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ビクター (Victor) (Victor (ビクター)) Everio GZ-HD40

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静止画撮影
ビクター (Victor) (Victor (ビクター)) Everio GZ-HD40
パート 3

オート/マニュ アル操作
オート操作(5.0)
液晶モニターを開けたら、カメラボディ本体にあるオート撮影/マニュアル撮影ボタンを押してオートにする。オートとはいってもソニーやキヤノンのよう な、 このまま即撮影、というタイプのオートではない。ユーザーのもう少し積極的な参加が請われるのだ。とはいえ、ホワイトバランス、フォーカス、露 出などはオートなので、完全に失敗などということは無いのでご安心を。 しかしオート撮影はなかなか一筋縄では行かない。露出、ホワイトバランス、フォーカスそれぞれに"癖"があるのだ。初心者ならさほど気にならないかもし れないが、マニアや趣味人は顔をしかめるかもしれない。例えば、オート露出では直射日光や強い光から影に向けてカメラをパンすると、画像が一瞬明るくな り、やや間を置いてから適正露出となる。もう少しスムーズ さが望まれるところだ。ただ、カメラをゆっくりパンすればさほど気にはならない。

オートフォーカスは約5mの距離に位置する被写体から手前30cmの被写体に焦点を移すと、ピントが合うまで2、3秒かかる。基本的には特に問題がある と いうわけではない。ただ、低照度での オートフォーカスはやはり難しいようで、フォーカスが行ったり来たりを繰り返すが、これは特にGZ-HD40に限らず、民生用のビデオカメラほぼ全般の傾 向 だ。

オートホワイトバランスが一番のくせものではないか。色温度がはっきりしている環境では問題ないが、直射日光と日陰が同時に画面内に入るような場合、色 がフラット気味に調整されるのだ。どっちつかずの色調整とでも言おうか。

と、上記のような問題を感じるとは言っても、GZ-HD40のオート設定ではそれでも充分納得できる映像を撮ることができる。さて、それにしてもやっぱ り、マニュアル操作を覚えるというのは悪く ない。

このビデオカメラには、いわゆるワンタッチで操作できる機能があって、特に専門的な知識がなくとも効果的な撮影ができるようになっている。逆光補正はボ タンひとつで行える。そして画面内のスポット枠でスポット測光ができるのはありがたい。このスポット枠は中央、右、左と移動することができ、露 出を気にする趣味人にはなかなか便利な機能である。


ジョイスティックを押すと、プログラムAEモードが表示される。夜景、スポットライト、スノー、スポーツ、ポートレート、OFF(機能なし)、ナイトア イのモードがある。

マニュアル操作全般 (6.25)
基本的なマニュアル操作は液晶画面の左側のジョイスティックで行う。メニューも解り易くまとまっているといえるだろう。もちろん、大事なイベントがある ときなどは、あらかじめ慣れておいたほうが得策というものだ。パナソニックほど単純ではないものの、ソニーよりはまし、という感触。

マニュアルフォーカスは業界一、といえるほどの素晴らしさではないだろうか。フォーカスアシスト機能は大変に便利な機能だ。その他のマニュアル設定 は、明るさ補正(露出)、シャッタースピード、絞り優先AE、ホワイトバランス、エフェクト、テレマクロ、ゼブラ、シャープネス、が用意されている。

ズーム (6.0)
   ズームレバーは使い良い位置に付いてはいるが、小さいせいかズームのスピードコントロールが今ひとつ難しい。スローなズームを使うにはコツがい る。

ズームを使用すると、液晶画面にズーム位置が表示されるだけでなく、ズーム倍率が数字で表示されるのはとても良い。後で撮り直し、という時などはズーム 倍率の数字表示の方がはるかに便利だ。

ズームレバー

ズーム倍率 (10.0)

GZ-HD40には10倍ズームが搭載されている。これにデジタルズーム機能を加えると、最大200倍ズームとなる。

フォーカス (5.0)
GZ-HD40のマニュアルフォーカスが優秀なのはすでに上記のとおりだが、それは操作性というよりもフォーカスアシスト機能に負うところが大きい。 フォーカスアシストのスイッチを押すと画面がモノクロになり、焦点の合っている被写体の輪郭が表示されるのだ。この表示は青、赤、緑の色を選択できる。こ の輪郭は画面では表示されるものの、実際撮影された映像には映らないのでご安心を。

フォーカスアシスト 緑色で表示

  マニュアルフォーカスは液晶パネルの左側に付いているジョイスティックを押す。ただ、これだけではフォーカスアシスト は作動せず、それには液晶パネル収納面にあるボタンを押す必要がある。表示色を変えたければ、さらに別の場所に行かなければならない。

