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パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-SD100

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パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-SD100

  Panasonic HDC-SD100(オープン価格)はパナソニックが強く推すフルハイビジョンのビデオカメラで、同社のHDC-HS100(オープン価格)と共にパ ナソニックとしてはCMOSを初採用したビデオカメラである。
同社のHDC-HS100と比べた場合に大きく異なるのは、HDC-SD100がHDDを内蔵していないぶん、HDC- HS100よりも小型で軽量であ るという点だろう。HDC-SD100は記録メディアにSD/SDHCメモリーカードを使用する。

パナソニックにはSD/SDHCメモリーカード対応の機種としてはPanasonic HDC-SD9(オープン価格)もあるが、これは初心者向きの内容となっている。HDC-SD100は画質にこだわるマニア向けの機能を盛り込 んである。例えばHDC-SD100にはビューファインダーが搭載されているし、接続端子も増設されパナソニックが「マルチマニュアルリング」と呼ぶ多機 能のレンズリングも搭載されている。

内容的に一番大きな変化はやはり、パナソニックがついにCMOSを採用したという点だろう。しかしCCDからCMOSに移行したとはいえ、センサーは3 板という姿勢は継承されたようだ。

総合的に見ればHDC-SD100はパナソニックの堅実なアプローチが結実した感のあるビデオカメラだといえる。

なお、記事に使われているHDC-SD100の写真は北米モデルです。

 正面(8.75)
正面から見ると、HDC-SD100は HDC-HS100とまったく変わりがない。両機とも12倍光学ズームを搭載している。焦点距離は2.95㎜から35.4㎜。絞り値の範囲はf1.8から f2.8となっている。またフィルター径は37㎜で、別売りのレンズフード、フィルターを取り付けることができる。

 ここで最も注目すべきなのは「マルチマニュアルリング」と呼ばれる多機能レンズリングだろう。これはマニアにとってはたまらない機能で、このリン グひとつでズーム、フォーカス、ホワイトバランス、絞り、ゲインを非常にスムーズに操作できるのだ。これは着想も設計もすばらしいのだが、使いこなすには 慣れを要する。

これ以外にパナソニックHDC-SD100の正面に設置されているものとしては、レンズの向かって左側に静止画撮影用の内蔵フラッシュ、レンズの下にリ モコン受信用のセンサーと撮影ランプがついている。ここで重要なポイントはHDC-SD100には外部マイク用のジャックが設置してあるという点。HDC -HS100も同様で、このマイク用の端子はプラスチックのカバーで保護されている。カバー自体は本体に係留されてはいるが、係留用の紐が華奢なので丁寧 に扱ったほうがいいだろう。


右側面(7.0)
パナソニックHDC-SD100の右側面はほとんどのビデオカメラと同じで、中心的存在はハンドストラップである。手のひらに収まりやすいようスムーズ な仕上げとなっていて、HDC-HS100に比べると内蔵HDDがないぶんスマートでなかなか申し分のない外観となっている。ハンドストラップにはクッ ションが入っているので使い心地がいいし、これまでよりしっかりしたものになっている。
しかしパナソニックHDC-SD100の右側面にはひとつ大切なポイントがある。それはモードダイヤルで、例えばHDC-SD9の場合では背面に配置さ れていたが、HDC-SD100ではそれが右側面に移動しカメラ操作をする人に使いやすく親指操作ができる位置に配置された。

 さらに右側面にはビューファインダーの視度調整ダイヤル、液晶モニターとビューファインダーの切り替えスイッチが設置されている。視度調整ダイヤ ルは眼鏡が必要な人たちにとっては大歓迎間違いなしで、モニターのスイッチは液晶モニターを開いたままでもビューファインダーの使用を可能にする。

 この3点の特徴はHDC-HS100にも共通した特徴である。




HDC-HS100の右側面
SD9よりも握りやすい形状となっている
モードダイヤルの位置

背面 (5.0)
パナソニックHDC-SD100の背面で、さらにSD9と異なるのはSDHCカードスロットの位置で、HDC-SD100ではスロットを液晶パネル収納 面に移動した。モードダイヤルの右側面への移動と合わせると、背面の面積はビューファインダーを設置するだけの広さを確保できたわけだ。ビューファイン ダー自体はカメラ本体に据え付きなので角度を変えたりすることはできないが、日中の強い光の下で撮影する時には重宝することになるだろう。

