-
09.再生機能と接続機能
-
10.音声 & その他の機能
-
11.キヤノン iVIS HF S11 比較
-
12.パナソニック HDC-TM300 比較
-
13.ソニー HDR-CX500V 比較
-
14.総括
-
15.スペックと評価
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) HF S21

マニュアル操作概要
• タッチパネル採用により、スポットフォーカスやスポット露出、追尾機能などのオート機能が搭載された
• ほとんどのハイエンド機に比べマニュアル撮影機能が充実され、機能的で優れた操作感の設定ダイヤルを搭載
• カスタムダイヤルは昨年モデルよりさらに改善され、非常に使いやすくなった
オートモード (10.22)
|
| オート/マニュアルモード切り替えスイッチ |
タッチパネルが採用され、これまで搭載されなかった数々のオート機能がHF S21には盛り込まれている。その中でもAF/オート露出の追尾機能は注目に値する。パナソニックの「追っかけフォーカス」機能に似通った機 能だ。使ってみると機能はかなり良く働くのだが、いつでも完璧に、というほどではない。被写体が画面の外に出て数秒経ったあとでは、再び被写体を選択し直 ししなければならないし、画面内に人の顔が多くなると、被写体とその回りの人たちの区別がつきにくくなることもある。
さらに新しく搭載された嬉しい機能は、スポットフォーカスとスポット露出機能だ。タッチパネルのフォーカスを合わせたいところ、あるいは露出を合わ せたいところをタッチするだけでオート設定されるという機能で、ソニーのビデオカメラでは長年お馴染みとなっている機能であるが、ついにキヤノンのビデオ カメラにもお目見えすることとなった。
全体的に言って、HF S21のオート設定機能は非常によく機能する。AFは、通常のAFモードと、ほとんど瞬時にフォーカスが合うハイスピードAFモードの2種類が搭載されている。オートホワイトバランス機能もよくはたらき、マニュアル設定機能のほかにプリセットも多く備えている。 オート露出機能では、やや気になる点があった。非常に明るい場面から暗い場面に移動する際、露出は必ずしもなだらかに変化しなかった。露出レベルが突然変 わる現象がしばしば見られ、それは暗い場面に合わせて突然に露出レベルが増幅するような変化だった。面白いことに、この現象が見られるのは非常に明るい場 面から暗い場面に移動する場合のみで、この逆では見られない。
| キヤノン iVIS HF S21 | キヤノン iVIS HF S11 | パナソニック HDC-TM300 | ソニー Handycam HDR-CX500V | |
| オートモード | ○ (デュアル ショット) |
○ (デュアル ショット) |
○ (おまかせiA) |
× |
| オートフォーカス | ノーマル/ ハイスピードAF |
ノーマル/ ハイスピードAF |
ノーマルAF |
ノーマルAF |
| 顔検出機能 | ○ | ○ |
○ | ○ |
| 逆光補正機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| シーンモード | ポートレート、スポーツ、 スノー、ビーチ、夕焼け、 夜景、ローライト、 スポットライト、 打ち上げ花火 |
ポートレート、スポーツ、 スノー、ビーチ、夕焼け、 夜景、ローライト、 スポットライト、 打ち上げ花火 |
ポートレート、スノー、夕焼け、スポーツ、スポットライト、ビーチ、打ち上げ花火 | 夜景、夜景&人物、日の出&夕焼け、打ち上げ花火、風景、ソフトポートレート、スポットライト、ビーチ、スノー |
| 暗所撮影モード | × | × | カラーナイトビュー | NightShot |
| オートスローシャッター |
○ | ○ | ○ | ○ (LowLuxモード) |
| AF/AE追尾機能 | ○ | × | ○ | × |
| スポット/タッチフォーカス | ○ | × | ○ | ○ |
ズーム (7.5)
HF S21のズーム操作は、カメラの上面にあるズームレバーを使って行われる。また、メニューの選択で液晶タッチパネル操作でズーム操作をすることもできる。 ズームはレバーを押す指のプレッシャーに合わせてズームスピードが変化する可変式となっている。また、目的に合わせて3種類の固定スピードを選択すること もできる。
|
|
|
| ズームレバーで可変スピードズーム、 3つの固定スピードズームをコントロール |
タッチパネルを使ったズーム |
ズーム比 (3.77)
