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06.音声機能/画像再生/接続機能
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07.その他の機能
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08.機種比較/総論
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09.スペックと評点
ビクター (Victor) (Victor (ビクター)) Everio GZ-HD40

GZ-HD40の大きな特徴のひとつは、ビクターが民生用としては初めてCMOSを採用したビデオカメラである、という点が挙げられる。もう ひと つは、初めてAVCHD コー デックを採 用 した点だろう。 この2点を念頭に置いてエブリオ・シリーズの他のハイビジョンビデオカメラと比較したり、他社のAVCHDビデオカメラと比較してみるの はなかなか興味深いはずだ。
ビクターはこれまで上級機には3CCDを採用してきたが、この新エブリオで1/3インチのシングルチップCMOSに切り換えた。これは歓迎できる 変化である。ソニーやキ ヤノン は、それぞれのハイビジョンビデオカメラですでにCMOSを採用しており、その3CCDを上回る性能の良さはすでによく知られていることである。
GZ-HD40の テストは、MPEG-2 TS、AVCHDそれぞれのフォーマットで、同一基準に設定されたラボ内と、屋外で行われた。ではまず、最も高画質とされるMPEG-2 TSのFHDモードからやってみよう。 3000 lux という比較的に好条件な撮影では非常にいい結果が出た。面白いのは、センサーが3CCDからCMOSになったというのに、赤と緑が強調される傾向がいまだ に健在、とい う点。つまりカラープロセス自体はあまり変っていない、ということだろうか。
GZ-HD6に比較して改良され た点を見ていくと、色自体にはそれほどの違いは見られないものの、黄色がわずかに抑えられ、すっきりとしてもっと自然に見え る。そしてGZ-HD40はGZ-HD6よりもシャープに被写体の輪郭を捉え、ラインがすっきりとしている。さほど大きな差ではないが、極端なズームで も HD40がより細かいディ テールをとらえるようだ。はっきりと眼でわかるのは、GZ-HD6のように、コントラストの強い部 分が青く変色するという現象が見られなかったということだ。
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| ビクターエブリオGZ-HD40 | ビクターエブリオGZ-HD6 |
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| キヤノンHF10 | ソニーHDR-SR1 |
これに比べ、ソニーHDR-SR11/HDR-SR12はやや彩度が抑えられており、基本的には好みの問題だが、好き嫌いの分かれるところだろ う。テスト上ではソニーは非常に正確な色を再生する傾向にあるものの、ほとんどの人はもっと強い発色を好むようだ。画像のシャープさでは、ソニーHDR- SR11/HDR-SR12はビク ターGZ-HD40とほぼ同じ。興味深いのは、ソニーがそれぞれの色のトーンを均一に再生するのに対し、 GZ-HD40では圧縮ノイズがわずかに目に付く、というところだ。色がスムーズに再現されるべきところにノイズがわずかに出る。
屋外でのテストでは、GZ-HD40はその性能を見事に発揮してくれた。天気の良い日の撮影では、このカメラの性格である暖い色合いと豊かな発色 が喜ばれることだろう。青空や、芝生や木々の緑、赤い花などが見事な色鮮やかさで表現される。
ホワイトバランスのオート設定は、バランス調整に時間がかかるようである。例えばカメラを日陰に向けた場合、色調が一瞬青みがかったままになるのだ。も ち ろん 何秒かすると自然な色調に調整されるのだが、ほかのカメラよりもホワイトバランス調整に時間がかかるという印象を受ける。![]() |
| ビクターエブリオGZ-HD40 3000 lux(AVCHD) |
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| ビクターエブリオGZ-HD40 3000luxMPEG2 TS FHD画質 |
ビクターエブリオGZ-HD40 AVCHD XP画質 |
ビクターエブリオGZ-HD40 AVCHD EP画質 |
| 画質低下による圧縮比の影響 色のトーン再現に違いが見える |
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| MPEG2 TS FHD画質 |
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| AVCHD XP画質 |
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| AVCHD EP画質 |
GZ-HD40の動画画質は、適度な明るさで使用する場合に性能を発揮するようだ。色はキヤノンHF-10/HF100、そしてソニー HDR-SR11/HDR-SR12よりも彩度が高いが、ほとんどの人には歓迎される事だろう。動画を1080pで再生できるという機能も、解像 度が上げるわけではないが、出来る限り高画質の再生画を楽しみたい人には価値有る機能だ。
