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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF S10

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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF S10
パート 4

低照度性能の概要



• 60iでは平均的な低照度感度
• 24p、30pは低照度感度を向上
• 低照度の色誤差は悪くないが、比較テスト機ほど良くない
• 低照度ではノイズレベルが高いが、ひどいというほどではない
• それなりの低照度性能だが、宣伝するほどでもない


低照度感度 (3.77)

キヤノン iVIS HF S10が50IREに達するために必要な照度は16ルクスだった。キヤノン iVIS HF S10には大型のCMOSセンサーが搭載されていることを考えれば、もっと優秀な性能ではないかと期待したのだが、その割には平均的な結果だった。ソニー HDR-XR520Vも16ルクスと同じ結果だった。ここで最も好成績をあげたのはパナソニックHDC-TM300で、わずか9ルクスだった。エブリオ GZ-HD300は29ルクスという結果。 (低照度感度テストの詳細)

最低照度 *
* luxの数値が低いほど感度は高い

上の得点表はすべて1080/60iモードをもとにしたデータから採点したもので、暗所撮影モードや1/60秒以下のスローシャッター機能は使われていな い。キヤノン iVIS HF S10の24pフレームレートでの低照度感度は下に示す通りだが、採点に使われるデータは1080/60i出のテスト結果だ。

低照度感度
モード キヤノン iVIS HF S10 ソニーHDR-XR520V パナソニックHDC-TM300 ビクターGZ-HD300
オートゲイン 16 Lux N/A  8 Lux N/A 

キヤノン iVIS HF S10を24p、30pのフレームレートにすると、低照度感度は著しく向上する。24pでは50IREに達するのに必要な照度はわずか6ルクスで、30p では7ルクスだった。60iの感度に比べると大幅な向上だ。24pでの映像表現を多用する人たちにとっては満足のいく性能だろう。パナソニックHDC- TM300は他のフレームレートのオプションを持つビデオカメラだが、キヤノン iVIS HF S10のような大幅な感度向上は見られなかった。しかしすでに60iで9ルクスという感度を持っているので、問題にはならない。


低照度の色精度 (7.05)

キヤノン iVIS HF S10の低照度色精度は特に高いものではなく、平均的な性能といったところだ。60ルクスでの色誤差は5.43だった。ソニーHDR-XR520V、パナ ソニックHDC-TM300はともに4.9で、ビクター・エブリオGZ-HD300は5.15だった。つまり4機とも、低照度ではだいたい同じ色精度を 持っているということだ。キヤノン iVIS HF S10の低照度での色飽和度は58.01%とずいぶん低く、この点ではソニー機が77.11%、パナソニック機が65.09%という結果と比べるとその色 飽和度の低さがわかる。 (低照度の色精度テスト詳細)

低照度色精度
色精度テストチャート(上)、色誤差図(右)
低照度の色精度テストの結果はキヤノン iVIS HF S10の色誤差は5.43、色飽和度は58.01%%だった。(右の図はビデオカメラの色誤差を各色別に方向で示したもの)

低照度で撮影された画像は充分好感が持てるものだが、画像はソニーHDR-XR520V、パナソニックHDC-TM300に比べるといくらか暗めだ。キヤ ノン機の色飽和度が低いことが影響し、ソニー機やパナソニック機にくらべてメリハリがやや乏しく感じられる。下のチャートを見ると、キヤノン iVIS HF S10の画像がどれほど暗めであるのかがわかる。

ゲインの比較
キヤノン iVIS HF S10 ソニーHDR-XR520V
パナソニックHDC-TM300 ビクターGZ-HD300

低照度感度テストで見たように、キヤノン iVIS HF S10は24pや30pのフレームレートでは性能が向上し、30pでは色誤差が4.69、色飽和度が69.9%だった。これが24pになるとさらに向上し、色誤差が4.28、色飽和度は75.19%となる。

低照度色精度の得点比較

低照度ノイズ (10.59)

低照度ノイズテストの結果は1.3525%という結果だった。なかなかの好成績だが、ソニーHDR-XR520V(0.8725%)やパナソニック HDC-TM300(0.7825%)に比較すると、やや高めの数字だ。それは映像を見てもわかる。低照度で撮影されたビクター エブリオGZ- HD300の画像はあまり良いものではないが、ノイズ自体は1.315%とキヤノン iVIS HF S10とさほどかわらない数字となっている。 (低照度ノイズの詳細)

60ルクスでのノイズ、オート設定
キヤノン iVIS HF S10
等倍画像
ソニーHDR-XR520V
等倍画像
パナソニックHDC-TM300
等倍画像
ビクターGZ-HD300
等倍画像

上の画像を見比べると、エブリオの画像はあまりいい画像には見えないが、他の比較テスト機に比べてかなり安価であるため、やむを得ないところだ。とはい え、エブリオGZ-HD300は今年のビクターのフラッグシップ機に位置づけられているので比較テストの対象になった訳だ。他の3機は価格に見合った優秀 な性能を持っているが、それぞれ一長一短ありといったところだ。キヤノン iVIS HF S10の映像は一番ノイズレベルが高いのだが、ディテールの解像力は高く、素晴らしい。パナソニックは幾分解像感が弱い感じで、楔(くさび)パターンにや やひずみが見られる。上の画像の中ではソニーHDR-XR520Vの画像が最も解像感が高く、シャープな画像であるのがわかる。

低照度ノイズの得点比較

キヤノン iVIS HF S10を30p、24pモードでは非常に素晴らしい結果を残した。上の等倍画像を見ると、30p、24pの画像の方が明らかに60iの画像よりも優れてい るのがわかる。30p、24pの画像の楔(くさび)パターンははっきりとクリアな画像だ。しかし採点には24p、30pのデータではなく、60iのデータ が使われる。

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