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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF10

次: パート 2

圧縮フォーマット
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF10
パート 1



キヤノンHF10 200%拡大チャート (上)



キヤノンHR10 200%拡大チャート (上)



動画性能 (10.5)
キヤノンHF10には過去の人気製品と違うセンサーが搭載されている。HV20、 HV30、 HG10、HR10ではすべて296万画素で色性能とシャープさがすばらしい1/2.7型 CMOSセンサーが使われていた。新しいセンサーに移ることに対する懸念はもちろん あり、特に新型はサイズがさらに小さくなったからだ。HF10で は1/3.2型CMOS が使われ、これは総画素数303万画素で、つまり、より小さな面積により多くの画素センサーが乗っているということだ。同様の戦略を、過去にソニーが行っ ており、家電量販店頭でのスペックシートで性能を良く見せるためだという見方もできる。

問題は、センサー自体の表面積を縮小させ、その上に、同じかそれ以上の数の画素センサーを載せるということは、それぞれの画素センサー自体のサイズ も縮小しなければならない。通常は、ピクセルが小さくなれば、それぞれの採光能力が低下することになり、暗いところでの性能の低下とノイズの増大につなが る。もちろん、これらの欠点に対処するために、より高品質な材料を使ったり、より高性能な映像エンジンを開発するなど、メーカーはいくつかもの対処法をと るのだが、性能が低下するリスクはある。

センサーサイズを縮小させたものの、キヤノンは今年に入って、2点を改良し、期待させてくれた。最高画質の解像度が1440 x 1080 から1920 x 1080になった(しかし、パナソニック HDC-SD9で分かったように、これは総画素数が同じままであれば解像度は良くならない)。次に、ビットレートはHG10の15 Mbpsから最高で17 Mbpsに早くなった。このことで、レンダリング作業を速め、また圧縮ブロックノイズを少なくしてくれるはずだ。

ラボ実験では、均等に3000 ルクスというほぼ理想的環境でDSC Labs ChromaDuMondeチャートを撮った。結果は、キヤノンHV20とHV30と見分けがつかないほどすばらしいものであった。色バランスにも優れ、 丁度いい彩度。細かく見ると、HV30の方がやや輪郭がシャープだが、かなりよく注意して見なければわからない。

誰もが待っていたAVCHDビデオカメラはこれだと言えるかもしれない。 下の、去年機種でDVD録画式のAVCHDビデオカメラHR10と、HF10の200%に拡大したチャートの比較を見てみて欲しい。さらに、HV30の チャートも並べてみた。去年からどの程度解像度が改善したかが一目瞭然だ。

ライバル機のパナソニックHDC-SD9に比べ、キヤノンHF10の画像はよりシャープで、彩度は低めだ。パナソニックの強い色彩がお好みであれ ば、HF10のほうで彩度を上げることができる。一方のパナソニックSD9では彩度を下げることはできない。ソニーHDR-CX7 はチャート上では良く見えるのだが、動画テストではさほど良い性能は見せなかった。

また、HF10に用意されているその他のフレームレートやガンマ設定でチャートを撮影した。シネマモード、60iで撮ると、最も明るい部分と暗い部 分が圧縮され、中間部分が拡大する。これにより、程良く彩度を下げてくれるのだが、ショットの暗い部分のディテールは損なわれる。

30P と 24Pで撮影しても、この明るさでは色とシャープさにはほとんど影響しない。全般的に24Pが過去のキヤノンのAVCHDモデルのものよりもずっと良く なった。 思い出してもらうと、我々は24PでのHG10とHR10の性能を強く批判したのだが、批判したのは我々だけではなかったはずだ。新しいビットレート がプラスの効果をもたらしたようだ。HF10はキヤノンAVCHD機種ではじめて30Pが用意された。我々は、今年初めにHV30を詳しくテストし、かな り満足した。HF10 は全ての重要な点で同等の出来だといえるだろう。

ラボの外では、興味深い結果がいくつか出た。曇りの日に屋外にて60iで撮影したところ、HF10は去年の「最優秀カムーコーダー」であるHV20 と、色、動き、シャープさ、圧縮ブロックノイズにおいてほとんど差がなかった。これには、これまで、過去2年間AVCHDをおすすめしてこなかった我々ほ ど驚いた者はいないだろう。全く同一の場所で、片手にHV20、もう片手にHF10を持って撮影した。非常によく見ると、パン中にHV20 がよりシャープなことがあったり、また、HF10ではコントラストが高い部分でゴーストが出ている場合が見られた。しかし、これらの違いは、本当に些細 で、ほとんどの消費者は気付かないと言えるだろう。

適度な明かるさの屋内撮影でも、ほとんど差がなかった。センサーが小さくなった分、暗い場所での感度はやや低下したが、シャープさは素晴らしい。

キヤノン HF10 (上)
キヤノン HV20 (下)
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キヤノン HF10 (上)
キヤノン HV20 (下)
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驚いたことに、かなり暗い状況で撮影した下の画像においては、より小さなセンサーを使っているにもかかわらずHF10 はHV20よりも 良 く見えるのだ。よりシャープになり、目立つノイズは見当たらない。実は暗いところでの実験で我々が得た数値としては、ノイズが増えるはずだった (ページ下)。もしかすると、HV20のノイズが変色している(小さな赤、緑、青のピクセル)のに比べて、HF10 は目立ちにくいモノクロのノイズを多く発生させているというだけかもしれない。