 ビューファインダーの他には撮影開始/一時停止ボタンがあるのみで、後はバッテリーが背面を占めている。バッテリーの装着面は十分な深さがあるの で、大容量のバッテリーを装着しても極端に突き出したりはしない。難を言えば、DC端子、USB、HDMI端子がバッテリー装着面に設置してあるのが惜し い。

 どうして惜しいかと言うと、バッテリーの残量があと僅かという場合に直接DCコードをカメラの入力端子に繋ぐことが出来ず、必ずバッテリーを外さ なければならない。つまり一度完全に電源が切れてしまい、連続撮影が出来ない。

 ACアダプターはバッテリーの充電器も兼ねるが、DCコードを繋いでカメラを使用している間はバッテリーを充電することは出来ない。

 ファイルの移動もUSBケーブルを使うため、バッテリーを外さなければならない。USBケーブルを繋ぐだけ、と簡単には行かないのだ。AC電源の コンセントが必要になり、場合によっては延長コードを探し回らなければならない。つまり「一仕事」になるのだ。

 ハイビジョンのテレビに接続する場合に、コンポーネント出力であれば問題ないが、HDMI端子を使って接続したければ、やはりバッテリーを外して DCコードを繋げなくてはならない。

 要するにこのような理由で不満が残ってしまうのだ。残念。




HDC-HS100の背面 端子類はバッテリーの後ろにある

左側面 (6.0)
左側から見ると、パナソニックHDC-SD100とHDC-HS100の外観はほとんど同じで見分けがつかない。銀色に光るマルチマニュアルリングと光 沢仕上げのブラックボディが特徴的だ。
オート/マニュアル切り換えスイッチと、カメラファンクションボタンが前方に配置されているが、これらはマルチマニュアルリングを操作する際に使われ る。つまり、マニュアルに切り換えてリング機能にスイッチを入れ、ファンクションボタンとリングでマニュアル操作のメニューを選ぶ、という仕掛けだ。
残念ながらこれらのスイッチは液晶モニターを開けた状態では操作しにくい位置にある。

 液晶パネル収納面の外の向かって右上にはPRE-REC ボタンとおまかせ iA ボタンが配置されており、液晶モニターを閉じた状態でもこれらのスイッチを操作できるようになっている。

 2.7型の液晶モニターを開けて収納面を見ると、やはりHDC-HS100と全く同じデザインであることがわかる。向かって左から手ブレ補正ボタ ン(O.I.S.)、削除ボタン、十字キー(ジョイスティック)メニューボタンがすっきりと配列され、やや下のレンズ側には、上から DISC COPY ボタン、カード扉の開閉レバーが配置されている。
収納面の下中央の扉を開けるとAV/ ヘッドホン出力端子、D端子が配置されている。収納面の真下にはSDHCカードスロットが設けられている。

 パナソニックが「十字キー」と呼ぶジョイスティックはSD9のそれを平坦にした形だが、大きめに作られているのと、表面加工のおかげでかなり使い やすいものとなっている。せっかくの使いやすさなので液晶パネル収納面ではなく、液晶パネル本体あるいはカメラ本体の背面に配置してほしいところだった。



Panasonic (パナソニック) HDC-SD100の左側面 液晶パネル収納面

上面(6.0)
HDC-SD100の上面の大きな特徴はアクセサリーシューだ。レンズ側にある内蔵マイクのすぐ後ろがカバーとなっていて、開けると外部マイクやビデオ ライトなどを取り付けることのできるアクセサリーシューがある。アクセサリーシューのカバーは厚みがあっていいものの、本体に係留する紐はやはり華奢なつ くりなので注意しなければならない。

内蔵マイクは5.1ch ドルビーデジタルだが、カメラ本体を持つ手の小指があたりやすい。特にHDC-SD100はHDD内蔵でない分、手がカメラの上全体を覆いがちになるので 注意が必要となる。
上面のビューファインダー側にズームレバーと静止画シャッターボタンが配置されている。ズームレバーの操作はやや過敏に反応する感があり、スローズーム などは難しく感じられる。マルチマニュアルリングでもズーム操作は行えるようになっていて、こちらの操作ではスローズームが楽にできる。



Panasonic (パナソニック) HDC-SD100の上面 アクセサリーシュー

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