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06.音声機能/画像再生/接続機能
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07.その他の機能
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08.機種比較/総論
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09.スペックと評点
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-SD100

オート操作(6.5)
パナソニックHDC-SD100のオート操作はほとんどの場合まったく問題なく使える。屋外、屋内を問わずフォーカス、露出、ホワイトバランスを適切なス ピードで調整する。
特にオートフォーカスは優れており、低照度でもすばやく正確に合焦する。
露出もコントラストの強い状況でもすばやく正確に調整した。カメラをゆっくりパンした場合では、オート露出はちょっとつまずく感じがあるがマニュアル操 作よりはスムーズな調整だろう。
ホワイトバランスがもっとも厄介で、場合によっては変な色合いになったりする。正確なホワイトバランスにするにはマニュアル操作のほうが間違いない。
HDC-SD100にはさらに「おまかせ iA」モードがあり、このモードにすると状況に合わせてカメラが自動的にシーンモードを選択する。モードにはそれぞれ「人物」、「風景」、「スポットライ ト」、「ローライト」、「iA ノーマル」設定があり、カメラはほんの1、2秒でモードを決定する。実際に使ってみると、普通のオートで充分という感じがする。
このほかにジョイスティック(十字キー)操作で逆光補正、コントラスト視覚補正、顔検出、美肌モード、カラーナイトビュー、テレマクロ 機能を使うことができる。さらにオート/マニュアル切り替えスイッチをマニュアルにすると撮りたい場面に合ったシーンモードを選択できる。モードにはぞれ ぞれ「スポーツ」、「ポートレート」、「ローライト」、「スポットライト」、「スノー」、「ビーチ」、「夕焼け」、「打ち上げ花火」、「風景」がある。
これらのモードは基本的には撮りたいものを簡単に撮るのが目的なので、最終的にはマニュアル操作を学んだほうがはるかにいい結果を残すことになる のは目に見えている。つまり、これらの数々のモードは撮影する際のひとつの目安と考えた方がいいだろう。
マニュアル操作全般 (8.5)
パナソニックHDC-SD100の一番重宝されるべき特徴といえば、やっぱり「マルチマニュアルリング」に尽きる。このリングを使うとスムーズなフォー カスが可能になるだけでなく、ズーム、ホワイトバランス、シャッタースピード、アイリス(絞りとゲインの組み合わせ)も操作できる。
惜しいことにこの「マルチマニュアルリング」はまだ充分に機能を発揮しているとは言えない。マニュアルフォーカスとズームの切り替えはレンズ側の スイッチを押して切り替えるようになっており、ホワイトバランス、シャッタースピード、アイリス調整にはまずカメラファンクションボタンを押し、リングを 回し て設定したい機能を選び、再びカメラファンクションボタンを押す、そしてやっとリングを使って機能を設定するという手順を踏まなくてはならず、直感的な操 作とまではいかない。
レンズの向かって左側に設置された静止画用フラッシュがリング操作の邪魔になることがる。例えばリングを使ってズーム操作をする際にフラッシュに 指があたり、指の位置を変えなければならないことがあるが、これではスムーズなズームは期待できない。
ズーム (8.0)
パナソニックHDC-SD100のズーム操作は二通りあり、ひとつは従来どおりのレバーを使う方法で、もうひとつはマルチマニュアルリングを 使うという方法である。どちらの方法にせよズーム比の情報は液晶画面に表示され、さらに現在使っているズーム比がズーム範囲のどの位置にあるかを視覚的に 表示するスライドバーも同時に表示される。どちらも後で撮影し直しの際には役に立つが、それは大体の目安であってはっきりした数字ではない。スライドバー がズームの動きを連続的な表示にできないのは惜しい。
この二通りのズーム操作を使ってみた感じでは、我々としては従来どおりのズームレバーのほうが使いやすいという結論に達した。ズームレバーは人差 し指が 自然に届く場所にあり、反応も良い。スローズームをするにはやや難しいという感じを受けるが、一度スポットを探り出したら後はスムーズにズームする。レ バーの表面 の質感も指に掛かりやすくて良い。
これに対してマルチマニュアルリングのほうは、先に述べたようなフラッシュの位置関係もあり、特に手の大きな人には使いにくいのではないか。
