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06.音声機能/画像再生/接続機能
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07.その他の機能
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08.機種比較/総論
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09.スペックと評点
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-SD9

HDC-SD9のズームレバーはとても使いやすい。
オート操作(6.5)
パナソニックHDC−SD9には、簡単にわかるフルオートモード機能がついている。液晶対面部のスイッチをマニュアルからオートに入れる。光とフォーカス の 変化へのオート対応はいい。速くて2秒で自動的に露出を調節してくれる。ソニーほどゆっくり徐々に対応してくれないことにプロ的嗜好の人はがっかりするか もしれないが、それほど悪くはない。光が強ければオートフォーカスもいい。暗い場所ではこのビデオカメラはもがかずに、きっぱりあきらめて、正解っぽい何 かにフォーカスする。
初心者でもわかるような、ワンタッチで修正できるツールがいくつもある。コントラスト視覚自動補正はパナソニックの第2世代HDC-SD5で追加された。 白とびする部分に多少改善がみられたが、それ程ではなかった。さらに、肌のトーンを美しくみせる美肌モードや、全体の露出を上げて、陰になる部分のディ テールを引き出す逆光補正機能もある。カラーナイトビューはパナ ソニック独自の低照度モードでシャッタースピードが非常にゆっくりになって色を保つ。さらに使い勝手がいいのがローライトモードで、これをつかうとオート シャッタースピードが1/30にまで落ちる。
最後に、このビデオカメラには一連のシーンモード(他のメーカーではプログラムAEモードと呼ばれている)が付いている。スポーツ、ポートレート、スポッ トライト、サーフ&スノー、と選択肢は少なめ。
マニュアル操作全般 (6.75)
他のパナソニック製品のように、HDC-SD9も機能がしっかりしたマニュアル操作群を提供しているが、この最新の世代は、パナソニックの大きな決 断で、十字キーを背面から液晶対面部へ移したせいで、マニュアル操作の質が非常に落ちてしまった。去年からのトレンドを見ると、キヤノン、ソニーのような 競合機種はマニュアル操作を増やすことに力を注いでいる。一方で、パナソニックはコスト削減につとめているようだ。特にキヤノンHV30とソニーHDR- HC9は機能面でHDC-SD9を大幅に追い越している。どちらもテープ対応のHDVモデルで、高品質のマニュアル操作が求められているマーケットだ。残 念なことに、AVCHDのメーカー達の業界標準では、マニュアル操作よりもカメラの利便性がより重要視されているようだ。我々が求めているのは両方だ。
HDC-SD9では、絞り(シャッタースピードとは独立して)、シャッタースピード(絞りとは独立して)、ホワイトバランス、フォーカス、ゲイン、 それと上で述べた一握りのワンタッチ操作を調節できる。その他に、ゼブラ機能、カラーバー、マニュアルフォーカスアシスト機能も用意されている。
競合機種と比較して、このビデオカメラに欠けている重大なものがある。初心者でも分かるような単純に明るくする/暗くする露出調節機能が、パナソ ニックにはないのだ。他のメーカーはこういったものを提供しているのに。かわりにパナソニックのモデルには絞りとシャッターを独立して調節できるもっと強 力だが、複雑なセットが用意されている。もし、ビデオカメラをもっている人がみんなF値と被写界深度の関係を知っているなら、これは非常にいいと思うが、 現実はそうではない。パナソニックは初心者の存在を認めるのを怠っているのではないだろうか。
明らかにHDC-SD9は操作性よりサイズを優先する初心者にターゲットしている。この点ではHDC-SD9は成功している。マニュアル操作を必要とする 人々に とって、コンシューマー用ビデオカメラメーカーのなかで唯一、絞り、シャッタースピード、ゲインが独立した製品をつくり続けていることはパナソニックの核 をなす強みである。これは、シンプルで明確なメニューシステムのおかげでもある。ところが、他のメーカーがみな取り組んでいる、初心者でもわかるような簡 単な露出機能がついていないのだ。
