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ソニーハンディカムHDR-SR11は、新しく開発されたCMOSセンサーとソニーがこれまででベストと誇るDSPを搭載したビデオカメラである。AVCHD フォーマットのビデオカメラとしては3代目となる。記録メディアは内蔵のHDD(ハードディスクドライブ)で容量は60GB。同時発売のHDR-SR12 の内蔵HDDは容量が120GBで、容量の違いを除けばビデオカメラとしてはHDR-SR11となんら変わりは無い。
AVCHDフォーマットのビデオカメラといえばこれまでは今ひとつ性能に不満が残るものだったが、2008年に出揃うモデルを見ていくと、それが大きな転 換期を迎えているように思われる。
例えばキヤノンHF10などはビデオカメラ全般としての性能の高さや画質の素晴らしさが驚きを呼ぶし、キヤノンほどではないとしてもパナソニックのHDC -SD9は同社製のビデオカメラとしてはこれまでで最も高性能なビデオカメラである。果たしてソニーハンディカムHDR-SR11はこの厳しい生存競争に ついていけるのだろうか。
その答えはソニーファンにとっては簡単に「イエス」だ。
低照度性能は素晴らしいものだし、ノイズリダクションはソニーのHDR-HC9よりも優れており、キヤノンHF10に匹敵する。ただ、明るい光量の条件下 ではキヤノンHF10の画像のシャープさにはかなわず、さらに60i/24P/30Pに対応するキヤノンの魅力にも及ばない。マニュアル操作に関しては互 角の勝負だが、記録メディアの最大容量という点ではソニー、持ち運びの便利さではキヤノンということになるだろう。では詳しい内容を探っていくことにす る。

正面 (9.0)
我々の分析を始める前に、ソニーはついに思いのままに機能するしっかりとしたカムコーダーを作りあげたと宣言する必要がある。デザインも非常に美しい。 HDR-SR11正面の12倍光学ズームレンズは自動のレンズカバーでまもられており、電源のオンオフにあわせて開閉する。高級カムコーダーの間では、自 動レンズカバーは一般にシンプルで使いやすいと人気上昇中だが、プロなどは繊細な内蔵メカ構造に頼らない。HDR-SR11の絞り値はf/1.8- f/3.1で、下記の焦点距離が可能。

4.9mm - 58.8mm
40mm - 480mm (35mm換算 動画時)
37mm - 444mm (35mm換算 静止画時)

< p>HDR-SR11のレンズはフィルター径37mmで、広角レンズや色フィルターなどの外部レンズ装着が可能。レンズの左にフラッシュが内蔵され ているが、不便な場所にあるため、画像の照明にむらがでるだろう。レンズの下には、バックライト用の小さなスイッチがある。HDR-SR11の構造に慣れ れば、これは簡単に使えるようになる。

 

バックライトスィッチの右には、輝くつまみがある。そうだ、ソニーの有名なカメラコントロールダイヤル。ソニーのHDR-UX7にも搭載され、今回HDR -SR11 にも多機能が割り当てられるカメラコントロールダイヤルが搭載された。このボタンは最近ではレンズフードに最も近いところに位置しており、Fonz くらい滑らかに動く。レンズの左にはリモコンセンサーと録画ランプがある。


右側面 (7.5)
HDR -SR11の右側側面は、知恵の固まりともいえるだろう。ソニーはこのつかみ部では、実用性とセクシーさを追求したようだ。レンズ方にあるマイク端子、 ヘッドフォン端子、HDMIミニ端子はスライド式の端子カバーで守られている。これほどスタイリッシュでかつ便利なカバーがついているカムコーダーは他に ないだろう。このデザインは、まさに映画007のQのラボから出てきたかのようだ。反対側には、A/V端子とUSB端子があり、カムコーダー本体の下に隠 れるプラスチック・パネルで覆われている。ソニーはHDR-SR11の構造を徹底的に追求しているといえるだろう。

HDR-SR11のストラップは太く、幅もあるが、HDR-HC9のようなしっかりしたメッシュ生地ではない。ストラップはCanon HF10を思い出させるが、HDR-SR11のほうが頑丈に作られているので良い。HDDのカバーは大きいため、どこでも十分につかみ易い。< /p>


後部 (9.0)
HDR -SR11の後姿はかなり格好良い。HDR-SR11の充電可能なNP-FH60バッテリーパックは広いバッテリーボックスに深く収まっているため、 ビューファインダーを十分に活用できる。ソニーは、カムコーダー界流行の「過ぎたるは及ばざるがごとし」の理念を受け入れずに、代わりに、電池を節約した い人のために、がっしりして最大約45度まで上に傾くビューファインダーをHDR-SR11に載せた。扇型の視度調整つまみはファインダーの筒の下に設置 してある。

< p>右側には、HDR-SR11の未来的な丸いモード切り替えダイアルが録画開始・停止ボタンを囲う。録画開始・停止ボタンは、小さめで、やや浅す ぎるので、収録しようと思って間違ってモード切り替えダイアルを動かさないように。モード切り替えダイアルの上には動画・静止画モードと充電・HDDアク セス表示用の二つのランプがある。上にはクイック・オン・ボタンがあり、これを押すと、約1秒でHDR- SR11にすぐ電源が入る。右側の下にはHDR-SR11の DC入力端子が、跳ね橋のように飛び出るバネ付きのカバーに納められている。このカムコーダーは本当によくできている!

 

左側面 (7.0)
HDR-SR11の格好いい側面は輝くシルバーのスタイルだ。この角度で目に入るのは、かなり丈夫な構造のLCDのみだ。HDR-SR11の3.2インチ LCD 画面を開けるLCDの対面にメモリースティック・プロDuoのスロットと画面表示/バッテリーインフォボタン、イージーボタン、画像再生ボタン、ワンタッ チディスクボタンがある。ナイトショット切り替えスイッチは、LCDの対面部の中心近くにある。HDR-SR11のメモリスティック・プロ Duoスロットは、目立ちにくいところに位置してはいるものの、簡単に開閉できる横滑りのカバーが付いている。

< p>次は、美しい3.2インチLCD画面。膨大な921,600ピクセルの解像度をほこり, ソニーのデジタル一眼レフカメラのαシリーズに使われているものと同じ画面だ。ついにソニーは原点に戻り、HDR-SR1 と HDR-UX1の素晴らしい持ち味を取り戻した。タッチスクリーンのインターフェースには大きな表示画面が必要で、HDR-SR11でそれを実現した。 LCD パネルの左側には、次のボタンが並ぶ:ホーム、ズームアウト、ズームイン、録画開始・停止。ソニーは、今回デザインを本当にきれいに仕上げてきている。我 々が見た中で最も素晴らしいカムコーダーの一つだ。

 




Sony HDR-SR11左側面


LCD対面部

上部 (7.0)
本体の上の前方には、ステレオマイクが搭載されている。でも、ご心配なく。HDR-SR11は大きなカムコーダーで、HDカバー面積が広いため、たいてい はマイクに指は触れないはずだ。お次はソニー独自企画のホットシューまたは、アクティブインタフェースシューだ。ホットシューはビューファインダーを邪魔 しないように開くつやのある金属パネルで囲われており、ホットシューカバーとファインダーを両方持ち上げると、HDR-SR11はトランスフォーマーの一 部のようだ。後方部には、すばらしいズームレバーと広いフォトボタンがある。ソニーのズームレバーは固くかつ滑らかで、これと競うのは難しいだろう。 HDR -SR11はカムコーダーのデザインにおいて新たな基準を作ったといえる。とくとご覧あれ。


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