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09.再生機能と接続機能
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10.音声 & その他の機能
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11.キヤノン iVIS HF S21 比較
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12.パナソニック HDC-TM700 比較
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13.ソニー Handycam HDR-CX550V 比較
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14.総括
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15.スペックと評価
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF G10

マニュアル操作
• 優れたオート機能
• 非常に充実されたマニュアル撮影機能
• 操作性抜群のフォーカスリング
• カスタムキーとダイヤルの位置、操作性は今ひとつ
オートモード (10.47)
キヤノン iVIS HF G10 にはさまざまなオート設定機能が盛り込まれているが、もちろんマニュアル設定機能も非常に充実されている。 昨年のフラッグシップだった HF S21 に搭載されていたオート機能はもちろん、「こだわりオート」をさらに一段と進化させている。シーンモードはさらに追加され、全部で 38 シーン。AF 機能にはこれまでのハイスピードに加え、ミディアムスピードAF が追加された。ズームスピードのオプションも豊富に取り揃えられ、「撮り」に徹底している。
タッチ AF やタッチ露出、AE/AF 追尾機能も備えており、すべての機能はタッチパネルで操作される。また、ビデオカメラの後方にあるダイヤルを使用することで、ほとんどの機能を設定するこ とができる。ただ、このダイヤル操作は直感的ではなく、使用感も今ひとつなのが惜しい。
オート機能は非常に良く機能するものの、明るいシーンから暗いシーンにカメラをパンした場合にAE 機能がスムーズに反応しない場合があった。「こだわりオート」で撮影する場合は、ズーム、タッチデコレーション、シナリオモード、ビデオスナップ以外の機 能は使用ができなくなる。オートモードで静止画を撮ることもでき、その場合は自動的に手ブレ補正機能が ON になる。
「シネマルックフィルター」はある意味ではオート機能をさらに進化させた機能で、9種類のフィルターの中から目的に合った効果を選択することがで きる。そして、効果の強度は3段階に設定できるようになっている。マニュアル撮影で設定可能な機能も、全てではないが使うことができる。
| キヤノン iVIS HF G10 | キヤノン iVIS HF S21 | パナソニック HDC-TM700 | ソニー Handycam HDR-CX550V | |
| オートモード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| AF(オートフォーカス) | ノーマル/ハイスピード/ミディアムスピードAF | ノーマル/ハイスピードAF | ノーマルAF | ノーマルAF |
| スポット/タッチフォーカス | ◯ | ◯ | × | ◯ |
| AF/AE追尾機能 | ◯ | ◯ | ◯ | × |
| 顔検出機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 逆光補正 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| ローライトモード | × | × | カラーナイトビュー | 夜景 |
| オートスローシャッター | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| シーンモード |
ポートレート/スポーツ/スノー/ビーチ/夕焼け/ 夜景/ローライ /スポットライト/打ち上げ花火 |
ポートレート/スポーツ/スノー/ビーチ/夕焼け/ 夜景/ローライ /スポットライト/打ち上げ花火 |
スポーツ/人物/ スポットライト/雪/ビーチ/夕焼け/花火/風景/ローライト/夜景/夜景&人物(静止画のみ) |
オート、夜景、夜景&人物、日の出&夕焼け、打ち上げ花火、風景、ソフトポートレート、スポットライト、ビーチ、スノー |
| その他のオート機能 | こだわりオート | こだわりオート | おまかせiA |
スポット測光 AEシフト |
ズーム (9.0)
キヤノン iVIS HF G10 にはまずカメラの上面にゆったりとした大きさのズームレバーがあり、オプションとしてさらにタッチパネルでズーム操作をすることもできる。タッチパネルのズームはHF S21 と同様にズームスピードが可変式なのがとても良い。
しかし、HF G10 のズーム操作で最も特徴的なのは、非常に豊富なズームスピードのオプションだ。可変式のズームスピードはもちろん、ハイスピード/ノーマル/スロー3段階 から選ぶことができ、さらに16種類のスピードに設定することが可能。また、付属のワイヤレスリモコンを使用してのズームスピードもコントロール可能だ。 ズームの動作の始まりと終りの部分にスピードを緩衝するソフトズーム機能も備えている。映像作りに徹底しているというわけだ。