HF S21に搭載されているズームレンズは、昨年のHF S11と同じレンズが採用されている。デジタルズームも備えており、こちらは40倍、200倍となっている。しかしデジタルズームは画質を劣化させる原因になるので、できる限り光学ズームを使った方が無難だ。
| ズームの比較 | ||
|
|
|
| 広角端 | ズーム域の中間 | 10倍ズーム |
フォーカス (9.5)
HF S21でフォーカスをマニュアルで合わせるには、何種類かの方法がある。まず、評価の高いカスタムダイヤルを使う方法。またはタッチパネルでフォーカスす る方法。そして、スポットフォーカス機能を使う方法。HF S21でマニュアルフォーカスをするには、さらにいくつかのフォーカスアシスト機能を利用することもできる。ピーキング機能は、フォーカスが合った被写体 の輪郭を色で表示してくれる機能だ。表示色は赤、青、黄色のどれかに選択することができる。また、画面の中央部を拡大して被写体を見やすくする機能も備え ている。また、モニターの画面を白黒で表示する機能も搭載されている。
|
|
|
| キヤノン iVIS HF S21のマニュアルフォーカス | 様々な機能を割り当てることができる カスタムダイヤル |
| マニュアルフォーカス機能比較 | |
| キヤノン iVIS HF S21 操作方式: ダイヤル、タッチパネル フォーカスアシスト: ピーキング、拡大表示 |
キヤノン iVIS HF S11 操作方式: ダイヤル、タッチパネル フォーカスアシスト: ピーキング、拡大表示 |
| パナソニック HDC-TM300 操作方式: マニュアルリング、タッチパネル フォーカスアシスト: 拡大表示 |
ソニー Handycam HDR-CX500V 操作方式: ダイヤル、タッチパネル フォーカスアシスト: なし |
露出 (9.0)
HF S21の露出調整はシンプルだ。カスタムダイヤルを利用することもできるし、タッチパネルを使うことも可能だ。タッチパネルを使う場合は指を上下に動かし てスクロールするように調整するので、ちょっと手間取ることもあるかもしれない。カスタムダイヤルを使うと、実に快適に的確に調整することが可能だ。そし てスポットフォーカスのような、スポット露出機能もある。これは、画面内で適正露出にしたい部分をタッチするだけで、自動的に露出が調整されるという機能 だ。
|
|
|||||||||
絞り (6.5)
絞りを完全にマニュアルで設定することはできないが、使いたい絞り値を自分で設定することは、絞り優先AEモードを使うことで可能だ。絞り優先AE モードはAvと表示される。絞り値はカスタムダイヤルを使って設定することもできるし、液晶タッチパネルで設定することもできる。
|
|
|||||||||
シャッタースピード (6.8)
絞り設定の場合と同様、シャッター速度の設定はシャッター速度優先AEモードでのみの設定が可能だ。HF S21ではTvと表示されている。やはりカスタムダイヤルで設定することもできるし、タッチパネルを使って設定することもできる。HF S21の24pモードで撮影する場合は、このフレームレートに合わせたシャッター速度が設定される。例えば、24pモードでは1/30秒のシャッター速度 の代わりに、1/24秒が使われることになる。
|
|
|||||||||
ホワイトバランス (9.5)
下に掲載した表でわかるとおり、HF S21は、パナソニックHDC-TM300やソニーHDR-CX500Vよりも多くのホワイトバランスプリセットを備えている(ソニー機にはWBシフト機 能が備わっているのだが)。4モデル全てに、ホワイトバランスをマニュアルで簡単に設定する機能も備えられているので、ぜひ利用したい。
|
|
|||||||||
ゲイン (4.0)
HF S21でゲインを完全にマニュアルでコントロールすることはできないが、AGCリミット機能でカメラのゲインの増幅量を設定することはできる。設定値は 0dBから1dB刻みに24dBまでの幅で設定することが可能だ。しかしこれは自分でゲインの設定値を決める訳ではなく、ゲインの増幅量を制限する機能で あり、いわゆるゲインコントロールとは違う役目を果たす。
|
|
|||||||||
色/画質調整 (9.0)
昨年のHF S11から特に新しい機能は追加されていない。
| 色/画質調整 | 内容 |
| 画質効果 | くっきりカラー、すっきりカラー、ソフト、美肌 |
| 画質効果カスタム | 色の濃さ、画像のシャープネス、コントラスト、明るさを独立して調整することができ、-1〜+1の間に設定することが可能 |
| x.v. Color | より広い色空間で記録 |
その他のマニュアル調整 (3.5)
| 調整 | 内容 |
| ゼブラ | 主にプロ用のビデオカメラに搭載される露出調整機能。露出過多で白とびする部分を縞模様で表示する。100%では白とびする明るさで、70%では白とびに近い明るさを表示する。 |
