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キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF10

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静止画撮影
キヤノン (Canon) (Canon (キヤノン)) iVIS HF10
パート 3

オート/マニュアル 操作l
オート操作(6.75)
キヤノンHF10では、ソニーと同じく液晶 の対面部に大きなかんたんボタンという新機能を採用している。ソニーから機能を頂戴するメーカーを批判するのは忍びない。ソニーの大きなマーケットシェア を鑑みれば、他のメーカーにとって、その人気機能を採用することが合理的なはずだ。実質的には、キヤノンHF10のかんたんモードはキヤノンの前世代機種 の自動モードとほとんど変わらない。初心者の不安を和らげるための見方の違いにすぎない。

HF10のオート機能は去年の全ハイビジョンビデオカメラと変わらない。2つのオートフォーカス方法があり、工場出荷時のデフォルト設定はハイス ピード AFという。この方法では、ボディー正面に搭載されている外部センサーが大まかにフォーカス 調整をし、細かい調整を内部センサーで行う。このシステムは上手く機能し、調整時間を縮小するが、細かいフォーカス調整がぱちっと飛ぶ感じを与えるかもし れない。これは、好きな人もいればそうでない人もいるだろう。よりスムーズなフォーカス調整を求めるのであれば、 ハイスピードAFをオフにすればよい。ここでハイスピードAF はフォーカスが速くなるだけで、より正確になるわけではないと言うこと を指摘しておくべきだろう。フレームレートはフォーカススピードに影響する。最も速いのは60i、次に30P、最も遅いのは24Pのときだ。

オート露出調整は、フレームレートとは関係なく、2、3秒かかる。 ホワイトバランスも同様だ。我々が撮影したところ、LCDで見るとホワイトバランスが正確でないように見える場合があるかもしれないが、より良い再生機で 映像を見ると大丈夫だということがわかった。

HF10にはオートスローシャッター 機能があり、これを使うと、オートシャッターのスピードを標準の1/60ではなく1/30まで下げることが可能だ。

ワンタッチコレクション のスペシャルシーンモードには、ポートレート、スポーツ、ナイト、スノー、ビーチ、夕焼け、スポットライト、打ち上げ花火がある。残りのコントロールに関 しては下記参照。

マニュアル操作全般 (6.5)
HF10はキヤノンの一般向けハイビジョンビデオカメラにあるマニュアル操作をほぼすべて搭載しているが、他機種ほどアクセスしやすくはない。HV20 と HV30は側面にダイアルを搭載しており、HG10はLCD画面にスクロールダイアルを搭載している一方、HF10のジョイスティックはマニュアルフォー カスなどの操作には最低限度のものだ。キヤノンは、単純に、また論理的に、全体のサイズ縮小のために機械的な要素は削減したと説明するだろう。しょうがな いことかもしれない。ソニーはHDR-CX7で、パナソニックもHDC-SD9で、両方非常に小さいビデオカメラを設計するために、同じやり方をしたのだ から。

主にオートで使う人にとっては、ジョイスティックより高度な操作デバイスがなくても十分だろう。ジョイスティックはLCD画面の外側に搭載されてお り、液晶対面部におかれ、撮影時には見えなくなってしまうパナソニックHDC-SD9のジョイスティックよりも良い配置と言えるだろう。

キヤノンハイビジョンビデオカメラの、絞り優先、シャッター優先、露出、フォーカス、ホワイトバランス、スペシャルシーンモード、シネマモード、全 ての画質効果などのマニュアル操作オプションは非常に良い。このキヤノンの2008年の一般向けハイビジョンビデオカメラ最高峰とも言えるHF10に、 キヤノンHV30 のピーキング機能とゼブラ機能を搭載してもらいたかった。

ズーム(6.0)
ズームレバーは、このビデオカメラの弱点の一つで、緩く、安っぽく感じてしまう。この緩さ加減に慣れさえすれば、機能はするのだが。キヤノンの素晴らしい 点の一つは、ズーム中を通して非常にゆっくりズームできる点だ。多くのビデオカメラはズーム倍率が上げればズーム速度も速くなってしまう。

ズームしている際に、右上の角に目盛りが表示されるのだが、残念ながら、具体的な数値は出ないので、後に同じ撮影を再現することは難しい。

ズーム倍率 (12.0)
光学ズーム は、10倍が主流であった一般向けハイビジョンビデオカメラを上回り、12倍まで可能。CMOSセンサーが小さくなったため、鏡筒部を大きく延ばすことな く、大きなズームが可能になった。

このビデオカメラにはもちろん、40倍でとめるか、200倍にまで伸ばせるデジタルズーム機能も搭載されている。光学ズーム が拡大しきってからのデジタルズームはピクセルを変形させているだけで、特に使う必要はほとんど無いだろう。まして、極端な200倍などもってのほか。

フォーカス (5.0)
HF10のマニュアルフォーカス機能はキヤノンのハイビジョンビデオカメラの中で最も弱く、DVD記録機種のHR10と並ぶだろう。両カメラとも調整は ジョイスティックのみで行う。ソニーのタッチスクリーン操作よりは良いが、キヤノンHV20 や HV30のダイヤルや、キヤノンHG10のスクロールダイアルでの操作には及ばない。


