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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF S11

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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF S11
パート 4

低照度性能の概要



• 低照度での感度は標準並み
• 低照度での性能は24p、30pフレームレートを使うことで著しく向上
• 色誤差は悪くはないが、他の比較機より良くない
• ノイズも多めだが、ひどいというほどではない
• 基本的に暗所撮影はHF S11の得意な分野ではない


低照度感度 (2.77)

50IREに達するには17ルクスの照度が必要だった。決して悪い感度ではない。ただ昨年のモデルから見ると、やや残念な気がする。今年のビデオカ メラは、センサーの画素数が増大するにつれ、感度が低くなるという傾向がある。これは特にキヤノンだけに限ったことではなく、ソニー Handycam HDR-XR500Vの最低照度は16ルクスだし、ビクター Everio GZ-HM400はさらに低感度だった。  (低照度感度テストの詳細)

最低照度 *
* luxの数値が低いほど感度は高い

しかし、キヤノン iVIS HF S11は暗所撮影には向かない、と気落ちするには及ばない。24p、30pフレームレートを使用すると、感度は著しく向上するからだ。実際のところ、この フレームレートで撮影すると、感度は50%以上も改善されるのだ。最低照度テストではパナソニック HDC-TM300が最も素晴らしい数値を誇る。 60iフレームレートで最低照度はわずか9ルクスである。


最低照度
フレームレート キヤノン
iVIS HF S11
ビクター Everio
GZ-HM400
   パナソニック
HDC-TM300
   ソニー Handycam
HDR-XR500V
60i 17 Lux 31 Lux 9 Lux 16 Lux
30p 8 Lux × × ×
24p 6 Lux × 8 Lux
×

低照度の色精度 (7.23)

フルHDビデオカメラのフラッグシップ機としてみると、平均的なテスト結果だった。色誤差は5.06で飽和度64.79%。高照度テストに比べると、かなり段差のあるテスト結果だ。  (低照度の色精度テスト詳細)

低照度色精度
色精度テストチャート(上)、色誤差図(右)
低照度の色精度テストの結果はキヤノン iVIS HF S11の色誤差は5.06、色飽和度は64.79%だった。(右の図はビデオカメラの色誤差を各色別に方向で示したもの)

HF S11を24pモードで撮影すると、結果は、色誤差が5.09で色飽和度が77.93%と著しい向上を見る。これを30pモードにすると、色誤差は 5.15、飽和度75.26%という結果となる。HF S11の24pと30pの違いは下の図のとおり。


Canon HF S11色再現性の
フレームレートによる違い*
*色誤差は数値が低いほど、飽和度は高いほど高性能

キヤノン iVIS HF S11の低照度性能はパナソニック HDC TM300、あるいはソニー Handycam HDR-XR500Vと肩を並べるほどとなる。下の図を見てわかるとおり、面白いことにキヤノン iVIS HF S11の映像は他の比較機に比べて暗めとなっている。これはHF S11の色精度がどうの、というよりはオート露出の傾向を現していると思った方が正しいだろうと思う。しかし、それでも色が鮮やかに再現されている点は注 目に値する。だからHF S11の色再現性は優れているということがいえるし、メリハリのない画像のビクター Everio GZ-HM400に比べると、それはかなりはっきりする。

低照度テストの比較
キヤノン iVIS HF S11 ビクター Everio GZ-HM400
パナソニック HDC-TM300 ソニー Handycam HDR-XR500V

比較テスト機の中では、ビクター Everio GZ-HM400が他の3機とは全く違った結果となっている。低照度で撮影した動画クリップはノイズが多く、濁り感もあり、色も変色した感じとなるうえ、 鮮やかさに欠けていた。4機中では最も暗所撮影に向かないカメラだといえる。

低照度色精度の得点比較

低照度ノイズ (9.90)

キヤノン iVIS HF S11の低照度でのノイズレベルは低く抑えられており、なかなか良い結果だった。テストで測定されたノイズは1.1325%で、ビクター Everio GZ-HM400よりもかなり優れた数値だ。パナソニック HDC-TM300やソニー Handycam HDR-XR500Vにはやや及ばない。 (低照度ノイズの詳細)

60ルクスでのノイズ、オート設定
キヤノン iVIS HF S11
等倍画像
ビクター Everio
GZ-HM400
等倍画像
パナソニック
HDC-TM300

等倍画像
ソニー Handycam
HDR-XR50
0V
等倍画像

等倍画像はそれぞれの低照度での性能をよく現している。HF S11の等倍画像は他の3機に比べて暗いが、画像自体からはノイズなどを感じることはなく、クリアだ。ノイズが一番目につくのはビクター Everio GZ-HM400で、低照度で撮影した動画クリップは全体的に緑がかった映像となった。ノイズの原因はオートゲインからくるものかもしれないが、ソニー機 やパナソニック機はGZ-HM400と同じ画像の明るさを保ちながら、ノイズの少ないすっきりとした画像となっている。

キヤノン iVIS HF S11 60ルクス オート設定:
フレームレートによる違い
Canon HF S11, 60i
等倍画像
Canon HF S11, 30p
等倍画像
Canon HF S11, 24p
等倍画像

低照度での色精度テストでわかったように、HF S11を24pモードでテストするとノイズは0.95%、30pモードでは1.1%となり、ノイズはかなり低く抑えられる。24p/30pモードでは画像 もぐっと明るくなる。しかし、このフレームレートではモーション特性に大きな影響が出ることを忘れないでおこう。


低照度ノイズの得点比較
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