ズーム (6.5)
HDC-SD9のズームレバーは大きくて、幅広のスライダーで、表面がつかみやすくてとてもいい。位置は人差し指に正にぴったりのところにあり、なめらか に動く。ズームにするときは、バーが右上の角に現れて、正確な倍率を数字で知らせてくれる。これは後で同じ設定で撮影したいときに便利だ。
残念なことに、このビデオカメラではズーム遷移があまりよくない。一番遅くしても、1倍から3倍の間ではうまくズーム遷移するのだが、それを超えると、ど んどんスピードが速くなってしまう。
ズーム倍率 (10.0)
パナソニックHDC−SD9の光学ズーム10倍はハイビジョンビデオカメラのほぼ標準値である。デジタルズームは、伝統的な25倍か最大100倍まで拡大 できる。
フォーカス (5.0)
2008年のパナソニックのハイビジョンモデルのマニュアルフォーカス機能は市場で最も弱い。というのも、おそらく最高クラスのモデルのSD9でさえ、マ ニュアルフォーカスをする際に十字キーに頼らざるを得ないからだ。もっと悪いことには、十字キーがアクセスしやすかった背面から液晶対面部へ移動してし まった。つまり、マニュアルフォーカスを使うのが面倒くさくなってしまったのだ。
液晶対面部のオート/マニュアル/フォーカススイッチを下げるとマニュアルフォーカスになり、画面の右下に、十字キーを左右に押してフォーカスを調 整するためのアイコンが現れる。パナソニックはこのビデオカメラに少なくとも一つすばらしい機能を与えた。それがMFアシスト機能だ。十字キーを押して フォーカスを調整すると、スクリーン中央部に枠が現れる。この枠内では画像が2倍ズームで表示される。これによって、対象をクローズアップしてみることが できる。もちろん、アシストファンクション自体はモニターに映っているだけで、最終的な映像に録画されない。MFアシストが好きでなければ、メニューを 使って終了させることができる。
露出と絞り(5.64)
パナソニックHDC−SD9ではシャッタースピードと完全に独立して絞りを調節できる。コンシューマー向けでこの機能を提供しているメーカーはパナソニッ クだけだ。しかし、前に述べたように、SD9にはシンプルな露出調整がついていないので、初心者には大変かもしれない。他のメーカーは全て、特別なカメラ 用語の知識がなくても画像の明るさを上げ下げできるようなつくりになっている。もしSD9のデザインがなにかを示しているとすればそれは、この会社が熱狂 的ビデオファンの市場から離れ、様々なライフスタイルを持つ撮影者を対象にしはじめている、ということだ。そうであれば、それに合う機能を用意するべきだ ろう。
絞り調節(irisと表示される)を起動するためには、オートではなくマニュアルモードに入っていることを確認して、十字キーを押す。画面右下の隅 に小さなマニュアルコントロールメニューが4ページ目に現れるはずだ。値はf/1.8、f/2.0、 f/2.4、f/2.8、 f/3.4、 f/4.0、 f/4.8、 f/5.6、 f/6.8、 f/8.0、f/9.6、 f/11、 f/14、 f/16。それぞれの値の間には画面表示されないミステリアスな中間値があり、その値は明らかに露出に作用しているようだ。

絞り調節画面
シャッタースピード(8.1)
パナソニックHDC−SD9のシャッタースピードは、絞りと独立している。作動するためにはカメラがマニュアルモードになっていることを確認して、十字 キーを押す。絞り調節と同様、4ページ目まで進み、SHTRを選択する。シャッタースピードのオプションは1/60、1/100、1/120、 1/180、 1/250、 1/350、 1/500、 1/750、 1/1000、1/1500、 1/2000、1/3000、 1/4000、1/8000である。これは適切なオプションレンジだが、知っている範囲で最も広いものではない。不思議なことに、ソニーはHDR−HC9 により広いレンジを搭載している。
ビデオカメラを24pデジタルシネマモードにすると、シャッタースピードのオプションはあまり変わらないが、最も遅くて1/48で、次が 1/100、その後は上のリストと同様である。
メニューでオートスローシャッターにすると、2つの変化がおこる。はじめに、オートシャッタースピード調整において、一番遅いシャッタースピードが 1/60から1/30(60iモードの場合)へ、あるいは1/48から1/24(24pモードの場合)へと下がる。次に、マニュアルでシャッタースピード を調整する場合に、新しい遅いシャッタースピードがリストに加わる。
