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09.再生機能と接続機能
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10.音声 & その他の機能
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11.サンヨー Xacti DMX-HD2000 比較
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12.パナソニックHDC-SD20 比較
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13.キヤノンHF S100 比較
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14.総括
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15.スペックと評価
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF20

マニュアル操作概要
• オート設定は簡単で明快
• 完全なマニュアル機能はないが、絞り優先AE、シャッター優先AEでコントロールは可能
• 画質効果は良いが、カスタム設定でできることは限られている
• 小型ハイビジョンビデオカメラとしては充分な光学15倍ズーム
• スローシャッターは1/8秒まで
• ジョイスティックでマニュアル調整をするのは少々厄介
オートモード(9.13)
一番使用頻度の高い撮影モードは、誰だってやっぱりオートモードだろう。これは何も初心者に限った事ではなく、ハイアマチュアだってお世話になっているに違いない。
撮影モードダイヤルをグリーンマークのデュアルショット位置に設定すると、HF20は完全オートモードとなる。オートフォーカスにはノーマルAF と Instant AFの2種類がある。ノーマルAFのほうは説明するまでもないが、Instant AFはなかなかユニークなオートフォーカス方式で、カメラの前面に取り付けられているフォーカス用のセンサーで、フォーカスを瞬時に合わせることができる AFモードだ。普通のAFモードでは、フォーカスはなだらかな動きで作動するが、Instant AFは文字通り、ぱっとフォーカスをあわせてしまうのだ。
顔検出機能は今やどのビデオカメラにも搭載されている機能で、ちっとも珍しくなくなったが、キヤノンHF20にも搭載されている。
キヤノンによると、35の顔を検出することができるということだ。顔検出枠は9つ表示される。いったん顔を検出すると、露出、フォーカスがロックされ、被写体をしっかりと追尾する。
オートモードでは、露出もホワイトバランスもよく作動する。キヤノンHF20は露出の変化にもよく対応するし、プリセットのホワイトバランス設定も豊富に用意されているのがうれしい。被写体が太陽を背にした場合、逆光補正が簡単に行えるのはとても助かる。
メニュー設定で、オートスローシャッターをON/OFFに設定することができる。オートスローシャッターがONでない場合は、シャッタースピードは 1/60以下のスピードにはならないが、ONにすると、 自動的に1/30までシャッタスピードを落とすことができる。しかし、シャターースピードがここ まで落ちると、ギクシャクとコマ落ちしたような感じが目に付くようになって、不自然な画像に見える。
暗所撮影モード
キヤノンHF20には、特に暗所撮影のためのモードは用意されていない。シーンモードには「ナイト」モードがあるが、 シャッタースピードが1/2秒まで落ち、光量を電気的に増幅するだけで、特に暗所撮影の機能と言うほどのモードではない。ビデオライトがビデオカメラの前 面に取り付けられているので、暗い場所では重宝する。
シーンモード
キヤノンHF20に搭載されているシーンモードは「ポートレート」、「スポーツ」、「ナイト」、「スノー」、「ビーチ」、 「夕焼け」、「スポットライト」、「打ち上げ花火」が用意されている。シーンモードは、どこのビデオカメラにも搭載されている、全くお馴染みの撮影モード で、もはや説明の必要はないだろうが、基本的にシーンモードのタイトルどおりの状況で設定すると、ビデオカメラが自動的に状況にふさわしい設定にしてくれ るというモードだ。初心者にとってはうれしい機能であることに変わりはない。
ズーム (7.0)
ズームレバーは右手の人差し指、あるいは中指が楽に届く場所にあるので、操作には何の問題も感じることはない。ズーム操作をすると、液晶モニターの 左上にズーム域を示すバーが表示され、大体ズームのどの位置にいるのかを知ることができる。残念ながら実際の数値は表示されないので、あくまでも大体の位 置しかわからない。
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| HF20のズームレバー |
ズームレバーの操作感も良く、レバーに対する指のプレッシャーによってズームスピードがコントロールされる。また、ズームスピードはこの可変速の設 定のほかにスピード1、2、3の固定スピード設定がある。スピード1が最もスローなズームスピードで、広角から望遠まで22秒の速度で作動し、いちばん早 い3では大体6秒というスピードになっている。固定されたズームスピードは表現枠を広げてくれるので重宝する。
ズーム比 (5.29)
キヤノンHF20のズームレンズは光学15倍で、小型のハイビジョンビデオカメラとしては充分なズーム比だ。キヤノンHF11のズーム比は12倍 だった。ソニーの今年のハイビジョンモデルであるHDR-XR520Vも12倍だ。サンヨーXacti DMX-HD2000とキヤノンHF S100はそれぞれ10倍で、パナソニックHDC-SD20は16倍となっている。ズーム比が非常に大きいのは日本ビクターのエブリオGZ-HD320 で、20倍のズーム比を誇る。もちろん、デジタルズーム機能もキヤノンHF20には搭載されていて、300倍までとなっているが、基本的に画質が劣化する だけなのでお勧めしない。
| ズームの比較 | ||
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| 広角側 |