それに加えてリングを使ったズームにするにはオート撮影モード(iAモードも含む)を切り、オート/マニュアル切り換えスイッチでズーム機能に設 定する。もしリングを他のマニュアル設定に使っていた場合はカメラファンクションボタンを押してメニューから「戻る」を選択する。液晶画面に「MF」が表 示されていた場合、オート/マニュアル切り換えスイッチを押してやっとズーム機能が選択されるわけだ。慣れないとまごつくことになる。
ズーム倍率 (12.0)
HDC-SD9には光学10倍ズームが搭載されていたが、HDC-SD100では光学12倍ズームが搭載されており、評価されるべきだろう。もちろんデ ジタルズームも設定できるようになっているが、ご存知のとおり画質が劣化するのでお勧めはしない。
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| Panasonic (パナソニック)HDC-SD100のズームレバー リングよりも良いかもしれない |
フォーカス (7.0)
マニュアルフォーカスはマルチマニュアルリングでのみ操作される。やり方さえ覚えればリング操作は抜群だ。例によってオートモードを切らなければマニュ アルフォーカス操作をすることはできない。オート/マニュアル切り換えスイッチを押してズームモードを選ぶか、またはマニュアルフォーカスモードを選ぶ。 液晶画面に「MF」と表示されたらマニュアルフォーカス操作ができるようになる。
フォーカスを合わせるのにリングを使うのは、他の競合機種のようにジョイスティックやタッチスクリーンを使うよりもはるかにぴったり来る。微調整も可能 なので、フォーカスを徐々に他の被写体に合わせるという技も可能になるのだ。これに「MFアシスト」を加えると、マニュアルフォーカスではもはや敵なしな のではないか。
露出と絞り (8.11)
HDC-SD100は、単純な露出調整と絞りの設定はできるようになっている。明るさの調整はトップメニューの「お好み設定」を選択してから「画質調 整」メニューを選択して設定する。しかし、明るさ調整のように非常に単純な設定をするのに、ボタンをかなり何回も押さなければ行き着かないとは驚きだっ た。
しかし、いとも簡単にメニューのジャングルを掻き分けて行くくらいの上級者であれば、明るさ調整は簡単に済んでしまう。基本設定は「0」で、明る さ調整の画面にはスライドバーが表示され、-5から+5の間を11段階で設定することができる。キヤノンもこの方法を取っているが、キヤノンの場合は23 段階の設定があり、はるかに楽に設定画面に行き着ける。つまりボタンを3回押すだけだ。パナソニックの場合14回も押さなければならない。いっそマルチマ ニュアルリングで操作できるようにしたらどうかと思うのだけど、パナソニックさんどう思いますか。
パナソニックが「アイリス」と呼ぶ絞り調整機能はマルチマニュアルリングで操作できるようになっている。絞りをまったく開放にしても光量が足りな ければゲインを上げることで明るさを調整できる。アイリス機能を設定するには、マニュアルモードに切り換えてからカメラファンクションボタンを押し、メ ニューからアイリス機能を選択する。
露出に関するサポートは実に盛り沢山で、表示画面の左側にシャッタースピード、絞り、ゲインがヒストグラムの横に表示されていて、露出の情報がひ と目でわかるようになっている。
画面中央の小さな枠は輝度表示枠で、枠内の輝度を%で表示する。いわば内蔵測光メーターで、民生用のビデオカメラにこのような機能を持たせたのはパナソ ニックだけではないだろうか。輝度表示枠もヒストグラムも邪魔に感じるのであれば、非表示にすることもできる。
絞りの範囲は、f/1.8(開放)、f/2.0、f/2.4、f/2.8、f/3.4、f/4.0、f/4.8、f5.6、f/6.8、 f/8.0、f/9.6、f/11、f/14、f/16となっている。
シャッタースピード (8.1)
シャッタースピードはマルチマニュアルリングで調整できる。手順はアイリス機能の設定メニューとまったく同じで、最後のメニュー画面でシャッタースピー ドを選択すればよい。
シャッタースピードは1/60、1/100、1/120、1/180、1/250、1/350、1/500、1/750、1/1000、 1/1500、1/2000、1/3000、1/4000、1/8000秒となっている。リングは正確に、そして確実にシャッタースピードを選択するのに 適している。
シャッタースピードの調整にはさらに2種類のオプションがある。「オートスローシャッター」機能にすると、シャッタースピードは1/30秒とな る。「24pデジタルシネマ」機能にするとシャッタースピードは1/48秒になり、「オートスローシャッター」機能と「24pデジタルシネマ」機能を併用 すると、シャッタースピードは1/24秒までおちる。
ホワイトバランス(5.5)ホワイトバランスもマルチマニュアルリングで調整する。手順はアイリス、シャッタースピードと同じ。設定画面を選択すると、ホワイトバランスモードが表 示される。モードにはオート、晴れ、曇り、屋内 1(白熱電球)、屋内 2(電球色蛍光灯)、蛍光灯、セット(マニュアル)の設定が用意されている。
