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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF20

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再生機能と接続機能
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF20
パート 8

使用感の概要



• 小型軽量ではあるが、ポケットに入るサイズではない
• 快適な使い心地のハンドストラップ
• 右手に握った感じはベストとはいえないものの、持ちやすい
• このクラスのビデオカメラとしては平均的バッテリー使用時間


使いやすさ

(4.85)

キヤノン iVIS HF20には「かんたんボタン」がついていないので、初心者にとっては取っ付きにくいかも知れない。キヤノンHF S10も同様で、HF11のようにひと目でそれとわかる完全オートボタンがついていないのは実に惜しい。初心者にとって、「かんたんボタン」は「あんしん ボタン」そのものに違いないからだ。

かといってキヤノン iVIS HF20にオートモードがないわけではなく、撮影モードダイヤルの「デュアルモード」にすればオートモードになるわけだ。しかしこの ネーミングが良くないので、初心者にはぴんと来ないだろうと思う。「かんたんモード」と呼んだほうが直接的で話が早い。「デュアルモード」というネーミン グは、初心者にはいかにも垣根の向こうにありそうな響きに違いない。

搭載された機能を全部使いこなすには、慣れも必要だし取り扱い説明書も読む必要があるだろうけれど、動画撮影自体は、それほど難しさを感じることはない。 ただ、これに願わくば、画面に機能の説明が表示されるシステムが導入されると、初心者だけでなく誰だって大喜びのはずだ。


使用感 (5.75)

キヤノン iVIS HF20は、HF11よりもさらに小型軽量化された。HF11に似ていないこともない。ビデオカメラの右側、右手で握られる部分は下の部分 がやや突き出ているので、指と手のひらの間に隙間ができ、なんとなくバランスが悪い。少なくとも右手にぴったり来る、とはいえない。慣れればどうと言うこ とはないのかもしれない。しかしハンドストラップが右手とビデオカメラ本体をしっかりと支えてくれ、使い心地良く快適だ。

小型軽量のキヤノンHF20

右手でビデオカメラを持ち、親指を使って録画ボタンを押し、人差し指で静止画シャッターボタンやズームレバー操作をする(中指を使っても良い)」わけだ が、では左手は何をするかというと、頻繁にジョイスティック操作をすることになる。ジョイスティックは精度を要する調整に向いているとは言いがたく、操作 感もいかにもコチコチとボタン操作そのものだが、キヤノン iVIS HF20のジョイスティックはその中でも良いほうで、サンヨーXacti DMX-HD2000に比べるとはるかに使いやすい。しかし、調整に向くのはダイヤルであり、キヤノン iVIS HF S10のカスタムダイヤルはまさにその好例だ。

快適なハンドストラップ

キヤノンHF20本体のデザインはボタン類もシンプルにまとめられ、すっきりとしていて良い。

右手のひらと指の間に隙間ができる

接続端子類の配置はどうも今ひとつ。USBとHDMI端子はビデオカメラ本体の右側面後方にあり、ハンドストラップを持ち上げなければならず、少々厄介を感じる。たいしたことではない、といえばそのとおりかもしれないが、厄介であることに変わりはない。


手ブレ補正 (0.91)

キヤノン iVIS HF20には光学式手ブレ補正機能(O.I.S.)が搭載されている。しかし光学式であるにもかかわらず、テストの結果はあまり思わしいものではなかった。小さなブレのテストでは、ブレの補正値はわずか5%にとどまった。大きなブレのテストではいくらか向上が見られるものの、補正値は9%であまり効果があるとはいいがたい。パナソニックHDC-SD20の手ブレ補正機能は、HF20よりも優れた補正値を持っており、キヤノンVixia HF S100も、HF20よりも効果的な補正機能を持っている。比較テスト機ではサンヨー Xacti DMX-HD2000の手ブレ補正機能が最も乏しい結果におわっている。 (手 ブレ補正テストの詳細)

携帯性 (8.32)

キヤノン iVIS HF20は小型軽量デザインであることは確かだが、ポケットに入れて持ち歩けるビデオカメラではないし、もちろんそのような意図でデザイン されているわけでもないのは容易にわかる。でも、小さいカメラバッグで充分に事足りる大きさだ。32GBの内蔵フラッシュメモリがカメラ本体の小型化に貢 献しているわけだが、さらにSD/SDHCメモリーカードを記録メディアとして加えることも可能で、それを考慮に入れても、軽量さ、軽快さは誰にでも感じ られることだろう。キヤノンHF20の重量はバッテリーを装着した状態でも約400gだ。

