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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HG10

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静止画撮影
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HG10
パート 3

オート/マニュアル 操 作
オート操作 (6.5)
キヤノンHG10のオート操作はかなりいい。我々が見る限り、露出とフォーカスとホワイトバランスはキヤノンHV20と同じものである。キヤノンが全ての ハイビジョンラインに同じレンズと画像処理システムを搭載しているのは間違いない。キヤノンは集合として、市場の他のどのメーカーより上手である。そう、 HDR−SR1やHDR-SR7のようなソニーの同格のビデオカメラには、プロ使用のビデオカメラを真似してつくられた、より段階的なホワイトバランス機 能が備えられているが、映像は決してキヤノンほどよくならない。

オート操作のトップを飾るのはフォーカスだ。キヤノンHG10はハイスピードAFシステムを搭載している。そのためのセンサーが正面に付いており、 センサーはおおまかなフォーカス操作を、内部のAFシステムは細かいフォーカスだけを担う。実際には、ハイスピードAFシステムは一瞬フォーカスを探した 後、「パチッと」フォーカスを合わせる性質がある。これは美的には、好みを選ぶものかもしれない。幸運にも、内部AFだけで機能させるために、ハイスピー ドAFを無効にすることもできる。十分に明るい場所では、ハイスピードAFシステムはピントの正確さではなく、単にスピードの改善のためのものである。

さらに、下記で紹介されている数々のマニュアル操作に加えて、キヤノンHG10は一連のプログラムAEモードを提供している。ファンクションメ ニュー下に位置するワンタッチコントロールを使うと、オートモードがうまくいかないときに、撮影状況にあわせて画質を改善することができる。オプションに は、ポートレイト、スポーツ、ナイト、スノー、ビーチ、夕焼け、スポットライト、打ち上げ花火がある。

マニュアル操作全般(6.75)
単純な機能比較上ではキヤノンHG10のマニュアル操作はHV20と同一であるし、実際、それはある程度正しい。しかし、セレクトダイアルという新しいイ ンターフェースが付加されたことによって、実際上の操作性は大きく変わった。 この自由にくるくるまわるホイール(キヤノンの広報上の戦略はともかく、iPodのものとは少しも似ていない)が液晶パネルの端に設置されている。セレク トリングは安っぽい感触だ。盛り上がったぼこぼこした部分が、指のグリップになっているが、理想的な高さとはいかない。それで、その回転を抑えにくいの で、メニューをどんどん遷移している時に、止まってほしい項目の上で止めるのが難しいことがある。

実際的な操作性にはもう少し磨きをかける必要があるが、コン セプト自体は素 晴らしい。自由に回転するホイールのおかげで、好みの設定にするための、タッチパッドや十字キーやタッチスクリーンのクリック回数を減らすことができる。 HG10のデザインでは、ホイールの内側に四方向のタッチパッドがあり、インターフェースを本体のいろんな場所にちりばめるのではなく、中央に集めるデザ インだ。これはスマートな考え方だといえるだろう。

新しいインタフェースが登場し、大部分のマニュアル操作が若干改善されているなかで、フォーカスは逆に悪くなってしまった。HV20の専用フォーカ ススクロールホイールの動きがよかったので、手放してしまったのが残念だ(詳しくは下のフォーカスを参照)。他のマニュアル操作として、ホワイトバラン ス、シャッター優先、絞り優先、キヤノン独自のトーン調整として画質効果があげられる。画質効果へのアクセスは容易だが、できることは限られている。しか し、これらは、他メーカーのコンシューマー用ビデオカメラよりずっと多くのことをしてくれる機能だ(詳しくは下の他のマニュアル操作を参照)。

ズーム (7.0)
キヤノンHG10のズームコントロールはそこらの普通のビデオカメラとは違うのだ。標準のスライダー式や左右に倒すタイプではなく、本物のシーソー型が搭 載されている。XH A1より少し小さめではあるが、操作性はとてもいい。シーソー型ズームは2本の指で操作する。我々の中で指が太めの人でも操作にほとんど問題がなかった。

このビデオカメラでは、指圧に応じてズームのスピードが変化する。最も遅いスピードをつかうと、すばらしいズーム遷移ができるが、本体が小さいため 遷移中に震えてしまうだろう。三脚か平らな面に置いての撮影でそれを防ぐことができる。

もし、指で一定の圧を加え続ける自信がないなら、メニューでズームスピードを可変則から固定に切り替えよう。スピード1(遅い)、スピード2(少し 速い)、スピード3(速い)から選ぶことができる。

ズーム倍率 (10.0)
キヤノンHG10には10倍の光学ズームと200倍デジタルズームが搭載されている。デジタルズームが40倍以上になるとメニューで青く表示される。現在、こう いう大きなイメージセンサーが搭載されたビデオカメラに期待できるズーム倍率はまさに10倍ズームくらいだ。ズーム倍率の高さにあまり捕われてはいけな い。安いモデルに高いズーム倍率のものが多いのだ。

フォーカス (6.0)
キヤノンHG10のマニュアルフォーカス操作はある面では改善され、ある面では悪くなった。HV20は本体の左側面にスクロールホイールを搭載していた が、少し小さすぎた。そして、HG10のセレクトリングでそれが改善された。しかし、HV20では液晶対面部のボタンを使ってフォーカスアシストを入れた り切ったりすることができた(フォーカスアシストを入れると、フォーカスしている部分の画像を2倍3倍に拡大表示してくれるので焦点を合わせやすい。拡大 画像は 液晶とEVFにだけ表示され最終的な映像には録画されない)。HG10では、フォーカスを合わせる度に自動的にフォーカスアシストが起動する。これでは、 フォーカスを本当に変更しないと、フォーカス具合を確認することができないというわけだ。