| マーカー表示 | 画面に水平線または格子状のパターンを表示し、撮影する際の構図決定を助ける機能 。 |
| カラーバーとテストトーン |
SMPTEカラーバーを表示し、テレビなどの色や明るさの調整に使う。また、音声基準音を出力することも可能だ。 |
| デジタルテレコン | 画面の中央をデジタルで1.7倍拡大する機能。テレコンバーターレンズと同じ効果。 |
| マニュアル設定機能の概要 | ||||
|
|
|
|
|
| 設定機能 | キヤノン iVIS HF S21 | キヤノン iVIS HF S11 | パナソニック HDC-TM300 |
ソニー Handycam HDR-CX500V |
| フォーカス | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 露出 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 絞り | 絞り優先AE | 絞り優先AE | マニュアル | × |
| シャッタースピード | シャッター速度優先AE | シャッター速度優先AE | マニュアル | × |
| ホワイトバランス | マニュアル | マニュアル | マニュアル | マニュアル WBシフト |
| ゲイン | AGCリミット 0dB〜24dB |
AGCリミット 0dB, 6dB, 12dB, 18dB |
マニュアル (絞り開放後) |
× |
最新ニュースとレビュー
-
2012/04/30
パナソニック HX-WA2 レビュー
パナソニックHX-WA2の外観を見ると思わず、「ザクティ」の名が口をついて出そうになるが、ザクティを製作していた三洋電機はパナソニックの子会社となったので、それはそれで自然なことだろう。 もっと読む
-
2012/03/30
パナソニック HC-X900M レビュー
パナソニックの2012年新型モデルHC-X900M は、昨年のフラッグシップHDC-TM750 の後継機に位置するモデルだ。外観のデザインも新しくなり、ニューモデルらしさを醸し出している。しかし内容を見てゆくと、HC-X900MはTM750 を踏襲したモデルであることがわかってくる。 もっと読む
ベスト"ビデオカメラ"
-
1
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-TM750
2010年は「アバター」をはじめとして、ハリウッドが3D映画を全面に押し出し、次々とヒットを飛ばした年だ。そして3D映像に対応したハイビジョンテ レビが続々と登場した。そしてパナソニックは世界初の3D 対応のビデオカメラとして HDC-TM750 、コンバージョンレンズVW-CLT1 を発表。というわけで、今回は興味津々のこのコンビをレビュー。. 全 16 パートのレビューを読む
カテゴリーフラッシュメモリー -
2
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF G10
キヤノンの新しいフラッグシップ機 iVIS HF G10 がそろそろ発売される頃。撮像センサーが一新されたことで低照度性能は飛躍的にあがったが、その他の機能はどうだろう。. 全 16 パートのレビューを読む
カテゴリーフラッシュメモリー -
3
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HDC-TM900
高性能、高機能が非常に印象的だったパナソニック HDC-TM700/750 の後継機としてHDC-TM900 が北アメリカ市場でリリースされている。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー -
4
パナソニック (Panasonic) (パナソニック) HC-X900M
パナソニックの2012年新型モデルHC-X900M は、昨年のフラッグシップHDC-TM750 の後継機に位置するモデルだ。外観のデザインも新しくなり、ニューモデルらしさを醸し出している。しかし内容を見てゆくと、HC-X900MはTM750 を踏襲したモデルであることがわかってくる。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー -
5
ソニー (Sony) (Sony (ソニー)) HDR-TD10
ひと目で3D ビデオカメラだということが判るソニー Handycam HDR-TD10。3D 映像のほか、1920 x 1080 フルハイビジョン2D 映像を撮影することもできる。. 全 15 パートのレビューを読む
カテゴリー