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ズームスピードは驚くほど 綿密なコントロールが可能 |
ズーム比 (3.77)
HF G10のズームレンズは光学10倍。昨年のフラッグシップだったHF S21と同じズーム比だ。ハイエンドのビデオカメラとしては標準的。HD ビデオカメラの中級機にはさらに高倍率のズームレンズを搭載したモデルもあるので、どうしても高倍率ズームでなければ、という人は、そちらの方を探したほ うが良いだろう。
デジタルズーム機能を備えており、40倍、200倍に設定することが可能だが、デジタルズームは画質劣化が激しいのでおすすめできない。
| ズームの比較 | ||
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| 広角 | ズーム域中間 | TKTKTK倍ズーム |
フォーカス (11.0)
HF G10のAF 機能も充実されている。ノーマルスピードAF に加え、ミディアムスピードAF 、 ハイスピードAF のオプションを持っている。
しかし、注目すべきなのはマニュアルフォーカス機能で、フォーカス操作にはフォーカスリングが採用されている。さらにピーキング機能、画面の拡大表示機能、そして波形モニターまで備えマニュアルフォーカス機能を強固にしている。
フォーカスリングは大きさも使い心地も申し分ない。しかし、全く難点を感じないというわけでもない。HF G10 のレンズはカメラ本体からあまり突出していないので、リングの位置は液晶モニターにごく近い。そのせいで液晶モニターを開けて前傾させると、フォーカスす る指がモニターに当たることがたびたびあるのだ。もちろん慣れてしまえばどうということはないのかもしれない。しかし、気にはなる。もちろん EVF を使って撮影する場合は何らの支障もない。
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| キヤノン iVIS HF G10 のマニュアルフォーカス | HF G10 のフォーカスリング |
フォーカスアシスト機能としてはピーキング、画面の拡大表示機能がある。どちらも正確なフォーカスを得るには欠かせない機能だが、拡大表示機能をすぐに 消して、画面全体の表示に戻す方法がほしいところ。現行ではフォーカス操作をやめて拡大表示機能が消えるまで待たなければならない。
波形モニターはさらに上記の機能とは別のフォーカスアシスト機能だ。いかにもプロ仕様なところがたまらない。この波形モニターはフォーカスだけでなく、露出をチェックするためにも使用される。
もうひとつのフォーカス機能は、フォーカスロック機能だ。特定の焦点距離でフォーカスをロックしておき、タッチパネルのボタンで違った焦点距離からフォーカスをロックしたまま定めた焦点距離に移動することが可能だ。
これほど豊富なマニュアルフォーカス機能では、非の打ちどころはないのだが、機能が充実されるぶん、フォーカスメニュースクリーンは項目が増えることになる。まあ、HF G10 がほしいという人は、絶対にひるまずチャレンジするに違いない。
| マニュアルフォーカス機能比較 | |
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キヤノン iVIS HF G10 操作方式: フォーカスリング、タッチパネル フォーカスアシスト: ピーキング、拡大表示、波形モニター |
キヤノン iVIS HF S21 操作方式: ダイヤル、タッチパネル フォーカスアシスト: ピーキング、拡大表示 |
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パナソニック HDC-TM700 操作方式: リング フォーカスアシスト: ピーキング |
ソニー Handycam HDR-CX550V 操作方式: ダイヤル、タッチパネル フォーカスアシスト: なし |
露出 (9.0)
HF G10の露出設定は、-3~+3EV までの範囲を1/4 EVステップで設定可能。ゼブラパターン表示で白とび部分を目で確認することができる。そしてAE ロック機能も備える。また、タッチパネルを使ったタッチ露出機能もある。そして波形モニターで露出の確認をすることが可能。
露出設定機能はこのように充実されているが、設定にはカメラ後方にあるダイヤルを操作するのだが、このダイヤルの使い心地がどうも今ひとつ。小さ くて操作に的確さに欠けるのだ。これに比べると、タッチパネルを使ったタッチ露出のほうが使い勝手が良いと言ってもいいくらい。
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絞り (8.5)
絞り値の設定はカメラ後部のダイヤルかタッチパネルで設定することができる。ダイヤル操作をするにはまずメニューに入り、マニュアルモードか絞り優先 AE モードを選択する。つまり、タッチパネル操作でマニュアルモードを選択してからでなければダイヤルで絞り値を設定することはできないようになっている。どっちみちタッチパネル操作をしなければならず、なんとなく二度手間の感がある。