ズーム域の中央 | 15倍ズーム |
フォーカス (4.0)
マニュアルフォーカス機能もあり、ジョイスティックを上、または下に押して「操作案内」を画面の右側にに表示させ、フォーカスを選択してジョイスティックのSETを押すと「MF」の表示が出る。
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| マニュアルフォーカスは操作しにくい |
マニュアルでのフォーカス方法は、ジョイスティックを右、左方向に押してフォーカスをあわせるのだが、ジョイスティックはどうも使いやすいとはいえ ない。フォーカスが合った、と思ったポイントでジョイスティックから指を離すのだけれど、どうも正確な操作感は得られない。この点では、キヤノンHF S100のカスタムダイヤルが抜群の操作感で、実に直感的にマニュアルフォーカス操作をすることができる。ここで大きな差がつけられているという感じだ。
しかし、フォーカスアシスト機能はちゃんと搭載されているので便利だ。この機能は液晶モニターの中心部を拡大表示し、フォーカスしやすくする機能だ。
| 露出調整 |
| -11~+11(全23段階) |
| 絞り調整 |
| f/1.8、f/2.0、f/2.8、f/3.4、f/4.0、f/4.8、f/5.6、f/6.7、f/8.0 |
| シャッタースピード |
| シャッター優先(60i、30p): 1/8、1/15、1/30、1/60、1/100、1/250、1/500、1/1000 シャッター優先(24p): 1/6、1/12、1/24、1/48、1/60、1/100、1/250、1/500、1/1000、1/2000 |
| ホワイトバランス調整 |
| オート、太陽光、日陰、くもり、電球、蛍光灯、蛍光灯H |
| ゲイン調整 |
| なし |
露出 (7.3)
露出調整も「操作案内」で呼び出して調整される。画面左上にバー表示と数字で露出値がわかるようになっている。キヤノンHF20は-11から+11 まで23ステップで調整することができる。プログラムAE以外のモードで撮影する場合、モードによっては露出調整ステップの数が少ない場合がある。
絞り (6.5)
絞り調整は、絞り優先AE(メニューではAvと表示)で任意の絞り値を使った撮影が行える。もちろん、適正露出を得るためにシャッタースピードとゲインは自動的に調節されることになり、完全なマニュアル操作ではない。絞り値の範囲はf/1.8から8.0まで。
絞り調整自体は非常に明快でわかりやすく、ジョイスティックを使った操作でも使いにくいということはなかった。絞り値がカメラの絞りリングのよう に、画面の下に表示され、その左側にあるウインドウに選択した絞り値が表示されるので、実に明快なのだ。この点ではサンヨーXactiの表示はわかりにく かった。
シャッタースピード
(6.6)
シャッター優先モードAE(メニューではTvと表示)は、絞り優先AEと同じコンセプトのモードで、違いは絞りの代わりに任意のシャッタスピードを 選んで撮影できる、というだけで、ゲインと絞りは自動的に調整される。シャッタースピードは1/8秒から1/1000まで。画面表示は絞りと同様の表示 で、非常にわかりやすい表示となっている。ほとんどのビデオカメラは、シャッタースピードを1/30秒以下に設定することはできないが、キヤノンHF20 は1/8秒と1/15秒のシャッタースピードが用意されている。これは大変歓迎されるべき機能で、プロや映画の製作を勉強している人たちにとっては、なく てはならない機能だ。シーンモードで「ナイト」を選ぶと、シャッタスピードはさらに1/2まで落ちる。もっともこのシャッタスピードはマニュアルで選択す ることはできないのだが。
24pモードで撮影する場合はフレームレートに合わせたシャッタスピードとなる。
ホワイトバランス
(9.5)
キヤノンHF20ホワイトバランスのプリセット設定は「オート」、「太陽光」、「日陰」、「くもり」、「電球」、「蛍光灯」、「蛍光灯H」とバリ エーションは充分だ。サンヨーXacti MDX-HD2000やソニー製のビデオカメラに比べると、かなり豊富なプリセットの数だ。もちろんマニュアルでホワイトバランスを決定することもでき る。
ゲイン (0.0)
キヤノンHF20にはマニュアルでゲインを調整する機能は搭載されていない。ゲイン調整機能を搭載したビデオカメラは、キヤノンではHF S10(Hf S100)だが、限定された調整機能で、オートゲインのリミットを設定することができる。サンヨーXacti DMX-HD2000はISO設定でゲイン調整が可能だ。完全にゲインを調整することのできるビデオカメラといえば、パナソニックということになる。
色/画像調整
(9.0)
キヤノンHF20には「画質効果」という機能があり、メニューで「くっきりカラー」、「すっきりカラー」、「ソフト」、「美肌」の4種類のプリセッ トから自分で好みの画質に設定できる。「カスタム」設定では、色の濃度、シャープネス、コントラスト、明るさを独自の設定することができるが、調整範囲は -1から+1のあいだで、ごく限られている。もう少し調整範囲を広げてくれれば、より使用価値が
あるのではないかと思う。
| 色/画像調整 | 内容 |
| 画質効果 | くっきりカラー、すっきりカラー、ソフト、美肌の4種類のプリセット |
| カスタム | 任意で画像の明るさ、コントラスト、色濃度、シャープさを調整 |
| x.v. Color |
新しい国際規格の色空間で記録 |
x.v. Colorで動画を記録することも可能で、x.v. Colorに対応したテレビに接続すれば、より自然に近い豊かな色で映像を再現する。HDMI接続のみで有効で、x.v. Color非対応のテレビでは、色が正しく再現されないこともある。
その他のマニュアル調整 (1.0)
このほかにマニュアルで調整できる機能は特に搭載されていない。強いて挙げるとすれば、撮影時にフレーミングを助けるためのマーカー表示で、これは画面上に水平線、またはグリッドパターンを表示させ、被写体の水平/垂直の確認をしながら撮影することができる。
| 調整 | 内容 |
| マーカー表示 | 画像の水平、垂直を確かめるための表示。色は白、またはグレーから選べる。 |
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