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06.音声機能/画像再生/接続機能
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07.その他の機能
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08.機種比較/総論
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09.スペックと評点
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HG10

上はキヤノンHV20の切り抜き、
下はキヤノン HG10の切り抜き。
HG10のほうがシャープでないことが分かる。
キヤノンHG10には総画素数296万画素の1/2.7型CMOSセンサーが搭載され、ビデオモードでの有効画素数は207万画素だ。センサーの裏では Digic DVIIという映像エンジンが動いている。実際にはDigic DVIIは2つのエンジンからなり、1つは動画、もう1つは静止画用である。これはキヤノンの最高のコンシューマー用HDVビデオカメラであるHV20や DVD記録型AVCHDビデオカメラであるHR10に搭載されているものと、同じレンズ、イメージセンサー、映像エンジンシステムだ。HR10の実験はま だだが、HV20のパフォーマンスには確かに仰天した。10月に決定する今年一番のビデオカメラ賞をもぎ取っていくのはほぼ確実だ。

1080/60i
HV20への強い人気に比べて、現時点でのAVCHDの描画力の弱さを考えると、HG10は大役を引き受けていると言えるだろう。多くの点でHV20と HG10に大きな違いが見られなかったことはとても喜ばしいことだ。まず第一に、キヤノンが得意とする色の再現性は全く同等であった。今年テストした全て のハイビジョンカメラの中で、色性能に関してはキヤノンが突出していた。一番はじめに違いに気づいたのは、静止画とかなりスローの動画でのシャープさだ。 実験での値をみると、HG10のほうがHV20よりもわずかにいいが、目で見た感じだと、HG10ではかなり細かいディテールが失われているようだ。大き なハイビジョンテレビでも普通の人には違いが分からないかもしれない。逆に言うと、この小さな違いに気がつくような人でなければ、現時点で、高価なビデオ カメラとハイビジョンテレビを購入していないかもしれない。
各メーカーはそれぞれ少しずつ違った方法でAVCHD圧縮を微調整している。現時点では、我々はAVCHDの動きを処理する能力には満足できていな い。多くの場合、動いているものの境界に残像やブロックノイズが見える。動きの処理についても、HG10には驚かされたが、色の再現性程ではなかった。動 きのある映像の扱いについてはまだ問題があるけれど、パナソニックHDC-SD1やソニーHDR-SR1で見られたほどには残像感が強くなかった。ただ し、これは60iのビデオモードについて言えることであって、24Pでは異なる。

1080/24P
明るい照明下で24Pに切り替えると、色性能と見た目の解像度は多かれ少なかれ1080/60iと一緒である。明らかにキヤノンは本物の24P機能の付い たコンシューマービデオカメラを販売しようとしているようだ。HV20では、それをしっかりやりとげていた。動画が美しいだけでなく、それ以前のビデオカ メラに付いていた切れ切れの「24P的に見える」効果を超えたしっかりしたものだった。
残念ながら、HG10ではそうはいかない。どんな理由であれ(我々には独自の理論があるのだが)HG10での24P動画はひどかった。動きがゆっく りの時でさえ、カメラがパンしたときもティルトしたときも非常にむらのある動きになってしまう。これは60iで遅いシャッタースピードでの撮影した際に見 られる動きのブレではなくて、ショットを台無しにしてしまう、つっかえつっかえの断続的なものだ。最も考えられるのは、プログレッシブのイメージ読み込み とその出力の組み合わせが、映像エンジンに負荷が高いAVCHD圧縮とコンフリクトを起こしてしまうのではないだろうかということだ。HDV規格はプロ セッサーにそれほど負荷がかからないないので、HV20での方がずっときれいに見えたのではないか。理由は何にせよ、特殊な効果を狙わないのなら、24P での撮影はお勧めしない。
シネマエフェクト
シネマエフェクトは、キヤノンHG10の色調に影響を与えるガンマ調整だ。60iと24Pで使用可能である。HG10はシネマエフェクトをプログラムAE 設定の1つにしているため、残念ながら絞り優先やシャッタースピード優先と同時に使用することができない。