露出と絞り (7.08)
GZ-HD40の露出設定操作は初心者にもわかりやすい明るさ補正ボタンと、上級者向けの絞り優先AEという二つの方法がある。マニュアル設定メニューか ら明るさ補正を選ぶと、補正値が画面の左上に表示され、ジョイスティックを使って+6から-6の間で調整する。


明るさ補正の例

  絞り優先AEは、使いたい絞り値を設定すると、シャッタースピードがオート調整され、適正露出が設定される。絞りを使った映像表現に集中したい 時には有効な機能だ。

  絞り値はf/1.8、f/2.0、f/2.2、f/2.5、f/2.8、f/3.2、f/3.5、f/4.0となっていて、開放側が細かく設定さ れていてわりと変わった絞り値範囲で、あまり絞れない。GZ-HD5、GZ-HD6ではf/8まで絞り込むことができたのだが。絞り値の範囲の広さが欲し け れば、f/16まで絞れるパナソニックとい うことだ ろうか。

シャッタースピード (6.45)
どういうわけかマニュアル設定メニューでは、絞り設定を絞り優先AEと呼び、シャッタースピードはそのままシャッタースピードとなっている。フィルム一 眼 レフ時代からカメラを使ってきた人なら、マニュアル操作というのは、まず絞りを優先に設定したのなら、次にしかるべきシャッタースピードに設定する、と考 えるが、そのつもり でシャッタースピードを設定すると、先に設定した絞り値は無効になるので要注意。

  実際、シャッタースピードはシャッタースピード優先AEと考えたほうが正しいし、混乱がない。つまり狙ったシャッタースピードに 設定すると、カメラ側が絞りをオートで設定、適正露出にするという意味だ。シャッタースピードは1/2、1/4、1/8、1/15、1/30、1/60、 1/80、1/100、1/250、1/500、1/1000、 1/2000、1/4000 となっている。

ホワイトバランス(5.5)
ホワイトバランスの設定はきわめてシンプル。設定メニューにはそれぞれオート、ワンタッチ、はれ、くもり、ハロゲンが用意されている。マニュアルで色温 度を設定するには、白い紙を画面全体に写しだし、ジョイスティックの「決定ボタン」を画面の「ワンタッチ」アイコンの点滅が止まるまで押すだけ。と聞くの は簡単だが、ビクターを使ったことのない人は、マニュアル操作を練習しておくのが無難。

ホワイトバランスの設定画面

ゲイン (2.0)
民生用のビデオカメラでは、パナソニックが唯一ゲインをマニュアルで操作できるようになっているが、ビクターはまた唯一オートゲインを切ったり入れたり することができるビデオカメラを製作している。だから暗所で撮影するときに画像の粒子がザラついて見えたら、オートゲインを切る、ということもできる。 もっともオートゲインを切ると、光の感度も落ちるので暗すぎて撮影は難しくなるだろう。ただ、そういう選択肢は設けられている。

 ゲインは「感度アップ」メニューで設定することができ、切(OFF)、AGC、オート(A)の3種。切(OFF)は文字通りオートゲインを切った 状態。AGCがオートゲインを入れた状態。オート(A)はオートスローと呼ばれる機能がはたらき、シャッタースピードが1/30まで落ちるようだ。

マニュアル操作その他 (4.0)
  テレマクロ機能は、接写機能のことで、入(ON)にすると、ズームを望遠側にすると、被写体にレンズから約50cmまで近づいて撮影する ことができる。他社のテレマクロ機能よりも性能は良いという印象を受けた。

  ゼブラ機能は画質にこだわりたい時に威力を発揮する。ゼブラ機能を入れると画面内の白とびしている部分をしま模様で表示する。この機能には 70%、100%の設定がある。

  シャープネス機能は-5から+5までの間に設定できるようになっており、その名のとおりの機能だ。マイナス側に調節するといわゆるソフト フォーカス、あるいは「ぼかし」の描写になり、プラス側にするとシャープさが強調されることになっている。ただ、注意して使わないと、「ぼかし」がほとん どピンボケに見えたり、強調しすぎると、ざらざら、ぎすぎすした映像になってしまう。

    x.v.Color は動画用色域空間の国際規格「 xvYCC 」に準拠した製品の名称としてソニーが提唱しているもので、ハイビジョンで記録する際、これまでの色空間規格よりもさらに多くの色彩の表現を可能にする。 ただ、この効果を得るにはx.v.Colorに対応したハイビジョンテレビが必要となる。

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