また、ND フィルターを備えていて、マニュアル撮影機能をさらに充実させている。絞り値は開放の f/1.8 から f/4.0 までの範囲で設定できるのだが、絞り値をf/4.0 に設定するとND フィルターが画面にリストアップされる。そしてND フィルターのリストから 1/8を選択すると、絞り値は f/4.8 から f/8.0 まで設定できるようになる。しかし、この辺のND フィルターの関係がちょっとわかりにくかったりする。
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シャッター速度 (8.8)
HF G10のシャッター速度は絞り設定のように、ダイヤル操作かタッチパネル操作で設定ができるようになっている。絞り設定の場合と同様、一度メニューに入り、シャッター速度優先AE モードかマニュアルモードを選択しなければならない。
シャッター速度の設定範囲は低速が充実されているのがとても良い。15/1 秒、そして1/8 秒まで伸びている。欲を言うと高速シャッターを加えてくれるとなおさら良いだろう。比較テスト機ではパナソニック HDC-TM700 は最高速シャッターは 1/8000 秒、ソニー HDR-CX550V は 1/10000 まで伸びている。キヤノン機の 1/2000 秒に比べるとかなり高速となっている。
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ホワイトバランス (11.5)
HF G10のホワイトバランスには新しい機能が加わっている。これまではキヤノンの業務用ビデオカメラにしか備えられていなかった機能だ。プリセットはHF S21から変化はないが、カスタム設定は2種類設けられ、さらに色温度をマニュアルで設定することも可能になった。色温度の設定範囲は 2000K から 150000K まで。暖色から寒色までの変化を目で確かめることができる。
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ゲイン (6.0)
HF G10はAGCリミット機能を備えている。これはHF S21が備えているAGCリミット機能と同じだが、HF G10ではマニュアルモードで撮影する場合、ゲインコントロール機能を完全にマニュアルで設定することができるという違いがある。
マニュアルモードでは、ゲイン値を自由に設定することが可能だ。そのかわりに設定値を上げすぎて露出過多になったりすることもあるが、ここまで完全にゲインコントロールができるビデオカメラは民生機では珍しい。
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色/画質調整機能 (15.0)
| 色/画質調整機能 | 内容 |
| 画質効果 | 画質調整のプリセットは姿を消し、シネマルックフィルターが映像効果のために積極的な役割を担っている。その中のシネマスタンダードフィルターでは色の濃さ、コントラスト、ソフトフィルター、キーをそれぞれ調整することが可能。 |
| ND フィルター | ビデオカメラのセンサーに届く光の量をカットするフィルター。絞り調整機能と連動している。 |
| x.v. Color | より広い色空間で記録 |
| シネマルックフィルター | HF G10で新しく登場した機能。シネマスタンダード、ポップ、ファンタジー、クール、ノスタルジック、セピア、オールドムービー、メモリー、ダイナミックモノクロームの9種類の映像表現が用意されている。 |
| ゼブラ | 主にプロ用のビデオカメラに搭載される露出調整機能。露出過多で白とびする部分を縞模様で表示する。100%では白とびする明るさで、70%では白とびに近い明るさを表示する。 |
その他のマニュアル調整機能 (6.0)
| 調整機能 | 内容 |
| コンバージョンレンズ | 望遠レンズやマクロレンズなどのコンバージョンレンズを使用する場合に使用される設定。AF 機能や手ブレ補正機能をレンズに合わせて最適化する。 |
| マーカー表示 | 画面に水平線または格子状のパターンを表示し、撮影する際の構図決定を助ける 。 |
| カラーバーとテストトーン | SMPTEカラーバーを表示し、テレビなどの色や明るさの調整に使う。また、オーディオテストトーンを出力することも可能。 |
| マニュアル設定機能の概要 | ||||
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| 設定機能 | キヤノン iVIS HF G10 | キヤノン iVIS HF S21 | パナソニック HDC-TM700 | ソニー Handycam HDR-CX550V |
| フォーカス | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 露出 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 絞り |
マニュアル 絞り優先AE |
絞り優先AE | マニュアル | 絞り優先AE |
| シャッタースピード |
マニュアル シャッター速度優先AE |
シャッター速度優先AE | マニュアル | シャッター速度優先AE |
| ホワイトバランス | マニュアル、セット1、2、色温度設定 | マニュアル |
マニュアル WB シフト |
マニュアル WB シフト |
| ゲイン |
AGCリミット 0dB〜24dB |
AGCリミット 0dB〜24dB |
マニュアル (絞り開放後) |
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