この グ ラフ を見ると、通常の場合とシネマエフェクト(Canon XH A1のCine1の設定に対応するのがシネマエフェクトである)でどれ程ガンマカーブが違うのか分かる。シネマエフェクトはフィルムのトーンを再現しよう と作られている。これは長所であると同時に短所なのだが、影とハイライトの間のレンジが狭いのだ。白とびはおこりにくいが、影で多くのディテールを失いや すい。ポイントは、もし映画のように撮りたいのなら、十分に時間をかけてライティングをおこなうべきであるということ。適切に行えば、中間のトーンがいき いきとしてくるだろう。彩度が下がり、中間トーンのディテールが浮かび上がる。もしプロのように撮りたいのなら、この設定で試行錯誤する価値は十分にあ る。
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通常のガンマ |
シネマエフェクト |
低照度性能 (8.47)
大型の1/2.7型CMOSセンサーは暗い場所で威力を発揮するはずだ。パナソニックやビクターのように、ハイエンドのコンシューマー向けに3つの小型セ ンサーを搭載するメーカーもある。これらのメーカーは、明るい照明下ではよりよい色性能を追求し、暗い場所では見逃されることを期待しているようだ。今年 はじめの、ハイビジョン一位決定戦では、そういうシナリオにはならなかった。実際、キヤノンHV20(シングルチップ)とパナソニックHDC-SD1 (チップ3基)とでは少なくとも明るい照明下では色の再現性が同等で、暗い場所ではキヤノンが簡単に制した。両カメラとも色が暖色になりすぎるビクター GZ-HD7よりは優れていていた。
1080/60i
60iの60ルクスでは、驚くべき映像の結果が出た。キヤノンHV20と横にならべて比べると、明らかにHG10でノイズが少なかったのだ。HV20を実 験した際にはそれなりに細かい粒子状のノイズが見られたが、HG10にはほとんど見られなかった。しかし、HG10のシャープさは、HV10と比較してノ イズと反比例するように明らかに劣っていた。両方のビデオカメラでイメージセンサーとプロセッサーが同じで、これらの映像は同一の条件下で撮影されている ため、HG10のAVCHD圧縮プロセス中に情報が失われ、圧縮ブロックノイズが発生したのだが、ブロックノイズが粒子状のノイズを隠してしまったのでは ないかと推測される。結局、これはひどい副作用ではなかった。全てのデータ圧縮で同じようにうまくいけばいいのだが、と願う。

1/30にまでシャッタースピードを下げると明るくはなるのだが、ブレが極めて目立つようになる。

オートモードで15ルクスの照明下では、おきまりだが、多くの機種が似てくるようだ。この低照度下では、キヤノンHV20とHG10に同量のノイズ が発生し、映像はとても見づらい。

15ルクスの照度ではシャッタースピード1/30にしても、ノイズが低減する以外に、色の表現性やディテールの細かさにあまり影響を与えなかった。

1080/24P
24Pに切り替えると、デフォルトのシャッタースピードが1/60から1/48に遅くなるため、暗い場所での映像は明るくなった。しかし、上の動画性能の セクションでも述べたのでお分かりかと思うが、このカメラの24Pモードでは、ちょっと動きがあるだけで動画がブチブチ切れるので、映像は見られたもので はない。

これは暗い場所での性能に大打撃だ。HV20を24Pモードにするとすばらしい感度を発揮した(たった3ルクスで50IREを作り出す)からだ。 24Pモードが使い物にならないので、暗い場所ではHG10は少なくともHV20と同程度のスターモデルではない。



続く低照度性能テストは、60ルクスの明るさでGretag MacBeth Color Checkerチャートを撮影し、取り込んだ映像をImatestのソフトウェアにかけて色の正確さ、ノイズ、彩度を解析する。このテストの二段階目で は、露出が50IREのピーク値を迎えるまで光を徐々に暗くしていく。1080/60iの場合、キヤノンHG10は最高で50IREを8ルクスで出すこと ができた。HV20は統計上ほぼ同じで7ルクスだった。HV20の場合には24Pでは3ルクスというより驚異的な値がでたので、最終的に24Pでのパ フォーマンスの値も要素として取り入れた。しかし、HG10での24Pのパフォーマンスはとても悪かったので、24Pモードで出た値を使うのは公正でない だろう。60ルクスではHG10は10.7のカラーエラー、0.9125%のノイズ、82.39%の彩度であった。これらの値はHV20やソニーHDR- HC7と比較し若干優れていた。
手ブレ補正(7.68)
キヤノンはこのモデルに、スーパーレンジOISといい、録画中にカメラの揺れを軽減する光学式手ブレ補正(OIS)システムを搭載した。専用の振動発生器 を使い、HG10のOISを二段階のスピードで実験をした。スピード1はゆっくり歩いている状態での典型的な手持ち撮影の揺れを再現しているのに対し、ス ピード2は揺れの大きい車からの撮影や、ギョギングしながらの撮影の揺れを再現している。
スピード1では、HG10のOISは86%の揺れを軽減し、HDVバージョンのキヤノンHV20と同等のパフォーマンスだった。スピード2では HG10は50%揺れを軽減し、HV20よりも若干性能がよかった。我々のシミュレーションプロセスを通して面白いことを発見した。約20秒間スピード2 で揺らした後では、キヤノンHG10のOISシステムは振動発生機と同様の揺れを処理することができるようになり、より多くの揺れ(80%)を軽減するこ とができるようになったのだ。このカメラがまるでラプターのような学習カーブでもって学習していたのは事実だが、このスコアを取り上げることはできない。 シミュレーションルームの外での通常の録画では、これほど長い間同じ強さ、振動数が続くことは通常ないので、このスコアを最終スコアにするのは得策ではな いと判断したからだ。
広角レンズ性能 (9.6)
我々は、OISを切った状態でズームを広角まで最大限に引いて、壁の前の三脚に載せた状態でHG10の最大広角を測定した。左右の角度は垂直 レーザーによって計測され、2つの角度の差から最大視野が算出される。また、液晶モニターでは画面全体が映し出されないことがあるので、動画のフル画面を 外部モニターに出力し計測をした。この実験からの最大広角48度が得られた。
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