動画解像度 (20.25)
GZ-HD40の解像度テストは、明るい均一な照明を使用して、DSC Labsの動画解像度チャートを撮影、録画された映像をハイビジョンモニターで再生した。この 種の解像度テストでは出力を1080iから1080pに変えても違いは見られないが、実際の撮影では、1080p出力にすると斜線の描写に解像度 の向上が見られる。
低照度性能 (5.1)
低照度の性能テストは、まず60lux と 15lux の照度で DSC Labs のChroma DuMonde チャートを撮影、その結果を我々がこれまで行ってきた膨大なテスト記録と比較してみた。
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| ビクターエブリオGZ-HD40 60 lux AGC設定 |
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| ビクターエブリオGZ-HD40 60 lux オート設定 |
オート設定でのテストはしなかったが、上の画像は参考のため。この設定ではシャッタースピードが1/30秒まで落ちるようだ。60lux の照度では、AGC設定とオート設定に大きな違いは見られなかった。 オフィス内の暗いところを撮影してみたが、よほど暗い場所でない限り目立った違いは見られなかった。
では同一条件下で他のビデオカメラと比較してどうだろう。ビクターのGZ-HD6と比較した場合、HD40が大きな進歩だというのは、一目でわかる。 特に色合いが非常に自然に なった。全般的にはキヤノンHF10やソニーHDR-SR12よりも明るく見え、非常に良い画像として目に映る。いまひとつ残念なところは、ノイズがモヤ モヤと黄色や青に滲んで見える、という点だ。ソニーやキヤノンのカメラでは、これが灰色だったり、黒っぽかったりしてそれほど目に付かない。それでも GZ-HD40のノイズを最小限にとどめる性能は、非常にすばらしい。GZ-HD6に比べると格段の進歩だ。AVCHDモードで撮影しても、MPEG-2 TSとの違いはほとんど感じられない。ほんのわずかに圧縮ノイズの違いが見られる程度で、どちらのモードでも安心して撮影できる。
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| ビクターエブリオGZ-HD40 15 lux AGC設定 |
15lux の照度では、予想通りノイズがさらに増える。主にこのノイズのせいで、細部のディテールが失われる。それでも色に対する感度としては非常に優れている。 GZ-HD40は、ほとんど真っ暗な状態でも色を引き出せるのだ。この点はソニーHDR -SR12よりも優秀であり、キヤノンHF10と比べても、良好だといえる。
次の段階のテストでは、色精度、ノイズ、そして低照度での彩度を調べる。60lux の照度で X-Rite Color Checker チャートを撮影、 Imatest というソフトで結果を測定する。それによると、GZ-HD40の色誤差は9.1で、GZ-HD6とほぼ同じ数値となった。センサーがCCDからCMOSに なっ たにも拘らず、しかもセンサーのサイズも 1/6 インチ3つから 1/3 インチになっても色精度が全く同じ、というのはなかなか興味深い。
ノイズは約0.915% で、GZ-HD6よりは減少、ソニーHDR-SR12、キヤノンHF10よりも良い数値であり、GZ-HD40の性能の良さの好例だろう。そして彩度のほ うは、96.1% となっている。
最終段階のテストでは低照度の感度を測定した。カメラを波形モニターに繋いでDSC Labs Chroma DuMondeカラーチャートを撮影した。カメラが最大露出50 IRE に達した時点での数値を測定する。GZ-HD50がこの50 IRE に達するには14lux の照度が必要であることがわかった。23lux を要したGZ-HD6からは飛躍的な進歩だ。ソニーHDR-SR12も同じ数値だった。キヤノンHF10はさらに好成績で、10lux だった。
大きくまとめると、CMOSセンサーを使ったGZ-HD40の低照度性能は、ビクターにとっては大きな前進だ。暗所での撮影は、これまでのハイビジョンの エブリオよりもはるかに明るく、ノイズが少ない。
手ブレ補正(4.06)
GZ-HD40の手ブレ補正は、どういうわけか、評価の高かったGZ-HD6の光学式からGZ-HD3の電子式に戻ってしまった。いまだにGZ-HD6 の手ブレ補正性能を超えるカメラは出ていないにも拘らず、である。
手ブレ補正の効果をテストするため、我々は独自に二つのスピードで手ブレを発生させる装置を設計した。スピード1は、ごく普通の状態で起きる手ブ レ、スピード2はさらに大きな揺れ、軽くジョギングするような揺れだ。GZ-HD40のテストは、スピード1では 50% 、スピード2では 66.7% という結果になった。これはGZ-HD3の手ブレ補正性能とほぼ変わりなく、あまり良い成績とはいえない。
広角レンズ性能 (8.8)
最大広角に戻したレンズの性能を、手ブレ補正を切った状態で垂直レーザーを使って測定した。撮影した映像を外部モニターに接続して正確な数値を読み取る。 GZ-HD40の最大広角値は44度で、GZ-HD3、GZ-HD6よりも6度狭くなったことになる。
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