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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) HF S21

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静止画機能

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再生機能と接続機能
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) HF S21
パート 8

使用感の概要



• HF S21は簡単に使えるが、オートモードがわかりにくい
• タッチパネル操作はマニュアル撮影やメニュー操作に向くとは言いがたいが、使い方は直感的でわかりやすい
• ボディの右側面のデザインが昨年モデルから変り、やや持ちにくくなった
• 手ブレ補正機能は新開発のパワードISで大きく改善されたが、ソニーのハイエンド機の性能には及んでいない
• EVF(電子ビューファインダー)と3.5型の液晶モニターを搭載
• 付属のバッテリーの持続時間が短い


使いやすさ (5.75)

HF S21は完全オートモードを備えてはいるのだが、あまり直感的な表示名ではなく、ちょっとわかりにくい。昨年のモデルもそうだったが、「デュアルショッ ト」というモードで、カメラの右側にあるスライド式のスイッチを、緑色で表示されたアイコンに切り替えると、この「デュアルショット」というモードになる わけだ。このモードではメニューにアクセスすることはできなくなる。そのかわり、新搭載のスマートオート機能が、撮影状況に合わせてカメラを自動的に最適 な設定にしてくれる。これは、パナソニックのビデオカメラに搭載されている「おまかせiA」機能に似た機能だ。初心者にとってはありがたい機能であること は間違いないが、上級者には向かないかもしれない。

デュアルショットモードでは手ブレ補正のダイナミックモードが自動的にON状態になっているが、これを切ることはできないようになっている。しかし パワーISのコントロールは可能で、液晶タッチパネルの横にあるボタンでON/OFFすることができる。顔検出機能もまた常にON状態で、動き回る被写体 の追尾して露出とフォーカスを合わせる機能を利用することも可能だ。デュアルショットモードのおかげで、HF S21は初心者でも簡単に撮影が楽しめるビデオカメラとなっている。ただ、どうも「デュアルショット」は完全オートだ、と直感的にはわかりにくいのが残念 だ。 

HF S21の取扱説明書は、サンプルモデルに付属していなかったので目は通していないが、だいたいにおいてキヤノンの取扱説明書はわかりやすい。ビデオカメラ を使いやすくするためには、メニューにヘルプ機能などがあればずいぶん役に立つのだが、それでもHF S21は使いやすいビデオカメラだということはいえる。タッチパネル操作は直感的な操作で、初心者にもわかりやすくていいのだが、メニューの長いリストの ナビゲーションには時間がかかる感じがする。



ファンクションメニュー
メインメニュー

使用感 (6.95)

キヤノンがタッチパネルを採用すると思っていなかった人はどれぐらいいるだろうか。と考えたくなるくらい、タッチパネル採用にはインパクトがあっ た。昨年はパナソニックもタッチパネル採用に踏み切っているので、もはや時間の問題だったのだろう。HF S21のタッチパネルは悪くない。ただ、マニュアル撮影の操作や、メニューのナビゲーションには向いていない。嬉しいことに、HF S21にはカスタムダイヤルが搭載されているので、マニュアル撮影をするためにタッチパネル操作をする必要はない。液晶モニターが大型の3.5型になった も大きなアップグレードというべきだろう。どちらかというと、タッチパネル採用よりも大型モニター採用の方を歓迎したい。


HF S21は割と大型のビデオカメラ

はじめてHF S21を手にした時に感じたのが、カメラの右側のデザインがHF S11から変更され、あまり手にしっくり来なかったことだ。カメラの上の方がやや角張った感じで、掌に食い込んでくるような感じがある。手の大きな人には 問題とはならないのかもしれないが、確かなフィット感の合ったHF S11ほどの快適さではない。HF S21のデザインがなぜこうなったのか、理由のほどはわからないが、カードスロットをダブル搭載する上で必要となった変更なのかもしれない。


正確な調整に最適なカスタムダイヤル

HF S21で最も貴重な存在は、カスタムダイヤルだろう。マニュアル撮影も快適にこなすことができ、取付けてある位置もデザインも全く優れている。HF S21ではさらに改善が進められ、マニュアル機能をダイヤルに割り当てるボタンの位置が変更され、ダイヤルの前に移動した。そしてマニュアル機能の切り替 えは素早く行えるようになり、以前のようにメニュー操作をする手間が省かれた。


HF S21に搭載されているEVF

メニューシステムを見て行くと、まずファンクションメニューのボタンは大きくてわかりやすく、それは良いのだが、タッチパネル操作でのメインメ ニューのナビゲーションは、ちょっと厳しい。タッチパネルを指でなぞってスクロールして行くのだが、どうも的確さに欠けるのだ。思いがけない反応があった り、すぐに反応してくれなかったりすることがある。タッチパネル操作ではよくあることなので、特にHF S21だけの問題ではない。

カメラの右側のデザインは快適さにやや欠ける
HF S21を揺らしたり、早く動かしたりすると、内部からカラカラという音が聞こえる。ビデオカメラの電源を切った状態ではさらに大きな音で聞こえるのだが、 これは手ブレ補正機能に関係していると思われる。ビデオカメラの電源が入っていても聞こえることがあるので、気になる人は外部マイクを使ったほうがいいか もしれない。

手ブレ補正 (6.17)

手ブレ補正機能は、改善のためににキヤノンが大きな力を注いだ機能だ。いくつかのモードを持った光学式手ブレ補正機能で、HF S11にも搭載されていたダイナミックモード、そして新開発のパワードISモードがある。このパワードISは、特に光学ズームの望遠側でのブレに効果を発 揮することになっている。 ( 手ブレ補正テストの詳細