ホワイトバランス(5.5)
絞りとシャッタースピードに並んでホワイトバランスのオプションがある。ホワイトバランスを調整するには、マニュアルモードになっていることを確認して、 十字キーを押し、4ページ目までスクロールする。オート、屋内、蛍光灯、屋外、マニュアルと、オプションのリストは短い。
マニュアル調整をするためには、セットモード(2つの三角形の上に長方形がのっているアイコン)を選択し、十字キーを押す。画面が1秒間黒くなった後、再 び明るくなると、色が調整された印である。暗くなることによって、正しく調整されたことが確認できる。昨年に実験をしたビデオカメラにはどれも、こんな機 能は搭載されていなかった。中程度から明るい照明ではHDC-SD9のマニュアル調節がうまく働くが、暗い場所では厳しい。暗い場所での実験によって、 60ルクスの暗い環境では、このビデオカメラが完全にはホワイトバランスを調節できないことがわかった。

ホワイトバランス調整画面
ゲイン (6.0)
パナソニックはマニュアルゲインを搭載するたったひとつのコンシューマー用ビデオカメラメーカーである。ゲインにアクセスできるのは、絞りでは対応しきれ ないときに限られる。つまり、絞りの値はf/1.8、画面上ではOPENになっていなければならない。絞りを右に押し続けるとゲイン機能が作動し始める。 ゲインは 0dB、3dB、6dB、9dB、12dB、15dB、18dBに設定が可能だ。各値の間には中間の値があるのだが、どのようにしても、そのデータを画面 表示させることはできなかった。ゲインとは信号をデジタルに増幅させることなので、信号が増幅されると、信号に含まれるノイズも増加する。
マニュアル操作その他(6.0)
「24P デジタルシネマカラー」
実際には2つの別々の機能で、その2つを合わせたこのモードでも、デジタルシネマモードだけでも撮影可能だが、24pモードだけでは撮影ができない。デ ジタルシネマカラーはxvYCC用にパナソニックがつくった用語で、ハイビジョン録画再生のために進歩した色調の規格である。しかし、xvYCC対応のハ イビジョンテレビに、HDMI 1.3接続が必要である。さらに、パナソニックによると、パナソニックブランドのxvYCC対応テレビでなければデジタルシネマカラーの本当の性能でみる ことができないということだ(これが、どうして、どのように影響するのかについて、我々はまだ調査中だ)。
動画性能のセクションでこれらの設定について詳しく述べたが、結論としては、xvYCC対応ハイビジョンテレビ以外では、デジタルシネマカラーは異常に彩 度が高くなりすぎる。24pの動画は暗い場所か中照度下ではひどく見えるが、明るい光の下ではそれなりによい。
「テレマクロ」
テレマクロに設定するとズームが最大倍率の10倍になる。どうしてもマクロ撮影をしたければ、ズームとフォーカスと露出を自分で設定したほうがいい。
「ガイドライン」
ガイドラインには設定が3つある。「水平」は画面に3本の水平線を表示する。「グリッド1」は2本の垂直線と2本の水平線を表示して画面を9つに区切 る。「グリッド2」は沢山の線を描いて画面を細かいセクターに分割する。
「ゼブラ」
ゼブラは、画面上で露出過剰の部分を白黒の斜線で塗って表示する。ソニーのモデルでは境界値を70IREか100IREかに選択できる。このモデルでは 境界値は示されていないのでわかならないが、95-100IREあたりではないだろうか。
「カラーバー」
モニターの画質調節の手助けとなるような7色の縞のバーを表示する。
「撮影アシスト」
撮影アシストは今年のパナソニックの機種に採用された新しい機能だ。これはまるで、経験がある撮影者が側にいて、間違いをしたときに撮影を改善する方法 を教えてくれるようなものだ。不思議なことに、撮影アシストが自動的に修正してくれるわけではないが、修正するのに必要なツールを探す手引きをしてくれ る。これは、撮影者にパナソニック流の撮影方法を教え込むのに画期的な方法でもある。なぜなら、多くのインストラクションで、ローライトモード、コントラ スト自動補正ツール、手ブレ補正などパナソニックブランドのツールを指示してくれるようになっているのだ。常識なのだが役立つ警句としては、カメラの移り 変わりはとても速いということ。
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