想像して、はたと気が付くのはバッテリーはどこだろうということだ。勿論バッテリーはついているのだが、こ れまた巧みなデザインでレンズ鏡胴部下の背面ほぼ全体がドアになっていて、そこにバッテリーとメモリースティックが格納される仕組みになっている。バッテ リーが剥き出しにならない分がまたしてもスタイルの良さに貢献しているわけだが、その代償になる部分もある。バッテリーは同じサイズしか使えないわけ で、時間を長めに撮りたいので大容量のバッテリーを使うというわけには行かない。

HDR-TG1の背面

左側面 (5.5)
HDR-TG1の左側面はソニーのビデオカメラの特徴であるタッチパネル操作の2.7型液晶モニターが収納されている。モニターを開くと本体の液晶パネ ル収納面に丸いボタンが二つ付いている。ひとつはDISP/BATT INFO (画面表示/バッテリーインフォ)ボタンで、動画再生中、または録画中にこのボタンを押すと液晶モニターにインフォメーションが表示される。もうひとつの EASYボタンはHDR-TG1をほとんど完全にオートで撮影するためのボタンだ。これを押すとカメラを撮りたい被写体に向け、録画ボタンを押し、操作す るのはズームのみという簡単さで撮影できる。
ビデオカメラのリセットボタンもこの面に配置してある。ボタン自体は小さく、本体から窪んでいるので、クリップの先端などを使う必要がある。
さらにこの面には音声再生用スピーカーも配置されている。


上面(4.5)
上面は軽く丸みがついており、上品な印象。内蔵マイクが上面の後方に位置している。


HDR-TG1の上面

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