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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HG10

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動画性能
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HG10

< キヤノンHG10は容姿もスペックも魅力的だ。HV20と同じ 最上級のイメー ジングシステムにも関わらず、AVCHDコーデックに対して我々は懐疑的だった。というのも、AVCHDは他のメーカーで動きの描写などに問題があったか らだ。24Pフレームレートのシネマエフェクトの性能に関して問題がいくつかあることを除けば、キヤノンはまたしてもすばらしいモデルをリリースしたと言 えよう。HG10は圧縮性能、携帯性、操作性においてトップレベルである。具体的には読み進めていただきたい。

 




正面 (7.5)
HG10の中でまず飛び込んでくるのは10倍光学ズームレンズである。このレンズは焦点距離が6.1-61mm(35mm換算にして動画16:9モードで 43.6-436mm、静止画4:3モードで40-400mm)で、絞りがf/1.8-3.0である。HV20やソニーHDR-HR7と同様に、魚眼レン ズや望遠レンズなどを取り付けられるように、レンズには径43mmでネジが切ってある。重量感のあるレンズの下には、薄いプラスチックカバーで保護された マイク入力端子が配置され、マイク入力の左にはリモコン受光部がある。左脇には垂直にフラッシュ、ハイスピードAEセンサー、ビデオライトが並んでいる。

率直に言ってこれはHV20の正面と瓜二つだ。レイアウトが全く同じで、この部分に関しては明らかに骨を折った形跡がない。しかし、このレイアウト には細かい欠点がある。例えば、マイク端子が本体の前部についているので、ケーブルのルートを巧みに工夫しないと、ぶらぶらしたケーブルが撮影視界に入っ てしまうおそれがあるのだ。さらに、HG10のビデオライトがLEDペンライトと対して変わらない性能のものなのだ。キーチェーンライトでももっと刺激的 なものを目にしたことがある。キヤノンHG10の正面にはそれほど大きな改良が施されていないが、背面、左側面、上面は魅力的な構造だ。


右側面 (5.25)
HDDビデオカメラの右側面には特にワクワクするような機能がないのが普通なのだが、HG10はちょっと面白い仕掛けになっている。というのは、前方レン ズよりのところに、垂直のパネルがあり端子類が納められているのだ。HDMIミニ出力端子、AV端子、コンポーネント端子が薄いプラスチックのカバーで保 護されており、カバーの上には溝があるので指で簡単に開けることができる。また、2本のプラスチックの弱い紐でカバーが止まっているだけなので、力をくわ えるとすぐに折れてしまいそうだ。HG10のハンドストラップは、HV20や、キヤノンの他の上位機種のほとんどで使われているのと同じものだ。ハンドス トラップは厚みがあるがいかにも合成といった手触りでクッションが足りない。

構造的にはソニーHDR-SR7の方が上手である。本体に付いているあらゆる端子類が右側面に集まっているので、ケーブル類がすっきり収まり、から まったりするのを最小限におさえられる。ハンドストラップでもソニーは優れている。通気性のよいメッシュ素材の生地でパッドがたっぷりと入っている。キヤ ノンHG10は実用的でしっかりしたデザインだが、ここでは、ソニーHDR-SR7の王座は揺るがないようだ。


背面 (8.0)
このモデルの背面には期待できそうだ。評判が非常に悪かったHV20の伸縮しないビューファインダーを覚えているだろうか?液晶の代わりが悲惨なのはもう こりごりだ!HG10にはビデオカメラ本体から1インチも延びる電子式ビューファインダーが搭載されている。これは大したことではないように聞こえるかも しれないが、キヤノンのコンシューマー用ビデオカメラではこのようなビューファンダーは全く前例がないのである。我々は長い間、キヤノンのひどいビュー ファインダーを酷評してきた。新たに付け加わったビューファインダーが今後のモデルで標準になればいいと願う。