マニュアルフォーカスにセットするには、ジョイスティックを押し込み、レバーを動かしてフォーカスを選ぶ。ピントをあわせるためには、ジョイス ティックを左か右に押し、LCD画面でピントがあっているかどうか確認する。幸い、フォーカスアシストというマニュアルフォーカスが少しは役に立つ機能だ とと思わせる機能がある。この機能は、メニューでオンかオフにするもので、フォーカスを動かしているときに、瞬時に画面が2倍にデジタルズームし、被写体 を拡大してくれる。舞台裏で安心して操作できるためのもので、このズームはもちろん映像には録画されない。新しいキヤノンHV30 にはこれの改良版が採用され、デジタルズームプラスピーキング機能、つまり被写体の輪郭に色がついたノイズを表示することで輪郭を強調 してくれる機能が採用されている。ピーキングは、マニュアルフォーカスするにあたって、瞬間ズームよりずっと役に立ち、キヤノンが将来より多くのビデオカ メラにこの機能を搭載してくれることを望む。

露出と絞り (7.6)
キヤノンHF10は簡単な露出調整機能と絞り優先モードを用意している。露出調整機能には、マニュアルフォーカスと同じようにアクセスする。ジョイス ティックを押し、露出が見つかるまでオプションをレバーで探す。露出調整機能をオンにすると、右上の角に目盛りが表示される。目盛りは最大で-11から +11まで。しかし、これをオンにする時の露出度次第で目盛りは縮小、拡大する。例えば、暗い角にカメラを向けると、オート露出ではすでに最大限に画像を 明るくしてあるため、ここでマニュアル露出にすると、目盛りは -11 から0になり、つまりビデオカメラはこれ以上画面を明るくできないということだ。非常に明るいものにカメラを向けている時には、この逆が起こる。


絞り優先モードには機能メニューの一番上からアクセスする。撮影モードをPからAvに変える。このモードで、絞り値を選択するとビデオカメラは シャッター スピードを変えて自動的に露出度を調整してくれる。絞り値設定には、f/1.8、f/2.0、f/2.4、f/2.8、f/3.4、f/4.0、 f/4.8、f/5.6、f/6.7、f/8.0がある。キヤノンには絞りを最大まで閉じるオプションがないのは不思議だ。普通の照明でも、f/8.0で は光量が余ってしまうこともある。比べて、パナソニック製品は通常 f/16まで絞ることができる。

シャッタースピード(6.95)
キヤノン HF10には、シャッタースピードを固定して、絞り値を自動的に調整するシャッター優先モードも用意されている。60i と30P モードでは、シャッタースピードの設定には1/8、1/15、1/30、1/60、1/100、1/250、1/500、1/1000、1/2000があ る。

24Pモードでは、遅いシャッタースピード設定が、1/6、1/12、1/24、1/48に変わり、1/60以上は同じだ。シャッタースピード設定 がある ことは、特にHF10では1/60よりかなり遅く設定できるので、暗い場所での撮影には大きな利点になる。

ホワイトバランス (7.5)
ホワイトバランスの設定は機能メニューにある。キヤノンは他の多くのメーカーより多くのオプションを用意している。オプションには、オート、太陽光、日 陰、くもり、電球、蛍光灯、蛍光灯H、セット(マニュアル)がある。マニュアル調整をするには、セットを選んで、ジョイスティックを押す。アイコンが数秒 間点滅してから画像が調整される。


ゲイン (0.0)
キヤノンHF10にも、他のキヤノンの一般向け製品と同様、ゲインのオプションはない。この価格帯でゲインをマニュアル調整できるのはパナソニック製品だ けだ。

マニュアル操作その他(2.0)

シネマモード キヤノンHF10 のシネマモードは色再現のガンマカーブを入れ替えて、フィルムに近いものを再現するというものだ。プロ用のキヤノンXL A1 と G1のシネマ1に該当する。(表 参照). 基本的に、この設定は中間色のダイナミックレンジを拡大し、日陰やハイライトを抑える。きちんとしたライティングがされていれば、すばらしい映像が撮れる のだが、これがまさに問題だ。多くの一般ユーザーは正しい照明で撮影しないために、シネマモードでは暗い部分のディテールを失ってしまう。素晴らしいツー ルではあるが注意して使うことが必要。

画質効果 -画像効果は、色とシャープさを調整できる素晴らしくて、簡単なツールだ。キヤノンのデジカメが採用している マイカラー機能の簡易バージョンだが、ほとんどのビデオカメラが提供しているものより優れている。くっきりカラー(彩度をあげる)、すっきりカラー(彩度 を下げる)、ソフト(シャープネス、輪郭の強調を押さえる)、美肌(肌のトーンをよくする)と、4つのワンタッチオプションがある。5番目の設定のカスタ ムでは、色の濃さ、明るさ、コントラスト、シャープネスのカスタム設定が可能で、それぞれに-1から +1の値がある。


マーカー - マーカー機能は、映像を撮る際に助けになる線をLCDに表示する。中央に一本の水平線または、(画面を)9分割にする垂直線と水平線を二本ずつ表示するか を選択可能。共に白またはグレーで表示できる。

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