マニュアルフォーカスを起動するためには、SETボタンを押す。すると小さいメニューが現れる。四方向タッチパッドを下に押して、3ページ目までい くと、露出、フォーカス、インスタント再生、液晶ライトのメニューが現れる。フォーカスのページへいき、タッチパッドを押し上げてマニュアルフォーカス を起動させると、小さなMFのアイコンが液晶画面上部に表示される。

フォーカスを動かすためには、四方向のタッチパッドを左右に動かして調節するか、セレクトリングを回せばよい。どちらの方法でもフォーカスアシスト が自動的に起動し、どちらかのコントロールボタンに触れた途端に、画面上の画像が拡大するのだ。

フォーカスの操作はセレクトリングが最も力を発揮する場面である。ダイアルを軽く回す操作ということで、タッチパッドやタッチスクリーン操作のよう にビデオカメラの本体を揺らしてしまう危険性がないということである。HV20のスクロールホイールは、HG10より小型で、使いづらい位置に付いてい た。


撮影中にSETボタンを押すと、
フォーカスや露出補正機能がこのように現れる。

露出と絞り (7.6)
キヤノンHG10には露出補正と、絞り優先モードで直接F値を調節する機能がある。簡単な方の露出補正へは、液晶パネルのSETボタンを押すことでアクセ スできる。小さなウィンドウがスクリーン右下に現れる。EXPが画面に現れるまで、タッチパッドを下に向かって押す。その後、上に向かって押すと青い目盛 が液晶の上部に現れる。ボタンを左右に押すことにより、画像を暗くなったり、明るくなったりする。操作が簡単なので初心者には魅力的だ。目盛の範囲は- 11から+11まで1刻みである。

もう少し正確な被写体深度の調整のためには、ビデオカメラを絞り優先モードにする。絞り優先モードにするためには、ファンクションメニューへ行き、 設定をPからAvへ切り替える。絞り優先モードでは、適切な露出になるようにシャッタースピードが自動的に調節される。絞りとシャッタースピードを独立に 調節することはできない。絞りの設定は、f/1.8、f/2.0、f/2.4、f/2.8、f/3.4、f/4.0、f/4.8、f/5.6、 f/6.7、f/8.0である。

シャッタースピード (7.7)
シャッタースピードの調節は絞りの調節と非常に似ている。はじめに、ファンクションメニューから、ビデオカメラをシャッター優先モードに入れる。このモー ドでは、正しい露出にするように絞りが自動的に調節される。絞りとシャッタースピードは独立に調節することは出来ない。HG10が1080/60iモード のときには、シャッタースピードのオプションは1/8、1/15、1/30、1/60、1/100、1/250、1/500、1/1000、 1/2000。

1080/24Pモードでは、シャッタースピードは1/6、1/12、1/24、1/48、1/60、1/100、1/250、1/500、 1/1000、1/2000。

ホワイトバランス (7.5)
キヤノンは他のどの競合機種よりもホワイトバランスの設定が豊富である。おそらくその理由は、オートホワイトバランスがいつもうまくいくわけではないとい うこと、そして、ホワイトバランスのマニュアル操作に関してユーザーが興味もなければ、どうやったらいいかも知らないからであろう。

ホワイトバランスのオプションはファンクションメニューに入っている。あらかじめ用意された設定は、オート、太陽光、日陰、くもり、電球、蛍光灯、 蛍光灯H(太陽光を模した昼光色蛍光灯のこと)である。オプションが色々あるので、基本的な撮影状況のほとんどをカバーすることができる。オプションのリ ストの最後にあるセットとは、ホワイトバランスのマニュアル設定のことである。ホワイトバランスの操作は容易で、カメラショップで安く購入できるグレーか 白のカードに、ビデオカメラを向けるだけだ。危急のときには、白い紙切れや、Tシャツなどがニュートラルホワイトだということで、それらを使う人もいる。

ゲイン (0.0)
キヤノン HG10ではゲインの調節はできない。

他のマニュアル操作 (2.0)
「シネマエフェクト」 シネマエフェクトは、キヤノンHG10のガンマカーブを動かし、露出と色のレンダリングを変化さ せる機能である。これは、ずっと高価なキヤノンXH A1のCine1の設定に相当する。このグ ラフを見ると、通常の場合とシネマエフェクトのガンマカーブの違いがわかる。要約すると、この設定は映画の色合いを再現するための設定である。中 間の色合いはいいが、暗い部分のディテールが失われてしまう。対象物に十分なライティングがされていれば、映像は素晴らしくよく見える。中程度の照明下で 撮影するときでさえ、シネマエフェクトを使うべきではないだろう。理由はわからないが、HG10ではシネマエフェクトと同時に、絞り優先やシャッター優先 設定を使うことができない。だが、60iか24Pは自由に選択できる。

「画質効果」  キヤノンのハイエンドのコンシューマーで標準的に付いている色調節のセットである。キヤノンの静止画カメラのマイカラー設定に似ているが、画質効果の数 は限られている。くっきり、すっきり、ソフト、美肌の4つの設定から選ぶ。結果は下のイメージの通り。5つ目のカスタム設定では、色の濃さ、明るさ、コン トラスト、シャープネスのパラメーターを自由に設定することができる。各パラメーターの値は-1、0、+1に設定可能。

「マーカー機能」 スクリーンマーカーは、スクリーンに表示される線で、撮影のフレーミングの助けになる。線は最終的な動画には 録画されない。HG10にはいくつかのオプションが用意されている。画面の真中を横切るシンプルな水平線は白かグレーで表示可能。各辺を3分割し画面を9 つのグリッドに区切ることもできる。この線も白かグレーで表示可能。マーカー機能のオプションは設定メニューの画面設定内にある。

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