サンヨーXacti DMX-HD2000、またパナソニックHDC-SD20はキヤノンHF20よりも軽量設計となっているが、いずれもポケットに入れて持ち歩くことを想定 したビデオカメラでないことはあきらかだ。サンヨーXacti DMX-HD2000に比べてキヤノンHF20に有利な点があるとすれば、ドッキングステーションを持ち歩く必要がない、という点だろう。小さなカメラ バッグで充分という点ではほとんど変わりはない。

重量と寸法
重量 バッテリー込みで400g
寸法 70 x 62 x 124mm

バッテリー使用時間 (4.9)

キヤノン iVIS HF20にはBP-809バッテリーが付属で同梱されており、キヤノンHF20の背面に取り付けるように設計されているが、カメラ本体内部 に格納されるタイプではないので、大容量バッテリーを購入、使用することも可能だ。テストの結果ではBP-809をキヤノン iVIS HF20に取り付けて使用した 場合、98分(1時間38分)持続するという結果だった。
  (バッ テリー使用時間テストの詳細)

バッテリー使用時間の比較

つまり、キヤノン iVIS HF11よりはバッテリーの持続時間が長くないわけだが、それほど極端に短いというわけではなく、サンヨーXacti MDX-HD2000とは違って本体内に格納されるタイプのバッテリーシステムではないので、大容量のバッテリーを購入することでこの問題はかんたんに解 決する。

キヤノンHF20とBP-09バッテリー

液晶画面とビューファインダー

(7.88)

キヤノン iVIS HF20に搭載されている液晶モニターは2.7型で、21.1万ピクセルの解像度となっている。大きさとしては、一般的なサイズといって構 わないだろう。特筆すべきは、45段階の明るさ調整が可能なことで、しかも液晶画面の下にグレースケールが表示され、撮影状況に合わせた明るさ調整が可能 となっている。これに加え、液晶画面の輝度を低減させ、バッテリーの消費を
抑える機能もある。

2.7型液晶モニター

キヤノンHF20にはビューファインダーは搭載されていない。比較テストに使われた機種全てにビューファインダーは搭載されていない。もはや必要なし、と キヤノンは判断したのだろうか。その点で面白いのは、ソニーとパナソニックがともにフラッグシップモデルにはビューファインダーを搭載していることだ。


メニュー (3.0)

キヤノンHF20のメニューは割とややこしい。というのもメニューがあちこちにあるという印象を受けるからで、成り行きでジョイスティックを押して も操作案内メニューは表示されるし、ファンクションメニューボタンを押してもやはりメニューが表示される。パソコンなどを使い慣れた人たちにはたいした ハードルではないものの、メカに弱い人たちはたじたじとなるのではないだろうか。

液晶モニター左側にあるファンクションボタンを押すと、画面の左側にメニューがリストアップされ、ジョイスティックを使ってこのリストを上下に移動して調 整したい項目を選択する。選択された項目は画面の下にプリセット設定が表示されるが、この表示は撮影中でも映像の確認の邪魔にはならない。


動画モードでのファンクションメニュー
静止画モードでのファンクションメニュー

左側にリストアップされたメニューの一番下にあるタブを選択すると、こんどはメニューが画面全体を占める表示となり、7ページに及ぶメニューが展開 する。メニューの多くはビデオカメラの基本設定に関するメニューだが、そのうちの3ページはビデオカメラの撮影にかかわるメニューで、見落とすことのでき ない機能設定メニューだ。手ブレ補正機能や、フレームレート設定などもここで設定されるようになっているのだ。手ブレ補正をこんなところで設定すると想像 できる初心者はいるかどうかは微妙なところだが、幸いなことにこのメニューはすっきりとまとまっているので、読みやすく、理解しやすい。


動画モード/フルスクリーンメニュー
静止画モード/フルスクリーンメニュー

そしてさらにメニューがある。ジョイスティックを上、または下に押すと「操作案内」メニューが画面の右側に表示される。撮影時に欠くことのできない 露出補正や、マニュアルフォーカス、音声レベル調整などがここで設定される。最も使用頻度の高い機能をこのメニューに集めたのかと思いきや、そうでもなさ そうだ。


動画モードの操作案内
静止画モードの操作案内
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