キヤノン HF10 (上)
キヤノン HV20 (下)
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まとめると、HF10は我々が見た中で最も優秀なAVCHDであり、HDV規格機種の頂点を超えるはじめてのモデルかもしれない。

動画解像度 (21.94)
動画解像度については、均等で明るい照明下でDSC Labs ビデオ解像度チャートを撮り、HDモニターで再生し調査する。我々は3つすべてのフレームレートで撮影した。1080/60iでは、キヤノンHF10は横 方向の空間周波数が675 lw/ph で、縦方向の空間周波数が600 lw/ph。これは高いスコアで、我々が今日までで見たAVCHD ビデオカメラの中で最も良い。実は、全ての規格のビデオカメラのうちで、我々がこのテストを初めてから、これほど高い横方向の空間周波数を出したビデオカ メラはこれが始めてだ。ただし、我々が以前にプロ用のビデオカメラのレビューを書いた際には、このテスト方法自体が実在しなかったことを述べておくべきだ ろう。

30P モードでは、横方向の空間周波数が、650 lw/phで縦方向の空間周波数650 lw/ph.。このスコアは、特に縦方向の空間周波数は60iより高い。

24Pでは、30Pと同じ結果を出し、縦横方向の空間周波数共に650 lw/ph。

低照度性能 (14.27)
暗い場所での性能を3段階でテストする。まず均一の 60 ルクス と 15 ルクス でDSC Labs ChromaDuMondeチャートを撮り、比較対象機種と比べる。上記で説明がしたように、センサーサイズが小さくなり、画素数が増したので、去年の キヤノンAVCHDモデルより性能が下がることが予測される。もちろん、過去に予測が覆されて驚かされてはきているのだが。

60 ルクスではキヤノンHF10は良いが、1/2.7型のより大きなCMOS を持つHR10には負ける。当然だが、HF10は画素数が多いため、解像度は高いが、ノイズがより目立つ。HR10は、HV20、HV30同様、3機種と も大きめのセンサーを搭載しているのだが、色保存に関してもいい。興味深いことに、ラボ外撮影によると、HF10 の映像が、HV20よりシャープに見える場合がある。ということは撮影状況や、ショット内の主な色のトーンに左右されるということのようだ。

30P モードでは、改善は明らかで、全体的に、露出はより高く、色もより鮮明になる。

暗い場所での引きづり感がやや気になるが、24Pモードはさらに良い。

15 ルクスでは、ほとんどの一般向けのビデオカメラ同様、キヤノンHF10でもノイズが多く発生する。キヤノンHR10は15 ルクスでは今ひとつよくないが、ノイズはかなり少なくなった。

低照明テストの第二段階は均一の 60 ルクス でX-Rite Color Checkerチャートを撮り、フレームをImatest イメージ ソフトウェアにエクスポートし、色の正確さ、ノイズ、 彩度を分析する。キヤノンHF10は、カラーエラー11.9を出し、 これはHG10とHR10ほど正確ではなかった。ノイズは平均で1.13%。我々の 予測通り、最新の小さなセンサーは今までのAVCHD機種のものよりも多くノイズを発生する。HG10 と HR10 は同じ環境で平均0.8から0.9%だった。おもしろいことに、HV20 と HV30は、HDV 圧縮で、どちらの機種よりも多くのノイズを発生した。最後に、HF10の彩度は、74.86%で、キヤノンの前のどの機種よりも低い値だ。

別のフレームレートでも同テストを行った。1080/30Pモードで、 HF10 はカラーエラー9.3、ノイズスコア1.63%、彩度91.32%。

1080/24Pでは、カラーエラー 8.95、ノイズスコア1.095%、彩度94.81%。

3つ目のテストでは感度を計る。DSC Labs ChromaDuMonde チャートを撮り、Waveformモニターで測定してビデオカメラが最高出力露出50 IREを出すまで少しずつ照明を暗くしていく。1080/60i モードで撮った場合、キヤノンHF10は10 ルクスで 50 IRE を出した。HG10、HR10と HV30は8 ルクスで同じことができ、このことからも、やはり小さなセンサーサイズ は暗い場所での性能にはマイナスの影響を及ぼすことがわかる。

感度テストは1080/30Pと1080/24Pでも行った。30Pモードでは6 ルクス で50 IREを出し、24P モードでは、 4 ルクスで同じ結果が出た。

手ブレ補正 (6.9)
HF10にはビデオカメラ界で人気の光学式手ブレ補正機能が付いている。光学式手ブレ補正はレンズ部分を本体から分けることで機能する。やや効果が劣る電 子式手ブレ補正はセンサーの周りにデジタルのバッファーを作って機能し、その分、解像度が低下する。

HF10の光学式手ブレ補正能力をテストするために、特注のシェイク・エミュレーターを使って二つのスピードで試した。スピード1は通常の手持ちの 揺れを 再現したもので、スピード2はより激しく、軽いジョギングをしながら手持ちで撮る場合の揺れを再現した。スピード1ではHF10は75%揺れ防止、スピー ド2では 月並みの51.85%減だった。HV30 はスピード1で若干良い性能を見せるが、共に画像の安定度は同じくらいだった。パナソニックHDC-SD9は現在最優秀だが、 JVCの最新 GZ-HD6も良いパファーマンスを見せた。

広角レンズ性能 (9.6)
我々は、垂直レーザーを使って、HF10の最大視野をテストした。光学式手ブレ補正を無効にし、最大限にズームをもどしてある。真の広角値を得るために画 像を外部のモニタでチェックした。HF10は最大の広角は48度で、HV30より2度狭いものだった。

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