HF S11と比較してみると、HF S21の手ブレ補正機能には確かに改善が見られが、それほど大きな変化というものではなかった。小さなブレのテストでは、パワードISを使わずに、ダイナ ミックモードだけを使った場合が最も効果的にブレを抑えることができた。通常の光学式手ブレ補正モード、パワードISモードでは、それほどの効果を見るこ とはできなかった。


キヤノン iVIS HF S21手ブレ補正の実効値
小さなブレ(上)36%補正

大きなブレ(下)57%補正

しかし、大きなブレでのテストでは違った結果となり、通常の光学式手ブレ補正機能とパワードISを併用した時に、最も効果的にブレを抑えることがで きた。この大きなブレのテストでは、通常の手ブレ補正機能を使った場合ではたいした効果は得られず、ダイナミックモードでもそれほど大きな効果を見ること はできなかった。しかし、パワードISモードにすると効果は著しく向上し、補正値は57%を記録する好結果となった。



キヤノン iVIS HF S21手ブレ補正機能の例
HD版はこちら

テストの結果からわかることは、HF S21の手ブレ補正機能を最も有効に使用するためには、ユーザーがそれぞれのモードを積極的に試してみることが必要だということだ。パワードISは、全く 独立してON/OFFできるので、単独で使うこともできれば、他の補正モードと併用することもできる。つまり、手ブレ補正モードの組み合わせは、全部で5 通りあるということになる。しかし、最終的にはソニーの手ブレ補正機能ほどの効果ではなかった。


手ブレ補正の得点比較 the キヤノン iVIS HF S11 キヤノン iVIS HF S21と
キヤノン iVIS HF S11の比較
stabilization score comparison chart
the パナソニック HDC-TM300 キヤノン iVIS HF S21と
パナソニック HDC-TM300の比較
the ソニー Handycam HDR-CX500V キヤノン iVIS HF S21と
ソニー Handycam HDR-CX500Vの比較

携帯性 (5.75)

液晶モニターの大型化、EVF(電子ビューファインダー)搭載、ダブルカードスロット搭載のおかげで、HF S21はHF S11よりも少しばかり重くなった。最近人気のコンパクトビデオカメラに比べると、間違いなく大きく感じられる。とはいっても、かさばりすぎて邪魔になる ほどではない。ダブルカードスロットと64GBの内蔵メモリのおかげで、記録容量に関しては心配する必要はほとんど無くなったと言っても良い。


  キヤノン iVIS HF S21 キヤノン iVIS HF S11 パナソニック HDC-TM300 ソニー Handycam HDR-CX500V
主要記録メディア 64GB内蔵フラッシュメモリ 64GB内蔵フラッシュメモリ 32GB内蔵フラッシュメモリ 32GB内蔵フラッシュメモリ
その他の記録メディア SD/SDHCカード x 2 SD/SDHCカード SD/SDHCカード メモリースティックPROデュオ
重量 520g(バッテリー含む) 500g(バッテリー含む) 445g(バッテリー含む) 450g(バッテリー含む)
寸法 75 x 74 x 148mm 70 x 69 x 136mm 72 x 70 x 141mm 62 x 65 x 133mm

バッテリー使用時間 (4.0)

HF S21に付属するバッテリーBP-808の使用時間テストは、あまり良い結果ではなかった。持続した時間は80分(1持間20分8秒)で、昨年のHF S11よりも短く、パナソニックやソニーのハイエンドモデルに比較しても短い。( バッテリー使用時間テストの詳細


バッテリー使用時間の比較

しかし、HF S21のバッテリーは外付けタイプなので、より大容量のバッテリーを購入すれば、この問題は簡単に解決する。HF S21で使用できるバッテリーとしてはBP-809、BP-819がある。

HF S21と付属のバッテリー

液晶画面とビューファインダー (12.54)

HF S21の液晶モニターは、これまでの2.7型から3.5型となり、電子ビューファインダーとともに、ビデオカメラを手にした時にすぐに気がつく部分だ。こ の3.5型の液晶モニターは大型であるだけでなく、解像度も高いのでマニュアルフォーカスなどには非常に役に立つ。また、大型/高解像度になっただけでは なく、HF S21では初めてタッチパネルが採用された。液晶タッチパネルとしては決して悪くないが、タッチパネルに使い慣れていない人は、使い方の練習をしておくの が良いかもしれない。


3.5型で解像度92.2万ピクセルの液晶モニター

HF S21は、キヤノンのフラッグシップモデルに相応しく、唯一電子ビューファインダーを搭載するモデルである。キヤノンはEVFを採用しない方向に向かって いると思っていたので、HF S21にEVFが搭載されていることを発見して、少なからず驚きを覚えたほど。ビューファインダーは1/4インチほど伸ばすことができるが、仰角の調節は できない。ビューファインダーの下側には、視度調整のスライドスイッチがある。


EVFは伸ばすことはできるが仰角は調整できない


  キヤノン iVIS HF S21 キヤノン iVIS HF S11 パナソニック HDC-TM300 ソニー Handycam HDR-CX500V
液晶画面サイズ 3.5型 2.7型 2.7型 3型
液晶画面画素数 922,000ピクセル 211,000ピクセル 230,400ピクセル 230,000ピクセル
タッチスクリーン ×
ビューファインダー × ×

キヤノン iVIS HF S21 比較
the キヤノン iVIS HF S11 the パナソニック HDC-TM300 the ソニー Handycam HDR-CX500V
キヤノン iVIS HF S11 パナソニック HDC-TM300 ソニー Handycam HDR-CX500V


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