マニュアルホワイトバランス設定は単純でありながら、一筋縄では行かない。どういうわけかホワイトバランス設定だけがマルチマニュアルリングで調整する 際、カメラファンクションボタンを押したままの状態にしなければ設定できない機能なのだ。まずオート/マニュアル切り換えスイッチを押してからカメラファ ンクションボタンを押し、メニューからホワイトバランスを選択、カメラファンクションボタンを再び押して確認し、リングを回してマニュアルセットを選んで から、またカメラファンクションボタンを押すとカメラがホワイトバランスを設定するという仕掛けだ。ややこしいのだが、このカメラを買って間もないうち は、取説なしではマニュアルでホワイトバランスの設定はできないだろうという気がする。
ゲイン (6.0)
民生用のビデオカメラの中では唯一、パナソニックだけがゲインのマニュアル操作を可能にしている。先に述べたようにゲインは、ゲインと絞りを同時に操作 するアイリス機能の一部なので、絞りが開放に設定されなければゲインを上げることができないのが何とも残念だ。絞りを小さくして被写界深度を広くし、かわ りにゲインを上げて適正露出にする、ということはできない。しかしこれは、ユーザーが誤った使い方をして、粒子の荒い映像にしてしまう可能性を防ぐための 設定なのだろう。
とはいえ、マニュアルでゲインを操作できるというのは良いことに違いはない。ヒストグラムも輝度表示もあるし、暗いところではどっちみち絞りは開 放にすることになる。
ゲインの設定は0dB、3dB、6dB、9dB、12dB、15dB、18dBとなっている。
マニュアル操作その他 (9.0)
パナソニックHDC-SD100にはマニュアル操作で撮影する際に役立つさまざまな機能がある。
シャープネス
文字通りシャープネスを操作する機能。明るさ調整の項で述べたとおり、画質調整メニューに辿り着くのは一苦労だ。メニューの山をひとつ越え、二つ越えし てシャープネス設定画面に辿り着くのだが、その画面にはスライドバーが表示され、-5から+5までの間に設定できるようになっている。基本設定は0であ る。設定段階ごとに画質がわずかに変化して行くが、マニアには嬉しい機能だ。
色の濃さ
これもやはり画質調整メニューの中に深く埋まっている機能で、主に彩度、つまり色の濃度を調整する機能である。メニュー画面に辿り着くのは大変でも行っ てみる価値はある。HDC-SD100はほとんどの場合彩度が高め、つまり発色の濃度が強めの傾向にある。この「色の濃さ」機能は-5から+5までの間に 設定できるようになっており、基本設定は0。-2、または-3ぐらいに設定すると、だいぶ自然な発色感が得られる。
露出設定の補助機能
マニュアル操作をする際のヒストグラム表示と輝度表示。マルチマニュアルリングでアイリス調整をする時に表示される。「お好み設定」メニューからそれぞ れの希望設定を選んで常時表示にすることもできる。ヒストグラムは横軸で明るさを表し、縦軸で明るさの画素数を表示、露出状況を視覚的に捉えることができ る。輝度レベルは0%から99%の値で表示する。
これらの機能は、画面の中で露出オーバーで白とびの可能性のある部分を斜線で表示(ゼブラパターン)するゼブラ機能とともに使うことができる。ゼ ブラ機能も「お好み設定」メニューで設定でき、マニュアル操作をする時に表示される。便利な機能である事に間違いは無いのだが、例えばソニーのビデオカメ ラのようにゼブラパターンの輝度レベルを70IREや100IREなどのように設定できないのが実に惜しい。このパナソニックは輝度がどこに設定されてい るかはわからない。
24pデジタルシネマ
言うまでも無く、24pのフレームレートで録画する機能だが、画像としては不満が残る。まず24pモードにするとデジタルシネマカラー機能 も同時に入るので彩度が上がり、濃いめの発色になる。もちろん画質調整の「色の濃さ」メニューで彩度を抑えることもできるが、24pモードの問題はこれだ けではない。再生画ががたつき、あまりなめらかな動きの映像とは言いがたかった。もちろん濃い目の発色が好みで、ゆっくりした動きの映像の撮影が中心の人 たちには問題ないだろう。
デジタルシネマカラー
上で述べたように、24pデジタルシネマモードにすると自動的にデジタルシネマカラーも機能するが、24pデジタルシネマモードでなくとも、トップメ ニューから「お好み設定」を選択してデジタルシネマカラー機能を使うこともできる。デジタルシネマカラーは動画用拡張色空間の国際規格であるxvYCC規 格に準拠したx.v.Colorで記録する。再生にはx.v.Color対応のハイビジョンモニターでなければ、その恩恵を目にすることはできない。未対 応のモニターであれば、不要になる情報は無視されるので問題は無い。
ガイドライン
この機能は、撮影時あるいは再生時に映像の水平をとり、構図のバランスを確かめるために使われる。「水平ガイド」、「格子1」、「格子2」の3種類 のガイドラインが用意されている。
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