ビューファインダーの下にはバッテリーが格納されている。HV20のバッテリーは本体の後端にぴったりそっていたが、HG10のバッテリーは少し外 に突き出た格好だ。上部右側のビューファインダーの横に、光沢で刻みが入ったモードダイアルがスタイリッシュにおさまっており、モードダイアルの下には動 画/静止画切り替えスイッチ、続いて猫の目のようなかたちのスタート/ストップボタンがある。後に述べるように、キヤノンは操作性をかなり改善したが、こ のブランクーシの彫刻作品を彷彿とさせる超薄型スタート/ストップボタンは少し分かりにくい。HDD動作ランプ/充電ランプはそのちょうど左にあり、トー テムポールの最後を飾るのは、DC入力端子だ。背面にジョイスティックがなくなったことにお気づきだろうか?ここで、キヤノンはとびきりのサプライズを用 意している、、。


左側面(6.75)
ここで特別驚いたのは、くるくるまわるセレクトリングが液晶パネル上に搭載されていることである。セレクトリングは、最新のジョイスティックではなく、伝 統的なキヤノン式の四方向パッドが配置され、その真ん中にSETボタンが埋め込まれている。この種類の操作インターフェースをコンシューマービデオカメラ に搭載したのはHG10がはじめて。自由に回転するリングを使うことで、メニューオプションの遷移が素早くでき、SETボタンのおかげで、ジョイスティッ クのように間違ってメニューを選ばないように気をつけながら押す、という面倒くさい動作がなくなった。唯一の不満と言えばセレクトリングが小さめで、四方 向パッドに慣れるにはちょっとした練習が必要であること。ただ、キヤノンは全体的にレベルを上げてきた。HG10の2.7インチ液晶スクリーンの下には、 ファンクション、ズームイン/アウト、録画スタート/ストップ、再生操作の役目も果たす逆光補正ボタンなど沢山の操作ボタンが並んでいる。キヤノンには賛 辞をおくりたい。

液晶対面部にはむき出しのUSB端子、ミニSDカード入れ、小型の丸い再生用スピーカーしか設置されていないので、かなり寂しい感じがする。HV20同 様、HG10のミニSDカード入れは、楽に開閉できる柔らかいプラスチックのカバーで保護されている。液晶対面部の上部にはクイックスタートボタン、ディ スプレイボタン、イージーダイレクトボタンの3つの丸いボタンが並んでいる。HV20を特徴づけるの重要機能の一つであったマニュアルフォーカスダイアル が、HG10では削られてしまった。傷口に塩を塗るようだが、ソニーHDR-SR7にはパワーオーバーエクスポージャー機能のついたマルチコントロールダ イアルが搭載された。ただし、HG10のコンパクトな左側面を見ればダイアルを入れる余地がないことが明らかだ。ダイアルが削られたのは、HG10の液晶 セレクトリングを使えば、親指操作だけで優れた素早いマニュアル調整ができるためだ。もう気取ったダイアルは必要ないわけだ。この勝負はキヤノンに軍配が あがるだろう。

上面 (7.25)
たて続けのヒットで、これもすばらしい。HG10のセミプロ級のシーソー型レバーを見てほしい。スライド式や左右に倒すタイプは、縦方向のシーソー型のス ムーズで精度が高いズーム操作の足元にも及ばない。これほど歓迎され好まれる操作ボタンをHG10にさりげなく付けられるキヤノンは、他メーカーの遥か先 を行っているようだ。上面には、ズームレバーを挟んでモードスイッチ(P/Auto)とキラキラ光る丸いPHOTOボタンもついている。内蔵ステレオマイ クがレンズ近くに搭載されている。上面にマイクが内蔵されている他のビデオカメラと違って、HG10ではHDDが十分大きいために、小指がとびきり長くな ければ指がマイクにかかることはない。

キヤノンは一流の構造のビデオカメラをつくったが、一つつまらないデザイン上の不備が残ってしまった。HG10のアドバンストアクセサリーシューは 上面に搭載され、取り外し式のプラスティックのカバーパネルの下に納められている。悪いことに、このカバーには取り外すためのタブも溝も付いていない。そ のため、カバーのまわりの細い裂け目に指の爪を入れたら、あとは、理想的な軌道を描いてカバーが飛ぶまで力をこめるだけだ。






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